ビーフカツを求めて全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、京都市中京区の『常盤』です。ここは、美味いとか美味くないとか論じる以前に、京都の庶民文化遺産として訪れたい店です・・・美味いんですよ!
最寄駅は、地下鉄東西線『京都市役所前』です。
御池通から寺町通を南に入ります。京都風に言えば『下る』でしょうか?
織田信長が明智光秀に襲われ、自害した本能寺があります。もう少し進みます。
左手に現れるのがこの光景。1878(明治11)年に善哉屋として創業し、その後そば屋、定食屋と変遷し、現在に至っています。ほぼ140年の歴史が。
店内は、大正から昭和初期の大衆食堂のようです・・・勿論、テレビや映画で見た印象からですが。
メニューは、定食、丼物が中心です。ビーフカツは、ライスが付いた『カツライス』、出し巻付きの『ビフカツ定食』、エビフライ、目玉焼きとコラボした『ランチ』、丼物の『ビフカツ丼』の4種類。
その他にもラーメン、うどん、そば等が。メニューに書き切れないのか、壁一面に写真入りで貼られています。THE大衆食堂という感じがたまらないです。
本日は、『カツライス』を注文。税込980円。ご飯半分でお願いしたのに、この量です。
価格が変動していることもあります。
100g程度の薄切り赤身肉がミディアムに揚げられています。衣はサクサクで心地よい食感です。厚切りのヒレ肉に薄目の衣をまとわせ、レアかミディアムレアに揚げられたものも大好きですが、この店のような昔風のものも好みです。
ソースは、トマトベースで酸味と甘みがいい具合です。少し緩めですが、ビーフカツ全体ではなく半分に掛けられているので、最後まで衣のサクサク感が損なわれません。
付け合わせのパスタは、フジッリ。カレー味のマヨネーズで和えてあり、グリーンピースが入っています。大衆食堂でイタリアとインドのコラボレーション。不思議な感じでしたが中々の味でした。
美味しく頂き終えて、ふとテーブルの片隅に目をやると不思議なものが。箸のディスペンサーです。
食事は済んでいたのですが、何となく試してみたくなり、押してみました。押し方が悪かったのか、二膳出てきてしまいました。ごめんなさい。
これは、以前頂いたビフカツ丼です。炒り卵(甘くありません)=主役、ビフカツ=バイプレイヤーのような見栄えです。ビジュアル的に海苔が面白い!
ごちそうさまでした
京都府京都市中京区町寺通三条上る天性寺前町523
075-231-4517
月・火・木 11:00-16:00
金・土・日・祝 11:00-20:00
水曜日休み
次回は、7月25日(火)に番外編。ビーフカツから離れ、韓国チネ(鎮海)の『ソナック(仙鶴)』をテーマにします。