番外編~プサン・『ミルミョン』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、韓国プサンのミルミョンです。

 

冷麺は日本でもポピュラーですが、

ミルミョンの知名度は0に等しいと思います

実は、韓国でもプサン以外ではほとんど知られていません

 

 

日本で食べられる店は、

新大久保の『八道製麺名家』だけだと思います

以前は、神戸に『神戸ミルミョン』という店がありましたが、

閉店になっています

 

そもそもミルミョンとは何か?

牛骨スープに

細めの中華麺のような麺が入った冷麺

 

1950年に勃発した朝鮮戦争で

南に追いやられた韓半島北部の人が

考えたものとのことです

 

冷麺を食べたいが

原料となるそば粉やじゃが芋が手に入らない

そこで、米軍から払い下げられた小麦粉を使って

麺を打ったのが始まりとされています

 

画像は、プサン教育大学の近くにある

国際(クックチェ)ミルミョン』のものです

 

具は、どの店でも

茹でた牛肉、大根の酢漬け、ゆで卵半分

薬味は、タデギ(甘辛い薬味)

とてもシンプルです

 

実は、キュウリが入るのですが、

宗教上の理由(?)から食べられないので

抜いてもらっています

 

国際ミルミョンの外観です

 

 

はさみが付いてきます

麺を大胆に十字にカットし、

辛子と酢を入れて食べます

あっさりしていますが、癖になる味です

 

 

やかんに入った温かい牛骨スープも出てきます

コップに入れて飲んだり

少しだけ残した麺に注ぎ、味を変えたりします

 

 

牛骨スープは、飲み放題

タンクからセルフサービスです

 

銀色のタンクは牛骨スープ

白いタンクはトウモロコシのひげ茶

 

 

スープやタデギの味は、店により微妙に異なります

何軒か私のお気に入りの店をご紹介します

 

まずは『春夏秋冬(チュナチュドン)

プサン一の繁華街『西面(ソミョン)』にあります

 

 

ここのスープは、少し味が濃いです

 

 

これが正しいミルミョンのあり方

キュウリが入っています

 

 

次は、『開琴(ケグム)ミルミョン

西面から地下鉄で4つ目の開琴にあります

以前はこのように風情あるたたずまいでした

 

 

現在では、こんなモダンに

 

 

ここのスープは国際ミルミョンと春夏秋冬の中間位の濃さです

 

 

プサン大学の近くにある『プデミルミョン』です

 

 

学生街にある店だけにしっかりした味付けです

 

 

西面にある『カヤミルミョン』です

 

 

ここのスープは、本当にあっさりしています

氷がたくさん入っていて、

キンキンに冷えています

 

 

最後は、釜田(プジョン)市場にある店です

ハングルでミルミョン専門店と書いてありますが、

店名がありません

 

 

あれほど『オイ ペゴ ジュセヨ(キュウリ抜いてください)』

って言ったのにキュウリが!!!

勿論、排除しました

 

 

プサンに行かれたら是非ミルミョンを食べてみてください。

どの店も並5000ウォン(約500円)

大5500ウォン(約550円)くらい

 

汁のないビビンミルミョンもあります

これは、辛いです

値段は、同じです

 

ほとんどの店が専門店で

ミルミョン以外のメニューはありません

ちなみにビールやマッコリもありません

ビールに合うんだけどな!!!

 

次回は3月12日(日)、ビーフカツに戻ります。東京の『さふらん』です。

 

『ビーフカツ~総集編Ⅰ』