今回は、石川県金沢市の『グリルオーツカ』をご紹介します。
１９５７年創業の金沢屈指の老舗洋食店です。市の繁華街『香林坊』の裏通りに位置する家族的な雰囲気の店です。店内は、坪庭に面した和モダンの部分とホワイトクロスがテーブルに掛かった如何にも洋食屋という部分に分かれています。ビーフカツは、１２０ｇ程度のもも肉がミディアムレアに揚げられ、ノーカットで提供されます。肉は、柔らかくジューシーで美味。デミグラスソースは、隠し味に醤油が加えられているのか（？）和風テイストで絶品です。添え物の人参グラッセ、もやしがとても美味いのですが、ポテトフライは今一つでした。
ビーフカツは、税込２０００円でサラダが付きます。ご飯は、別で税込２００円です。
ちなみにこちらは、金沢名物の『ハントンライス』発祥の店とも言われています。ケチャップライスにオムレツとメカジキなどの魚介類のフライを載せ、タルタルソースとケチャップを掛けたものです。『ハン』はハンガリー、『トン』はフランス語で鮪を意味するようです。考案者が東京のハンガリー料理店で働いていたことが由来で、ハンガリー料理とは関係ないとのことです。私は食べていないので味のほどはわかりません。
価格が変動していることもあります。
ファサードは、変哲のないものです。
坪庭に面した和モダンな客席部分です。
こちらは、洋食屋。
ビーフカツは、ノーカットで提供されます。
次回は、１２月４日（日）に東京の『げんぱち』をご紹介します。