29年前の今日2月8日、私は小児糖尿病という診断名で1型糖尿病を発症しているということが分かりました
あっという間に明日から30年目を迎えることになりました
発症当時の話をまとめた連載記事はこちらから👇
注射を続けること5万回以上
よく幼いときの発症を知る方とこんなやり取りをすることがあります。
「今もインスリン注射をされているんですか?」
「1型糖尿病でインスリンが分泌できないので新たな治療法が見つからない限り注射をやめることはできません」
私がこれまでの29年間を平均して1日5回(3食前と寝る前1回ずつと補正1回)のインスリン注射を打ち続けてきたと計算すると、
少なくともインスリン注射を 5万3千回 打ち続けてきたようです。
もっと打ってるはず
多くのサポートに感謝
29年を共にした注射や血糖測定器、インスリンポーチに本やグッズの一部
それだけ注射していれば、いろんな受け取り方があったわけで決していつも笑顔でいられるわけではありませんでした。
それでも、今から100年前の1923年にインスリンが製剤化されていなかったら、私は今この時代を生きれていません。
当時珍しかったこの病をきちんと診断してもらえていなかったら。。。
学校生活で悩んだときに先生や友達に助けてもらえていなかったら。。。
病気をカミングアウトできずに生活していたら。。。
スランプに陥ったときにエアロビックの仲間がいなかったら。。。
今の主治医にあのとき出会えていなかったら。。。
いろんな奇跡的な出会いとサポートで今を生きれているのだと思います。
私が1型糖尿病を発症した2月8日は、私をサポートしてくれた多くの人、出会い、モノ、医療、科学技術etc...にこの言葉を伝える日だと思っています。
ありがとう
どんなときも Happy Diaversary と言っていたい
合併症への不安がないといったら嘘になりますし、1型糖尿病を発症したことで辛かったり苦しかったりしたことも数え切れないです。
それでも、老いていくことは必ずしも嬉しいことばかりではないのに誕生日を Happy Birthday と祝うように、毎年の2月8日をこう言って迎えていたいと思います。
Happy Diaversary
※Diaversary:Diabetes(糖尿病)とAnniversary(記念日)を組み合わせた造語🦄
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