アドリヤン先生とのデュオ・リサイタル | 岩下智子「笛吹女の徒然日記」Tomoko Iwashita

岩下智子「笛吹女の徒然日記」Tomoko Iwashita

フルート奏者 岩下智子が綴る気ままな日記です。

こんにちは!

フルーティストの岩下智子です。

 

   実は、4月のコロナ自宅待機中にYouTubeデビューをしました。まずは、自宅待機している世界のフルーティスト友人たちとリレー演奏をアップさせていただきました。続いて何をご提供できるか考えておりましたが、自宅での伴奏なし、音響悪し、マイクはiPhone内蔵マイクでの録音を皆様にお見せするのも(今のところ)あまり気乗りしなかったので、これまでのコンサートの録画を少しずつアップしていこうと思います。よろしければ、ご高覧くださいませ。(準備中)


 ●YouTube 岩下智子チャンネル

youtu.be/AFIVnvglZi8


まずは、恩師アドリヤン先生とのデュオで、ドップラー作曲『リゴレットファンタジー』です。ピアノは、パリ音楽院室内楽教授のクリスティアン・イヴァルディ氏。

 


 アドリヤンは、ハンガリー生まれ、デンマーク育ち、ドイツ、バイエルン放送交響楽団を経てミュンヘン音楽大学の教授でもあり、音楽への造詣の深い演奏家でもあります。多くの楽譜の研究や出版にも携わっていらっしゃいます。しばしば日本にも来日され、講習会やコンサートを開かれています。夏に静岡の浜松で開催される「管楽器国際アカデミー」の講師として来日されることも多く、私も何度かフルートクラスのアシスタントとしてお手伝いをしました。

このアカデミーの特徴は、管楽器だけのアカデミーであるということと、世界一流のアーティストからマンツーマンで集中してレッスンを受けられるばかりでなく、会期中には、世界のアーティストのコンサートも毎日聴けることです。主なアーティストは、フルートは巨匠グラーフ、フランス国立管弦楽団のピエルロ、ミュンヘン音楽大学のリーバークネヒト、クラリネットはベルリンフィルのフックス、サクソフォンはフルモー、オーボエはイタリア・ボローニャ歌劇場のグラツィア、ファゴットはミラノスカラ座のズッキアッティ、トランペットはイーストマン音楽院のトンプソン、ホルンは英国ロイヤルオペラハウスのビッシル、チューバはパリ管弦楽団のラベリなど、世界一流の錚々たるメンバーです。アカデミーではこれまでに大勢の受講生が学び、世界に飛び立っていきました。

 今年の浜松国際管楽器アカデミーは開かれるのは難しいかもしれませんが、このような夏の講習会や音楽祭が日本でも各地で開催されていますので、皆様も参加してみてくださいね。