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ベルギー🇧🇪の19世紀作曲家 ペーテル・ブノワ の「フルートとオーケストラのための交響詩」を来る3月20日(金・祝)に 日本初演します。3楽章形式の壮大で華やかなフルート協奏曲です。
今回、私が演奏する「フルートとオーケストラのための交響詩」について、フルート奏者として、少しお話しさせていただきたいと思います。
ペーテル•ブノワは、1834年生、1901年没のベルギーの作曲家で、今年は没後125年になります。
この演奏会はPBIヴォーカルアンサンブル主催の演奏会で、合唱曲の「レクイエム」と「アベマリア」が演奏され、その合間にフルート曲が演奏されます。その中で、「レクイエム」と「フルートとオーケストラのための交響詩」が、この度日本初演です。この貴重な機会に演奏させていただくことは、大変光栄です。
私がソロ演奏する「フルートとオーケストラのための交響詩」は、壮大な3楽章形式を取り、当時のロマン主義文学によく登場する"Feux Follets(鬼火)" がタイトルに付いています。つまり、「人を惑わし、追いかけても決して辿り着けない、儚い光」を表している『表題音楽』です。
第1楽章 鬼火
第2楽章 メランコリー
第3楽章 鬼火の踊り
ブノワがこの曲のタイトルを「フルート協奏曲」とせずに、「フルートとオーケストラのための交響詩」としたのは、同時代の偉大なる作曲家であるリストが、『交響詩』を創始し、この新しいジャンルが注目を浴びていたからだと私は考えます。リストは自身のピアノ曲「超絶技巧練習曲第5番」に「鬼火」という題名を付けています。もしも、ブノワが「フルート協奏曲」と書いていたら、この曲は、もっとフルーティストに注目され、今ごろ、世界中のフルーティストが演奏していたのではないかと想像つきます。「交響詩」にこだわってしまったことにより、実演される機会が少なくなってしまったのではないかと思うのです。
ブノワの「フルートとオーケストラのための交響詩」の「鬼火」は、目まぐるしく変化する音型によって、まさに捕まえようとしても逃げていくような光の動きが表現されています。フルートのソロを演奏していて、超絶技巧パッセージに唸ってしまいます。まさに、音楽を絵画、または映像のように表現しており、「鬼火」たる音型として、回転する分散和音、連続するオクターブ、細かい装飾音などが連続して出てきます。相反して、第2楽章では、物憂げな美しいメロディが書かれています。
私は、この知られざるロマン派の作曲家のフルートの名曲が、聴衆の皆様の心に残るように、精一杯、ソロを演奏したいと思います。ぜひ、3月20日に立川に聴きにいらしてくださいませ。お待ちしています。
<PBIヴォーカルアンサンブル第2回演奏会>
2026年3月20日(金•祝)14:00開演, たましんRISURUホール大ホール(立川)
P.ブノワ作曲/
アヴェ・マリア 作品1
フルートと管弦楽のための交響詩 作品43a (日本初演) Fl独奏 岩下智子
レクイエム(日本初演)
指揮 小澤達也
お問い合わせ先: ペーテル・ブノワ研究会 pbi340817@gmail.com
チケットぴあ: https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2542128