遠足第6弾・スキー正宗-武蔵野酒造 | 酒サムライ・かずえの日本酒一合一会

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酒サムライ、にいがた観光特使、きき酒師・日本酒学講師。新潟の女性日本酒コミュニティー「にいがた美醸(ビジョウ)」を主宰しています。

にいがた美醸遠足(蔵見学)の活動は、基本3月までとなります。そろそろ大詰め?に差し掛かってきましたよ。そんな昨日は、上越高田にある武蔵野酒造さんにお邪魔しました。武蔵野酒造さんといえば「スキー正宗」「天地人」などの銘柄を醸している蔵ですが、今回はレンタカーを借りてNPO法人新潟地酒普及委員会(私も会員ですが)の理事である岸本さんにボランティアで運転手をしていただき、レンタカーを借りて、総勢7人での遠足でした。



新潟在住・素人きき酒師カズエの酒日記


雪が心配されましたが、さほどでもなく、順調に高田についた私達。


見学開始です。代表取締役社長である小林氏にご案内頂きました。


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小林家は明治時代に今の酒造を買い、お酒造りをするようになりました。「スキー正宗」というインパクトのあるユニークな名前は、当時高田市は「スキー発祥」を前面に押し出した様々な動きがあったそうで、商品名に「スキー」が入った様々な製品が売り出されていたそうです。そういった動きの中で付いた名前なのだそうです。レトロラベルの復刻版が可愛いですね。「スキー」の文字がナナメに入っているあたりが、滑り降りている人物の絵にスピード感?を与えているような雰囲気です。




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まずは昔の窯場を外からご案内いただきました。「雁木」が組まれた建物は、雪が大地方特有なものですね。ちなみにこの時で160cmくらい積もっていました。



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高い煙突が。昔は煙突といえば風呂やと酒屋の目印だったそうです。写真では見えませんが、煙突には「スキー正宗」の文字が書かれていました。

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次に土蔵造りの蔵へ。とっても寒い日だったのですが、蔵の中は、外よりも幾分寒さが柔らかく、やはりコンクリではなく土蔵だからなのだろうなということが感じられました。



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そして酒母室へ。10日目の酒母タンクを除いてみると、モクモクと入道雲みたいな泡が一面に!とっても香りがよく、これは純米吟醸用なんだそうです。



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次に4日目のタンク。10日目よりも全然泡はありませんが、表面はプチプチと盛んに泡がはじけていました。静かにしてタンクに耳を近づけるとプチッ、プチッと音が。なんとも可愛らしい♪



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「酒は人がつくるのではなくて、微生物がつくるもの。人は、微生物が快適に活動できる環境を整えてやるのが役割なんですよ。」


もろみタンク。21日目のもろみは、越淡麗を使った大吟醸のもので、もう数日で搾るのだそうです。メロンのような香りと、少しカスタードクリームのような甘い香りも混じっているように感じられました。



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武蔵野酒造さんでは越端淡麗は純米系の吟醸クラスに使われているのだとか。


「楽酔亭」という建物にご案内していただき、残念ながら雪に埋もれていましたが、綺麗な庭を見ながら宴会などをしていただけるような施設になっていました。庭の植物は、四季によって楽しめますね。



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建物の入り口には可愛らしい小ぶりな杉玉が掛けられていました。


最後に試飲をさせていただきました。優しくて穏やかな飲み口のお酒はほっとします。搾りたて生原酒が美味しかったです。酒の陣に出るそうなので、真っ先に行かなくてはー!!



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ワンカップ3本セットがめちゃくちゃ可愛かったので、お土産に買って帰りました。


楽しかったです。武蔵野酒造さん、お世話になりましたー。



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そして、運転手をしてくださった岸本さん、有難うございました。


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そして私達は、そのまま高速へ。米山S.Aでランチをし、次なるイベントへ~♪今日は盛りだくさん。