決起・女性の日本酒コミュニティーを立ち上げるぞ! | 酒サムライ・かずえの日本酒一合一会

酒サムライ・かずえの日本酒一合一会

酒サムライ、にいがた観光特使、きき酒師・日本酒学講師。新潟の女性日本酒コミュニティー「にいがた美醸(ビジョウ)」を主宰しています。

WBC二冠で日本中が湧いていますね。侍達は素晴らしいチーム力で偉業を達成しましたね。日本人が持つ「和」を見せられた気がします。試合は、勝っても負けても面白かったと思います。


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日本人でよかった。昨日のWBCで勝利したとき、そう思った人も多かったかもしれませんね。私も、そう思う瞬間はありますが、その中の一つは日本酒を飲んでいるときでしょうか。


さて、私の本業は研究職でございまして、普段は教育機関に従事しています。ですからお酒関係の仕事を生業としているわけではありません。しかし、お酒が大好きで(お酒自体もそうですが、お酒を取り巻く文化全般にも興味がありました)、大好きなものに関してはとことん知りたいという性分であり、また、知ることにより楽しみの幅が広がるかもしれないとの期待から、きき酒師の資格を取得しました。
資格を取得してから、それまでよりももっとお酒を飲むようになり、楽しみの幅も広がったと思います。とはいっても単なる「資格持ち」のお酒好きでしかなく、自分が楽しむこと以外は、何も活かせていないではないかという思いもありました。


日本酒は日本人が作った優れた文化であると同時に、優れたコミュニケーションツールでもあります。私は日本酒を介して様々な方々と出会い、楽しく繋がることができました。これからもそうであると思います。そして大袈裟ではありますが、日本文化の素晴らしさ、日本人でよかったと思うことが出来たのも、日本酒のお陰です。押し付けるわけではないのですが、そんな思いを他の方と分かち合えたら素敵だなと思うのです。


ですから、これからを担う世代の日本酒離れや誤ったイメージなどに触れるたびに悲しくなり、自分にも何かできないか、という思いで一杯になりました。そこで私は思いました。日本酒に対する誤ったイメージを覆すためには、地道な啓蒙活動が必要ではないかと。そして、日本酒を飲んでみようかな、と思ってもらえるためには楽しそうに、美味しそうに日本酒を飲んでいる人が、その姿を様々な場面で「見せ付ける」ことではないかと。しかし、日頃の私は一人で飲みに出かけることが多く、それでは楽しさが伝わらないと思ったのです。


私の住む新潟は酒造りが盛んな地です。酒どころなのです。同時に女性が素敵な地でもあります。美味しいお酒と素敵な女性達。これは新潟が他に誇れる強みではないでしょうか(他にも新潟には誇れるものが沢山ありますけどね)。そんなことから私は新潟県内在住の日本酒が好き、または興味があるという女性の集まりを主宰したいと考え、鼻息を荒くしています。色々妄想は膨らむところですが、いきなり大風呂敷と広げるつもりもなく、先ずは自分の周囲から声をかけて、その輪を徐々に広げていくところからと考えています。様々な方々のお力をお借りしながら、実現させていくつもりです。


どうぞ、応援してください。


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ハナシは逸れますが、研究をしていて肌で感じるのは、世の中の価値基準が大きく変わってきているということ。豊かであるとはどういうことが何か、それを考え直す時期なのではないかと思います。そんな中、日本人が受け継いできた文化は、今後必ず見直されていくと思うのです。