始まり⑥
前々から予定していた、映画鑑賞。
2人で行ったわけだけど、かなり緊張した。
待ち合わせの場所に着いても落ち着かない。
あんなことがあって、気まずいんじゃないか。。
不安が脳裏をよぎる。
でも彼女は親友だった。
いつもどおりの彼女。
僕は安心した。
もぅ、友達にすら戻れないとさえ思っていたから。
映画を見て、少し買い物をして、ご飯を食べて。。。
彼女はずっと親友だった。
だけど僕は、どんどん彼女に惹かれていった。
いつもなら気づかないコトも見えてきた。
ホントに好きになっているみたいだった。
帰り際にまた2人で遊ぶコトになった。
どーしよう・・・
ほんとにどうしていいか、わからなくなった。。
つづく。
始まり⑤
あれは夢だったのか。。
でも確かに唇の感触は覚えてる。
何で自分はあんなことを言ったんだろう。
自己嫌悪におちいりながら、彼女のこと、あの日の夜のことを考えた。
彼女がどうしてキスしてくれたのか、真意は全くわからないけど、僕の中では変化があった。
一生親友。
こう2人で言い合ってきたのに、親友じゃいられそうになかった。
僕は彼女を好きになってしまった。
と思う。
一時だけの感情かもしれないし、自分がきつい時に優しくしてくれたから。
ましてや、抱き合い、キスまでしてしまったんだ。
恋人気分になってしまったのかもしれない。
後悔と疑問がのしかかってきた。
つづく。
始まり④
また目が覚めた。
同じように彼女が目の前に居て、顔がすごく近くにあった。
僕は夢を見ていた。
と思う。
あまりにもリアルだったから。
夢の中で目が覚めて、眠りについたときと同じ状況。
顔は目の前にあり、唇は微かに触れていた。
キスってどんなものだろう。
してほしいな。
これを言葉にしてしまった。
「ちゃんとキスして」
そこで夢(記憶かもしれないが)が終わる。
夢か現か。
気がつくと彼女が起きていた。
続きはどうなったのか気になっていたのは確かだが。
僕は寝ぼけていたのか、彼女に尋ねた。
「ちゃんとキスして。って言ったっけ?」と。
今思えば、バカらしい質問。
彼女は笑ってた。
やっぱり夢なのか。。
と目を閉じ考えていると。。。
彼女の唇が触れた。
微かにではなく、はっきりと。
何が起きたのか、はっきりわかるのに時間がかかった。
そして、やっぱりバカなことに、
「ありがとう」と言ってしまった。
あの時はホントに何が何だかわかっていなかった。
それから互いに抱き合い、何度もキスしあった。
起きたとき、夜の出来事がホントにあったことなのか、わからずにいた。
つづく。
少しだけ愚痴を
「冗談で怒ってるのか、本気なのかわからない。」
こんな事を言う彼女。
これは彼女には言ってないが、僕は、
冗談では怒らない。
そんなの、ただ闇雲に彼女を傷つけるだけだってことはわかってるし。
だから怒ったときは全部本気。
本気といっても、怒りが続くわけじゃなく、突発的なもの。
それが悪いことだと思ってるが、中々直らない。
でも治したいと思う。
後で「怒ってない」って言うのは、彼女はよくヘコむ子だから、安心させてあげたいだけだった。
それは逆効果だったのか?
「怒られるのが怖い」と言う彼女。
僕だって、意味もなく怒ることはない。
僕は怒ってはいけないのか?
もうどうしていいかわからない。
5月18日
14日の答えが返ってきた。
内容は以下の通り。。。
関西の人は本気でキレとるんか冗談なんかわからん。真顔で言われたら怒らせたっち思ってしまう。やっぱり今までのも全部冗談で、関西じゃこれが普通なんやって思った。私はキレられたってよく感じるけど、あなたはキレてないって言うでしょ?冗談なんかもしれんけど、私は本気と受け取って、またかって思ってしまう。これ結構つらいの。だからやっぱり付き合うのは無理やと思う。また同じこと繰り返しそうやし…ごめんな。とのこと。これを言われて、理不尽だとしか思えなかった。自分が関西人であること。彼女が関西人でないこと。国が違えば、言葉が違うし習慣もちがうだろうし、壁はできるかもしれない。だけどここは小さな島国日本。こんなことで別れると言われるならば、今後一切怒らなければいい。自分次第でなんとかなるはずだ。だからこそ最後のチャンスをもらうため、彼女に誓った。そんなことなら、改善する。お前のためなら変われるから。次にお前を悲しませることがあれば、もうきっぱり諦めるから。彼女の返答は。。。「わからない」とだけ。そして、話が飛び、うやむやになったまま、今にいたる。なぜか改行とかが不自然に・・・時間がある時に直します。スイマセン<(_ _)>