別れてから始まる恋愛だってあるんだよ -2ページ目

5月14日②

やはり、話の流れは覚えてないが、彼女はこう言った。

「女は強引なのに弱いもの」

これは、「強引にきて」と解釈してよいのか。。

全くわからぬまま、とりとめもない話を続けた。


すると、突然。

「やっぱりあんたって鈍いなぁ」

何が?と聞いても、答えようとしない。

ただ、

「ヒントはさっき言った」とだけ。


やっぱり強引にいくべきか。。。

どうせ、いつか言おうと思ってた事。

別れてからの思いを全てぶつけた。


結果は・・・・・・・・・・・


「少し考える」と。


もう一度告白してほしいのか、と思ってた自分がバカらしく思えた。

勘違い甚だしい。

救えないやつだよ。

こんな自分のことを考えると、病みだすから、思考を止めて眠りにつくのである。

5月14日①

つきあってるのか、いないのか、微妙な状況である事を終わらせたい。

そんな思いをこめた言葉を彼女が放つ。

しかも、絶望的な方の言葉を。

何でそんな話題になったのか覚えていないが、彼女はこういった。


「あなたの事は今も大好き。

だから嫌いになるのが嫌だから友達に戻ったの。

つきあっていれば互いの嫌なとこが見えてくるから。

あなたには幸せになってほしい。

だから私なんかよりいい人見つけて。」


そんな人いない。

いるわけがない。

元々女は苦手で、話したことない子と話すのは非常に気合がいる。

そんな性格だからか、友達である子を好きになることしかない。

女友達はもちろん少ない。

合コンなんか絶対嫌だし。。

どーやって彼女よりいい子を見つけたらいいのやら。


しつこい男だなぁ。。

とは思いつつも、彼女が「好き」と言ってくれてる限りは、粘りたい。

これが正直な気持ちである。


こんな事があった矢先、ほんの数分後に話はガラリと変わる。

ほんと、彼女は気分屋なのだ。。


つづく。

始まり③

横になっても全然眠れなくてしばらく話し続けた。

何を話したか全く覚えてないのだけれど、彼女が手をずっと握ってくれてたことは覚えてる。

そして何度か抱きしめてくれた。

正直ドキッとした。

女の子にそんな事されたことはなかったから。

ホントにきつかったはずなのに、その時だけは心が安らいだ。

僕はいつのまにか寝てしまってた。


目が覚めると、僕らは抱き合っていた。

彼女の顔がすぐ目の前にあった。

というよりも唇が微かに触れていた。

まだキスなんてしたことなかったから、馬鹿なことを考えていた。

これってファーストキスなのか?

こんな中途半端なの違うよな?

ファーストキスならもっとちゃんとしたのがいいな~。。。

・・・・・・・・・・・・・

僕は再び眠りについた。


つづく。

始まり②

彼女の家に着いて、僕らは普段通りくだらない事を話していたんだと思う。

しばらくは・・・

記憶が正しければだけど、「別れた」と伝えたとき、かなりサラッと言った気がする。

でも彼女が、「何で?」とか色んな質問をする度に、心が弱っていった。

気がつくと彼女はガンバレと言わんばかりに、手を握っていてくれた。


最近(当時)の状況を説明していくうちに、感極まり、泣いてしまった。

男なのに。。

ホントに別れた事がショックだった。

ホントに堕ちていくと思った。


限界だと悟ったのか、彼女は「とりあえず今日は寝よう」と少し強引に話を切った。

そして2人でベッドに横になった。

いつもは床で寝ていたのに。

ベッドの上で座って話していたからか?

それとも横に居て欲しかったのか?

記憶は確かじゃないけど、ずるいけど、後者のほうだったと思う。


つづく。

5月11日

今日は買い物につき合ってもらった。

その後居酒屋に。

色んな話をしました。

少し愚痴ってしまい、悪いことしたなと・・・


2時間ぐらい経った後

「帰ろっか」の僕の言葉に

「帰りたくない」と、彼女。

よって少し辺りをぶらぶら。

少しが長くなり過ぎてしまい、時間が遅くなってしまった。

少し酔っていたみたいだし、心配だったから、送ることに。

もちろん送る=泊まりなのである。(電車の終電のため


お互い疲れていたし、即寝ようって話をしていたのだけど、結局は・・

僕は抱き合いながら「大好き」と。

彼女は「久しぶりに言ってもらった気がする」と喜ぶ。

その後に彼女が言った言葉・・


「つきあいたい」


彼女の願望なのか、僕に問いかけたのか・・・

わからぬまま僕は「できるなら、つきあいたい」と、答えた。


その会話はそこで終わり。

付き合ってるのか、付き合ってないのかわからない関係はまだまだ続きそう。