いつもご覧いただきありがとうございます。
では今日もいつも通りニッチな恋愛心理にまつわるコラムをお届けします。
今回は「お人好しキャラと恋愛」についてのお話です。
人の性格をパターン化して評価することは難しいものですが、わかりやすさのためにあえてパターンにわけてみました。
では、よろしければどうぞ。
ご興味がある方はこちらもどうぞ。
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◯お人好しキャラとはどんな人?
「お人好し」とは、簡単にいうと「おとなしくて善良なこと」という意味になります。
あえて心理的に見つめるならば、「気質」や「性格」面でおとなしくて、他人に対し寛容であり親切である傾向が見て取れます。
人を疑うことがあまりなく、人に尽くすこともいとわない側面があるわけです。
逆に言えば、自分のことをあまり語らないし、自分の要求を出さない傾向がある、といえます。
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恋愛面では、とかく物事を引き受け、相手のために献身的になることをいとわない側面があります。
ある意味では「理想のパートナー」であり、お互いを尊重できる関係になるとめちゃめちゃ幸せなのです。
が、ときには「いい人すぎる」なんて言われ方をすることもあり、あまりにいい人過ぎてパートナーが引いちゃった、なんてケースも散見されます。
愛すること、献身的になることに罪なんてないですけど、あまりにいい人すぎると、それが相手のハードルになってしまうこともあるようです。
また、お人好しさんは相手の言動を疑わず真正面から受け止める傾向もありますね。
例えば彼や彼女が伝えてきた言葉は、その真意は別にして「信じよう」とします。
だから、相手が不誠実な態度を取っていた場合、騙されるといいますか、いいように扱われてしまう場合も無きにしもあらず、といいますかね。
そんな切ない経験を積み重ねても、お人好しさんはお人好しを続けていくんです。
それは「学習していない」ということではなく、そもそも気質のようなものなので、意識的に変えようと思ってもなかなか変わらない部分だから、と考えることもできます。
◯お人好しキャラさんは20代までの恋愛で苦労しがち?
ここからの話は僕のカウンセリング経験からの見解なのですけどね。
お人好しキャラさんって、いわば「10〜20代」に恋愛で苦労したり、なかなか恋愛関係になれずにいた、なんて実感をお持ちの方が少なくない印象があります。
すでに書きましたけど、お人好しキャラさんは「とかく物事を引き受け、相手のために献身的になることをいとわない」なんて恋愛スタイルなんです。
この恋愛スタイルだけ切り取って考えている見ると、これってある程度年齢を重ね、さまざまな経験を積んだオトナの恋愛スタイルと似通っているんですよね。
逆に言えば、いいか悪いかの話ではなく、10〜20代前半までの恋愛って、まだ自分中心の恋愛観を持っている人が多くて普通、といいますか。(もちろん10代、20代前半でも成熟した恋愛観をお持ちの方もいますよ。)
なので、お人好しキャラさんって「いい人、なんだけど、彼や彼女としてはちょっと・・・」と思わせる何かを醸し出している可能性があるとかないとか。
例えば、お人好しさんのいい人の部分や献身的な態度を相手が見たときに
「もし私にも同じことを求められたとしたら・・・私には無理だ」
「この人はめちゃくちゃいい人。そんな人に、私のニーズや気持ちをぶつけたりなんてできそうにない」
と感じてしまうなんてことも実際にあるようです。
だから実際に、10〜20代あたりはなかなかよい恋愛経験ができなかった、なんてお話を伺うことも稀じゃないんです。
が、見方を変えてみれば、それって恋愛スタイルとして大人っぽいってこと、と言えるかもしれませんよね。
そう考えるなら、お人好しキャラさんは恋愛でも「大器晩成型」とも言えるかもしれないですし、「20代後半以降」に幸せのピークがやってくると考えるなら、それはそれでメリットがありそうかな?と。
◯お人好しキャラさんの弱点
お人好しキャラさんの弱点をあえて書くとしたら
「自分のニーズを主張することに罪悪感を覚えやすい」という部分にあります。
どこかで「自分のメリットのために行動することは利己的でいけないこと」と考えてしまう傾向がある様子。
逆に言えば、自分のメリットのために行動する人が苦手だし、恋愛相手としてもあまり相性が良くないんです。
ただ、それだけなら問題とまで言えるわけじゃないんです。
もし問題という話になるとしたら「あまりに自分ニーズを主張してこなかったことで、自分自身でもニーズや自分のことがよくわからなくなる」という部分かもしれません。
カウンセリングの現場でも、求めることが妥当な自尊心を諦め続けてしまう人や、パートナーに求めることが妥当だと思える自分への理解すら求めない人もいるんですよね。
こうなると、生きていくことがつらくなったり、人間関係や恋愛での喜びが失われてしまうようにもなるんです。
だから、普段は平然とした態度で人に良くしているんだけど、実際は心のなかでとんでもない孤独を抱えている、なんて方もいるとかいないとか・・・。
なので、お人好しキャラさんには、その方の良い部分は残しながら、「自分から求める」「気持ちを表現する」といったサポートをさせてもらうことも少なくないんですよ。
もちろんこれは、諦めることが当たり前になっている人の場合、ですけどね。
そうじゃないと、お人好しキャラさんのパートナーは何もできないことになってしまい、いわば無力感でつながる関係性になる怖れがあるからですね。
◯お人好しキャラさんと付き合うなら
最後に、あなたのパートナーがお人好しキャラさんだったら、という話をまとめます。
もし、あなたのパートナーがお人好しキャラだった場合、驚くほど、あなたになにか作為を求めてくることはないし、自分の気持ちを聞いてほしいとお願いされることもないでしょう。
そして、普段通りのいい人、優しい人でいるはずです。
もし、お人好しキャラさんが別れを切り出すなら
「もうとっくに気持ちの面で限界。だけど、自分のことを優先しちゃいけないから耐え忍んで相手に合わせていて、それもまた限界となってしまった」
なんて場合も少なくないようです。
なので、お人好しキャラさんと幸せになるなら、相手の気持ちや欲求に関して、少し気にかけてあげるほうがいいでしょうね。
「私にしてほしいことがあったら言ってね」「いいたいことがあったら何でも言ってね」と言われても、お人好しキャラさんは遠慮して言いたいことをあまりいいません。
それこそ「自分のメリットのために行動することは利己的でいけないこと」と考えているからです。
「自分の欲しい物ぐらい素直に言えよ、大人なんだから」というご意見も飛んできそうですけど、そう伝えたとしてもあまり良い効果はないと僕は思います。
これがいわゆる「依存」の問題であるなら、そういった考え方もアリかなと僕も思うのです。
が、そもそもの気質の影響なのであれば、「求めていい」と言われてもそれが難しいと感じる人もいるだろう、と僕は考えます。
だから、お人好しキャラさんとお付き合いするなら、ちょっと相手の気持ちや求めに丁寧になってあげるといいでしょう。
お人好しキャラさんの気持ちを丁寧に聞いたり、相手の希望を叶えてあげるだけで、めっちゃ喜ばれる可能性がありますよ。
\この記事を書いた人/
心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)
カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」
「恋愛」「結婚」「夫婦」「子育て・家族」「自分自身(性格・生き方)」などを、あらゆる心理面からバランス良く分析し解決に導く「ちょっとだけ予約が取りにくい」人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションが評判で、20代〜40代のリピーターが多い。
そも屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。
年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派かつ現場主義。
口癖は「しゃーないですよね」「どんなことにも事情があるよね」。
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