1月6日は公現節なので、イギリスではクリスマスからこの日まで毎晩ミンスパイを食べるといいことが起きるといったような伝承があったり、
フランスでは新年を占うガレット・デ・ロワが食べられたりしますが、
我が家ではクリスマスのために漬け込んでおいたフルーツの残りをはじめ、お正月用に煮た金柑など保存食をたっぷり使ったバターケーキを焼きました。
今回は畑や庭で豊作だったいちじくや柿をドライ加工してラム酒に漬け込んだものと、庭の金柑の甘露煮、親戚宅の庭からいただいたレモンを準備したのですが、色が寂しかったので昨年ハマって大容量で購入したドレンチェリーも加えることに。
小袋だと少ないし…とこちらを取り寄せたのですが、これだけあるとなかなかなくなりません。
しかもこれを加えたことで、なんと言いますかとても懐かしさを感じられるようなレトロな味わいになりました。
今回使用した型は大容量のこちら。
このサイズはハンドミキサーで作ると腕が疲れるのでスタンドミキサー(アタッチメントはフラットビーター)で混ぜ合わせました。
基本的な作り方はこちらと同じです。
この型は焼きっぱなしのまま、飾りつけしなくても存在感があって恰好いいお気に入りです。
■今回記録している材料のうちフィリングを〈汁気を切った洋酒漬けのフルーツ400g〉、仕上げのシロップに〈フルーツを漬け込んでおいたラム酒50〜70g程度〉を使うとフルーツケーキになります。
【今回の材料の記録】
2.4L(ノルディックウェアの10カップ)のバントパン
☆フィリング
ドライパーシモンのラム酒漬け 80g
ドライいちじくのラム酒漬け 100g
金柑の甘露煮の皮 140g
ドレンチェリー(赤)80g
☆生地
無塩バター 300g
グラニュー糖 280g
卵 М6個
薄力粉 300g
ベーキングパウダー 3g
レモンの表皮のすりおろし 3個分
☆仕上げ(混ぜ合わせる)
金柑の甘露煮のシロップ 20g
水 30g
コアントロ 5g
【準備】
○バターを指がずっと入る程度の温度に戻す
○卵は室温に戻す
○薄力粉とベーキングパウダーをふるう
○型に分量外の柔らかいバターを塗るか、オイルスプレーを吹き付ける
【作り方】
①フィリングを準備する。各フルーツは汁気をきった状態の重さで準備し、大きい場合は食べやすい大きさにカットする
②バターを練り、グラニュー糖を加えて空気を含んで嵩が増えるまで混ぜ合わせる
③卵を一個ずつ加え、その都度手早く混ぜ合わせ、全部入れ終わったら嵩が倍になるまで混ぜ合わせる
④オーブンから取り出したら、仕上げ用のシロップを1/3を表面に刷毛で塗る
⑤10分後に型を返して取り出し、残りのシロップを刷毛で染み込ませて冷ます
★翌日以降が食べ頃。
常温なら2日ほど、冷蔵庫なら5〜7日程度で消費。