バントパンでビクトリアサンドイッチ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

最近ずっと食べたくて仕方なかったビクトリアサンドイッチ。

名前の通りビクトリア女王が愛したケーキで、バタースポンジケーキにラズベリーをはじめとしたジャムを挟んで粉糖をふった、紅茶にぴったりなイギリスの伝統菓子です。

いつもは小さな型で焼くのですが、先日届いたばかりのキッチンエイドを使ってみるべく、大きなバントパン(中央に穴のあいた型)で生地を焼きました。


 

 


せっかく大きな型なので、クリームを挟んでより華やかに。






写真ではわかりにくいのですが、ケーキは直径20cm以上。

ケーキスタンドに置いているからというのもあるかもしれませんが、キッチンエイドと並べても引けを取らないサイズ感です。





今回はラズベリーではなくストロベリージャムをサンド。

外側から見ても、カットしても、クリームが重なってしまいあまり見えていませんが…ジャムの味はしっかり感じられます。


そのまま切るとクリームがつぶれてはみ出てしまうので、上の生地は少し持ち上げるように手で固定してカットすると断面がきれいですね。






ビクトリアケーキの生地は、パウンドケーキと同じくすべて同量です。


今回の型は、パウンドケーキなら350g前後ずつの材料を使ってちょうど良いくらいの容量なのですが、間にジャムやクリームを挟もうと思っていたので250gずつ使ってちょっと低めにしました。






その際にキッチンエイドを使ってみたわけですが、大量のバターにふわっと空気を含ませるのも楽ですし、卵を慌てることなくタイミングを見計らってスムーズに加えることができ、分離も防ぎやすいと思います。

速度も簡単に変えられて、生クリームもふんわりと手早く泡立ちました。

写真はリンク先のサイズですが、バターケーキなら18cmの型1本分最小で、最大3本分までの生地作りができる模様。

バターは330gまでということなので、ノルディックウェアだと10カップのバントパン1台分にちょうど良さそうです。


 

 


材料が多いほど、粉を加えて混ぜる際に、生地自体が重くてゴムベラで底から混ぜ合わせるのにただでさえ一苦労。
かなり力を使うことになるので、そこまで機械で混ぜ合わせてもらえるのはとても助かるなと感じました。

混ぜ合わせている時には他のこともできるのに、つい見入ってしまって何も手につきません。笑

18cmのパウンドケーキを焼く程度なら自分でハンドミキサーを使ったほうが早い気もしますが、一度に多くの材料を使う場合には本当に助かります。





【材料】


ノルディックウェア 10カップのバントパン


☆生地
無塩バター 250g
微細グラニュー糖 250g
卵 M5個
薄力粉 250g
ベーキングパウダー 3g

☆仕上げ
ラズベリーまたはストロベリージャム 150g
生クリーム 150g
グラニュー糖 15g
粉糖 適量


★すぐに食べきれない場合はジャムのみを挟み、クリームは食べる時に添えるのがおすすめです。
 挟むのがジャムのみであれば残っても冷凍保存できます。


【作り方】

①生地はこちらを参考に作り、170度で45分焼く



②生地がしっかり冷めたら底面をスライスして高さを合わせ、



更に半分程度にスライスする




③下半分の生地の断面にいちごジャムを塗る


④生クリームとグラニュー糖を8分立てにし、絞り出す(写真では10切10番の星口金を使用)


⑤上半分をそっと乗せ、粉糖をふるう