パイシートでデニッシュ風食パン

何かと便利で週に２回は焼いているミルク食パン生地。
たまにはアレンジを…とパイシートを折り込んでデニッシュ風に焼きました。

断面の層が表に見えるように編むと見た目にも変化があっておしゃれで、ちょっと手が込んでいるようにも見えます。

ブリオッシュ生地で焼くと更に贅沢な味わいを楽しむことができ、そのまま食べても美味しいのですが、今回は食パン生地の砂糖とバターを増やしただけの気軽な作り方で、トーストしてバターを塗るのにちょうど良い感じ。

塩気のあるバターを塗ったあと、更にメープルシロップやはちみつをかけるのがまた美味しいんです。
ジャムやあんこもぜひ。

【材料】

１斤型　１台分

　強力粉　２５０ｇ
　砂糖　４０ｇ
　塩　４ｇ
　ドライイースト　５ｇ
　無塩バター　３０ｇ
　牛乳　１９０ｇ
　冷凍パイシート　１０cm四方のもの４枚
　ガムシロップ　好みで少量

【準備】
○バターは室温におくか、様子を見ながらレンジにかけて指で押すとすっとへこむ程度の状態にする
○牛乳を３０度程度に温めておく
○パイシートは冷蔵庫に移しておく

【作り方】

①粉類をさっと混ぜてから牛乳を加え、まとまってきたらバターを混ぜ込み、台に出してなめらかになるまで叩いて返すようにこねる(目安１５～２０分程度、ニーダーやホームベーカリーでこねてもOK)

②油を薄く塗ったボウルに入れて、ラップをかけるなどして乾燥に注意しながら、２倍程度の大きさになるまで約３０度で４０分程度(目安)一次発酵

③手で押さえるなどしてガス抜きし、乾燥に気をつけつつベンチタイム１０分、その間に型に油脂を薄く塗っておく

④２０×３０cm程度（並べるパイシートよりもひとまわり大きいサイズ）に伸ばし、２枚重ねにしたパイシート２組を並べる

⑤生地をたたんでパイシートを包み、縦３５～４０cmほどに長く伸ばして(写真左)、三つ折りにして生地の終わり部分はつまんで綴じる(写真右上・右下)。向きを変えて再度同じように縦長く伸ばし、三つ折りにし、再度向きを変えて同じように縦長く伸ばしたら三つ折りにする

⑥向きを変えて、型の長辺よりもやや長めになるように伸ばしたら、ナイフで縦に３等分する

⑦断面の層を表に見せるようなイメージで生地を三つ編みにして、型の長辺の長さに整えて、型に入れる

⑧型の八分目まで膨らむまで、約３０～３５度で４０分ほど(目安)最終発酵

⑨オーブンを２００度に予熱し、表面に軽く霧吹きをし、予熱が終了したらオーブンに入れて２０分焼いたあと、１８０度に温度を下げて更に５～１０分焼く

⑩型を台に打ち付けて取り出し、ケーキクーラーの上で冷まし、粗熱が取れたらケーキカバーなどをかぶせる

★取り出したあと、好みで熱いうちにガムシロップやメープルシロップなどを塗ると、できてからしばらくは艶が出て、しっかりと冷めると艶は消えますが甘い風味が残ります。
　分量・配合、発酵時間は目安なので、型の材質や気温などに合わせて調整を。