お菓子作りでのガムシロップの使い道 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

夏も終わり、アイスコーヒーに入れるために買っておいたガムシロップが余った、という話を耳にしました。
私もその経験があり、それからシロップ類を作るようになったのですが、お菓子作りには何かと便利ではあるんですよね。

ということで今回は熱を加えて溶かす必要がなく、材料と混ざりやすいガムシロップを、お菓子作りで使いきるアイデアをまとめてみました。
本当に大量に余っている!という時は、個人的にフルーツティーパンチがおすすめです。




■スポンジケーキのシロップ
 配合はお好みですのであくまで私が作る場合の目安なのですが、4号のスポンジケーキに使う場合、水30g・ガムシロップ10g・キルシュ5gを混ぜてできあがりです。
 少し余る場合がありますが、5号は2倍、6号は3倍にします。
 ただしキルシュには熱が加わらずそのままアルコール分が残るので、用途によってはレンジにかけてある程度アルコールを飛ばすなどして、冷まして使用します。


■生クリームの甘みづけ
 こちらも目安ですが、重さにしてガムシロップ1:生クリーム6の割合で混ぜ合わせ、泡立てます。
 時間が経つと離水しやすいので、デコレーションよりは、カップデザートやケーキなどに添えるのにおすすめです。
 出来るだけ食べる直前に作り、早めに使い切りましょう。


■コンポートやシロップ漬けの甘み付け
 どのフルーツをコンポートにするのかで、加える砂糖の量は変わってきますが、シロップを使えばかんたんに甘さを調整できます。
 もうちょっと甘くしたい時、新たにグラニュー糖を溶かすより、ガムシロップを加えたほうが早く、手軽です。
 コンポートよりも甘く仕上げる、栗の甘露煮づくりにも、時期的に使いやすいと思います。




■アイスクリームを作る際の甘みづけ
 砂糖の代わりに使うと、溶けやすいのでなめらかな仕上がりに。
 ただし、”混ぜて型に流し込んで冷やすだけ”と言った作り方のアイスキャンディーに使うと、比重の関係で底にシロップが沈んで甘みが偏ることがあるので、アイスクリームメーカーを使ったり、”冷凍庫で冷やして固まりかけたら混ぜる”というような作り方のアイスクリームレシピに向いています。


■コーヒースムージーの素づくり
 深煎りのコーヒー粉を使い、アイスコーヒーやカフェオレを作る場合の濃さで抽出します。
 (そのままでは飲めないくらいの苦さが目安です。少し苦い、くらいの濃さでは後からほとんど味が感じられません)
 やや甘めに感じる程度の量のガムシロップを加えてよく混ぜ合わせ、製氷皿で凍らせます。

 凍ったら牛乳と共にブレンダーにかければ出来上がり。
 牛乳は、多ければさっぱりとしたドリンクに、少な目ならばシャリシャリと食べられるシャーベット風に仕上がります。

 ガムシロップを使わずに作る場合の配合はこちらから
 レシピ自体は5年ほど前に載せていましたが、この夏に発売されたレシピ本にも掲載されています。



■おまけ:料理
 砂糖の代わりに、純粋に甘みをプラスしたい時にも使うことができます。
 秋冬は煮込み料理で、砂糖の代わりに少量ずつ加えて消費しても良いかもしれません。