いくりのクランブルケーキ&ジャム | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

とれたての”いくり”で、クランブルケーキを作りました。





この”いくり”と”いう果物をご存知でしょうか。
ご存知の方は九州の方かも?





いくりという呼び方は方言で、すももの一種であるということを最近になって知りました。甘酸っぱく、果肉が赤いのが特徴で、私の周りでは”いくり酒”を作られる方が多い印象です。

我が家やひいじいちゃんちの畑でとにかく大量に収穫できるのですが、美味しいので大抵はお菓子に加工する間もなく食べてしまいます。





皮は剥きにくいのですが、焼き菓子には皮ごと入れても食感自体は気になりません。
カットした断面に、ところどころ見えるルビー色もきれいです。
ただ実の部分は甘くても、皮は酸味が強く、今回は酸味が勝ってしまいました…

皮は酸味が強い分、栄養もかなり豊富とのことですが、もう少し味のバランスのとり方を考えなければ。





ということで、今回はジャムのレシピを。
とろっと透き通るルビー色に仕上がります。

個人的には果肉を活かした仕上がりが好きなのですが、ブレンダーで拡販してなめらかにしても。
ペクチンが多いので、ゆるめの状態で火からおろすのがポイントです。
アイスクリームやチーズケーキの風味付けや、お肉のソース作りに、しっかり甘く煮てパンやヨーグルトに添えても。




【材料】

約300g分

 いくり 種を除いた状態で300g
 グラニュー糖 150g(いくりの50%)
 レモン汁 10g(いくりの3%)


※パンやヨーグルトなどの甘み付けに使う場合は、グラニュー糖は60%くらいまで増やしても


【作り方】

①いくりは種を除き皮ごと鍋に入れる

★酸に反応しないホーローなどの鍋を使用。

②グラニュー糖とレモン汁も加え、混ぜながら中弱火にかける


③煮立ったらアクをすくって、焦げつかないように混ぜたり火加減を調整しながら、目安として全量の約3分の2になるまで煮詰める

★煮詰めながらたまに鍋ごと重さをはかり、[鍋の重さ+300g]になったら出来上がりとすると毎回同じ仕上がりになります。
 面倒でなければ陶器の小皿を冷凍庫に入れて冷やしておき、そこに少量のジャムを乗せて1分ほど待ち、冷えるとどれくらいのとろみがつくのかというのを見て、好みの状態を見極めるのもおすすめです。


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昨晩、新潟・山形周辺で地震がありましたが、周りでも朝からその話題で持ちきりでした。
奇しくも昨日は、熊本地震で立ち入ることができなくなっていた思い入れのある場所が、今度形を変えて利用できるようになるという一報を聞いて喜び、ちょうど車に積んでいる日用品や備蓄食料を取り替えたり、買い足したところでした。

あまりニュースで状況を見ることができないのですが、余震が不安で長らく気が抜けず寝つけなかったことを思い出します。
周辺の方々気を付けてお過ごしください。