米油のシフォンケーキ〔ボーソー米油レシピ2〕 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

ただいまボーソー米油部員として活動しています。
私は主にお菓子レシピを多く載せていますが、油を使うお菓子と言えば、シフォンケーキを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

ということで、先日はマヨネーズを作りましたが、今回は米油を使って作って見たかったもののひとつである、シフォンケーキを焼いてみました。
今回のレシピは、私のプレーンシフォンケーキのレシピの、サラダ油を米油に変えたものです。

米油はサラッと癖がなく、お菓子やパン作りなどあらゆる料理に使える万能オイル。
正直、もしかしたらそんなに違いなんてないかなと思っていたのですが…


今年度の抱負と、マヨネーズのレシピはこちら

自己紹介&使ってみよう♪米油レシピ
自己紹介&使ってみよう♪米油レシピ



まず生地作りのところからもう違いました。
混ぜる時の手の感覚が、とても軽いんです。
ちゃんと量ったはずだけれど、何かの分量を間違えたのかな、こんなに感触が違うものなのかな?と思うほどでした。

そしていつもと同じ調子で混ぜると、生地はゆるめに出来上がり、焼いてみると膨らみがゆっくりめ。
しかもそれほど割れることなく、やっぱり何か間違えていたのかも?と心配に。

こちらは冷ましたあとの型から外す直前のものなのですが、あまり割れていないのがわかりますよね。
しかししっかりと膨らんでちゃんとシフォンケーキができていました。
これらは分量を間違えたのではなく、さらっとしている米油を使ったからこその違いなのではないかと思います。





そして、なんといっても食感がふわふわ!
もちろんサラダ油で作ったものもふわふわしていますが、米油で作ったものは、しっとりしていながらも歯切れ・くちどけが良い感じがします。

しかも今回のレシピをサラダ油で作った場合、時間が経つと、お皿に面しているケーキの底面がしっとりとしていてペタッと一部付着してしまうことがあるんです。
米油で作った今回のケーキは、それがほとんどありませんでした。
(追記:さすがに翌日まで残しておいた分はお皿に底の表面がはがれて付いていましたが、それでも乾燥が進むなどの食感の変化はありませんでした)

実は今回、時間がなくて少し早めに取り出してみたのですが、底が目詰まりすることもなく、水分とのバランスがとてもとれていたように感じています。
また後日作ってみて、今回感じた違いが、やはり米油を使うからこそのものなのかを再度試してみたいと考えているところです。
そしてもしそうだったならば、いろいろな味のバリエーションで米粉シフォンを作ってみたいと思っています。





今回の米油を使ってみての感想は、あくまでも私の好きなシフォンケーキレシピで作った場合のものになりますが、シフォンケーキはこれまで粉の種類・砂糖・水分を変えて何十種類も焼いてきました。

ただ今回は油を変えた場合の違いを知り、また新たな発見がありましたので、組み合わせ次第で更にいろいろなシフォンケーキや、その生地で作れるお菓子のバリエーションが増えるかもしれないと考えるとわくわくしています。





【材料】

17cm アルミシフォン型

☆卵黄生地
 卵黄 M3個分
 グラニュー糖 50g
 ボーソー米油 30g
 熱湯 50g
 薄力粉 65g
 ベーキングパウダー 2g

☆メレンゲ
 卵白 M3個分
 グラニュー糖 25g


【準備】
・材料はすぐに混ぜられるように全て計量して準備しておく
・米油と熱湯を混ぜておく
・バニラビーンズを開き種を削いで取り出しておく
・薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく
・オーブンは180度に予熱する


【作り方】

①メレンゲ用の卵白をハンドミキサーの高速で泡立て、白っぽくなったらグラニュー糖を2回に分けて加え、その都度よく泡立てる。持ち上げた時に下に落ちず角がぴんと立って少しおじぎするくらいの固さのしっかりしたメレンゲを作る
 →あわ立てすぎてぼそぼそにならないよう注意
 →メレンゲは暑さで分離しないように夏場はすぐ冷蔵庫へ



②卵黄+グラニュー糖→米油+熱湯→ふるった粉類→①のメレンゲ1/3量の順に、都度だまができないようなめらかに混ぜる
 →次の材料を混ぜるたびに側面の生地を落として混ぜ込む
 →あればバニラビーンズを加えると風味UP



③残りのメレンゲを全て加え、左手はボウルに添えて回しつつ、右手はゴムベラで生地の中央にへらの側面から切るように入れて、底から面ですくって返すように、白い筋が見えなくなるまで30~35回ほど(目安)大きく混ぜる(あまりさらさらになるまで混ぜすぎないこと)
 →メレンゲの大きな粒が残っている場合はへらの先でなじませる



④型には何も塗らずに生地を入れてある程度表面をならしたら、型を2~3cmの高さから(勢いで底があがって生地が漏れないように筒を押さえつつ)打ち付けて大きな気泡を抜く



⑤180度に予熱したオーブンで25分焼き、オーブンから取り出したらすぐに逆さにして冷ます
 →割れ目にも薄く焼き色がつき、火が通っていれば取り出してOK
 →ケーキクーラーの上に置いたり、筒の部分を瓶に立てたり、逆さに置いたコップの上に立てるなど

⑥完全に冷めたら、生地と型の間にパレットナイフを差し込んで外す








大雨に地震に、こんなに様々な災害が続くと不安になりますね。
今回のブログ書いている間、全国向けのラジオを聴いていたら、たびたび放送が中断されて立て続けに様々な地域に向けた情報が発信されていました。
読んでくださっている方の周りにもここ数日の災害に見舞われた方がおられるかもしれません。

我が家でも、少し前に車に積んでいる災害時の準備物を点検したのですが、今回改めて地震以外の時にも使えそうなものや、緊急時に雨の時期や夏になったから必要になるかもしれないものなどを揃えたり、補充しておきたいものをピックアップしました。
いつ何があっても慌てなくて良いように、物の配置も改めて見直しておかなければと考えているところです。