専用に加工されたコーンフラワー(マサ)で作るものと小麦粉で作るもの、またその混合で作られることもありますが、写真は小麦粉で作るトルティーヤレシピです。
やっと作りやすい好みの配合が定まったので、忘れないうちに覚書。
材料は少ないですし、作り方もこねて、休ませて、伸ばして、焼くだけとシンプル。
でもシンプルだからこそ、うまくいかないと難しく感じたり、ちょとしたところで迷ってしまったりするからと詳しく書いたら長文になってしまったので、参考になりそうな部分だけ拾ってください。
トルティーヤを使った調理例も、簡単にまとめてみました。
ところで輸入キッチン用品店などでトルティーヤプレス(トルティーヤを伸ばす道具)や、専用の保存容器を見かけることがあり、買いたくなる衝動に駆られます。
ただ実際に使ったことがある人からは、”コツが要ってあまりうまくできなかった”と聞いたこともあるので悩むところ。
数千円しても使わなければもったいないなぁと思いなおして買わずにいるのですが、youtubeには伸ばし方の動画もあって簡単そうに見えますし、いつかは使ってみたいなぁ…
●ご一緒にサルサレシピもどうぞ
→http://ameblo.jp/lovable-kitchen/entry-12056156396.html
～作り方～
約１５ｃｍ・８枚分 または約２０ｃｍ・６枚分
強力粉 １００ｇ(１カップ)
薄力粉 １００ｇ（１カップ）
塩 ２．５ｇ（約小さじ１/２）
ラード（なければショートニングなど）※ ３０ｇ（大さじ２．５）
湯（油脂を扱いやすくするためなので５０度前後で可） １００cc(１/２カップ）
①材料すべてをボウルに入れ、指先や箸などで水分と粉をなじませ、まとまってきたらよくこねる
→まとまりにくいようであれば、数mlずつ様子を見ながら水を加えてこねる
→こねるのは、ボウルが大きければその中でも、台の上でも
②なめらかになるまでこねたら生地が乾燥しないようラップをかけ、約３０分ほど室温で休ませる
③６～８等分し、それぞれ２枚のオーブンシートに挟んで、麺棒で６等分したものは２０ｃｍ・８等分した場合は１５ｃｍの丸形に薄く伸ばす
→私は焼きながら次に焼く分を伸ばしています
④中火～中弱火に熱したフライパンで、膨らんで来たらターナーで潰しながら、ところどころ軽く焼き目がつく程度に両面を焼いて火を通す（片面数十秒～１分程度が目安）
●火が通っていないと生っぽくなるものの、通しすぎても固くなり柔らかさがなくなるので、焼きすぎに注意しながら火加減や焼き時間を調整しつつ、何度か焼いて好みの焼け具合を見つけてください（固くなってしまったら、下の調理例を参考に作り替えるのもおすすめです）
●伸ばしている間、乾燥しないよう残りの生地にはラップをかけておき、焼けたものも焼いたそばから食べるか、乾燥に注意して保存します
《材料について》
●おすすめはラードですが、家庭にない場合も多いと思いますのでショートニングやマーガリン、手軽に植物油（癖がないもの）に置き換えてつくることもできます（ただし風味は変わります）
その場合でも分量は３０ｇ(大さじの分量は油脂の種類によって変動)です。
●薄力粉と強力粉の割合を好みで変えたり、中力粉に変えてもＯＫ。
小麦粉も薄力粉を使えば柔らかく、強力粉を使えばもっちりと弾力が強くでる傾向にあるので、自分で配合を変えて好みの割合を見つけるのも楽しいと思います。
《保存・期限》
常温保存で翌日までに食べきるか、１枚ずつラップに包むなどして冷凍保存も可。
冷めたらレンジやフライパンで様子を見ながら軽く温めて食べるか(固くならないよう熱しすぎ注意)、固くなってしまったものは油で揚げてトルティーヤチップスやナチョスなどの材料にしても。
《トルティーヤの調理例》
・タコス…様々な具をのせて二つに折ったもの
・ブリトー（ブリート)…小麦粉のトルティーヤでたっぷりの具を巻いたもの
・チミチャンガ…ブリトーを揚げたもの
・トスターダ…トルティーヤを揚げ、野菜や肉を乗せたもの
・トルティーヤチップス(トトポス)…小さく切って揚げたもの。細かく切って揚げたものは、スープの浮き身にも
・ナチョス…トルティーヤチップスに溶けたチーズをかけ、チリ、フリホレス・レフリトス、ワカモレ、サルサなどをのせる
・ミガス…トルティーヤをちぎって溶き卵・玉ねぎ・トマト・チリ・チーズと炒め、スクランブルエッグにしたもの
など。