ストロープワッフル風 ~シナモン香るゴーフレットのキャラメルクリームサンド~ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

ストロープワッフルはオランダ・ゴーダ地方発祥の伝統菓子。

ゴーダワッフルとも呼ばれていて、格子模様の薄くて丸いワッフル生地の間にキャラメルソースを挟んだものです。

本来は焼いている途中で半分にスライスし、片側の表面にシロップを塗って再び重ねて焼き上げるという作り方なのですが、手作りではなかなかうまく半分にスライスするのは難しいので、私はゴーフレットに簡単なキャラメルクリームを挟んだそれ風のお菓子を作ります。


更に、シナモンの香りを加えるのが私のお気に入り。

一時期ホットコーヒーのカップの縁に乗せて、中のクリームが溶けてから食べるのが流行ったこともありましたね。
それはアムステルダム風の食べ方なのだとか。


焼いたゴーフレットはクリームを塗る前なら保存も可能で、もちろんそのまま食べても。

焼きたてのゴーフレットをミニタルト型に当てて冷ませばタルトカップになるので、フルーツやクリームを乗せたり、円錐形に当てて冷ませばアイスクリームのコーンに。

バターは溶かすので混ぜる力がいらず、寝かせる時間もなく、焼き時間も数十秒。

チーズケーキのボトム作りも簡単です。

他にも大きく割ってパフェやアイスに添えたり、使い道いろいろ。



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~作り方~


 5組 (9~10cm大 10枚分)


 ☆ゴーフレット/ピッツェル

  グラニュー糖 35g

  無塩バター 25g

  卵 30g (L1/2個分)

  レモンの皮 すりおろし 半個分

  バニラエッセンス 2滴

  薄力粉 50g

  ベーキングパウダー 2g (小さじ1/2)


 ☆キャラメルクリーム

  グラニュー糖 40g

  水 5cc (小さじ1)

  生クリーム 40cc

  シナモン 好みで 適宜



①キャラメルクリーム用のグラニュー糖と水を中火で紅茶色になるまで熱したら、常温の生クリームを加えて混ぜる

 →詳しい作り方はキャラメルクリームレシピ 参照


②直径10cm以上の、耐熱の平らな皿やまな板、ケーキクーラーを準備


③バターをやや大きめのボウルや耐熱容器に入れて湯煎やレンジで溶かし、そこに砂糖・卵・エッセンス・レモンの皮のすりおろしを加えて泡だて器でよく混ぜたら、薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるいながら加えて、粉気がなくなるまでゴムベラで切り混ぜる


④ゴーフレットメーカーの両面を強火でよく熱して温め、薄く油をひいたら生地をティースプーン大盛り1杯(=小さじで1杯程度)を落として、両面がきつね色になるまで弱火で様子を見ながらきつね色になるまで焼く

 →型が温まるに連れ焼ける時間も数十秒と早くなるので、こまめに様子を見ながら焦がさないよう注意


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⑤箸や竹串などを使って生地を剥がし、平らな皿や網の上で冷ます

 →すぐにパリッと固くなるのですぐに平らな場所で


⑥残りの生地も同じように焼き、冷めたら2枚一組として片面にキャラメルクリームを薄く塗って、好みでクリームにシナモンをふりかけてからもう1枚のゴーフレットで挟む

 →このレシピでは1組につきクリーム10g使用、使用時に固まっていたら湯煎やレンジなどで温めて溶かしてから挟む



~保存・期限~

 クリームを挟んだものは、当日中に消費。

 挟んでいないゴーフレットは、しっかりと焼いてあれば、シリカゲルと共に密閉して常温で3週間保存可。

 残ったものは砕いて、約半量の溶かしバターと馴染ませてから敷き詰めて、チーズケーキなどのボトムとして、またクランブルとしてマフィンやフルーツの上に乗せて焼くなどで使うことができます。



~型と形について~

 ここで使用している型はタイガークラウン社の直火式ゴーフレット型で、花と星の模様がついています。

 格子模様は電気式に多く、ピッツェル型などの名前で販売されていて、サイズも小さめ。
 どちらの場合にも形が思うように丸く焼きあがらない場合や、大きさをそろえたい場合は、9~10cm大の丸や菊の抜き型を準備しておいて、平らなところに置いてすぐに抜いてから冷ますと形が揃います。

 また、はみ出した部分をすぐにはさみで切り落として形を整えても。

 どちらの場合も焦らず、火傷に注意しながらどうぞ。