U20日本女子代表vsナイジェリア(U20WWC2024_ラウンド16)
U20日本女子代表vsナイジェリア(FIFA U20 Women's World Cup 2024)今からもう12年も前の話になる。それは、2012年9月8日、当時の国立競技場に「観客数: 29,427人」が詰めかけた。その中の一人に私もいた。行われていたのは、日本で開催された初めての女子ワールドカップであり、第6回となる「2012 FIFA U-20女子ワールドカップ」の「3位決定戦」、「U20日本女子代表 vs U20ナイジェリア女子代表」であった。あの時のU20日本女子代表メンバーは以下。GK01池田 咲紀子DF15中村 ゆしかDF20土光 真代DF17高木 ひかりDF05浜田 遥MF08猶本 光MF07藤田 のぞみFW11田中 美南MF09田中 陽子FW10横山 久美FW13道上 彩花 試合結果は2対1でU20日本女子代表の勝利!準決勝でドイツと対戦し、ゼロ対3で敗戦。決勝に進めなかったU20日本女子代表であったが、日本中が、Youngなでしこブームで沸いたこともあり、その応援の後押しが効いたのか、前年のなでしこジャパンの世界一に続き、世界第3位という輝かしい成績を手にした。当然のことながら、2012年は女子サッカーブームの年となった。その後、U20日本女子代表は、2016年にパプアニューギニアで開催された第8回大会で3位。2018年にフランスで開催された第9回大会で1位(世界一)。2020年はコロナで中止。2022年にコスタリカで開催された第10回大会で2位。という成績を残している。間違いなく、U20日本女子代表(Youngなでしこ)は、今や世界でTopクラスのチームに成長したと言って過言ではないだろう。今大会から参加国が24チームに増えたこともあり「負けたら終わり」のトーナメント戦の試合数が増えた。ナイジェリアは、この大会のグループ戦で韓国に1対ゼロで勝利したチームでもある。身体能力の高さは、ガーナを越えるものを持っているであろう。がんばれ!Youngなでしこ!FIFA U20 Women's World Cup 2024<ラウンド16> 対戦カード:日本vsナイジェリア日程:2024年9月12日 20:00KO 現地時間 2024年9月13日 10:00KO 日本時間会場:ボゴタ(コロンビア)/El Techo StadiumU20日本女子代表のスタメンは以下。GK01大熊 茜 (INAC神戸レオネッサ)DF02柏村 菜那(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)DF03岡村 來佳(三菱重工浦和レッズレディース)DF17白垣 うの(セレッソ大阪ヤンマーレディース)DF06佐々木 里緒(マイナビ仙台レディース)MF19松永 未夢(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)MF08大山 愛笑(早稲田大)MF14小山 史乃観(ユールゴーデンIF/スウェーデン)MF11氏原 里穂菜(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)FW13土方 麻椰(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)FW10松窪 真心(ノースカロライナ・カレッジ/アメリカ)システムは4-4-2?FW:10、13MF:11、14、08、19DF:06、17、03、02GK:01SUBメンは以下。GK18岩崎 有波(ノジマステラ神奈川相模原)GK21ウルフジェシカ結吏(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)DF05林 愛花 (サンタクララ大/アメリカ)DF04米田 博美(セレッソ大阪ヤンマーレディース)MF15早間 美空(サンフレッチェ広島レジーナ)MF07角田 楓佳(三菱重工浦和レッズレディース)MF16天野 紗 (ハンマルビーIF/スウェーデン)MF20板村 真央(JFAアカデミー福島)FW09笹井 一愛(ノジマステラ神奈川相模原)FW12和田 麻希(セレッソ大阪ヤンマーレディース)ナイジェリア女子代表のスタメンは以下。GK21 Faith OMILANADF06 Rofiat IMURANDF17 Jumoke ALANIDF18 Shukurat OLADIPODF19 Comfort FOLORUNSHOMF02 Chiamaka OKWUCHUKWUMF07 Flourish SABASTINEMF11 Olushola SHOBOWALEMF15 Chioma OLISEMF10 Philomina YINAFW08 Amina BELLOシステムは4-5-1?FW:08MF:07、15、10、11、02DF:06、19、18、17GK:21交代選手01 Shukura BAKARE16 Anderline MGBECHI05 Shakirat OYINLOLA12 Oluchi OHAEGBULEM13 Oluwabunmi OLADEJI20 Joy Igbokwe03 Goodness OSIGWE04 Lucky NKPA09 Janet AKEKOROMOWEI14 Opeyemi AJAKAYE前半12分、日本:M1中央やや右寄り、#08大山さん右へ―>A2右サイド、#02柏村さん縦に運んでクロス⌒>PA中央、左サイドから走り込んだ#11氏原さんがHSを試みるも、一瞬早くGKがパンチングして⌒>PA左、#13土方さん左足S―>GA中央、ナイジェリアFPがゴール前で足に当ててこぼれ球にGKが飛びつきキャッチ。前半18分、日本:A2右ハーフFK、#06佐々木さん⌒>PA中央、#17白垣さん右足Sするも空振り―>ゴール左に#10松窪さが走り込むも、ボールはゴールラインの外へ。前半33分、日本:M1左ハーフ、#08大山さん左前に―>A2左ハーフ、#10松窪さん左前に―>A1左サイド、#11氏原さんクロス⌒>GA右、中央を縦に走り込んだ#19松永さんが合わせてHS->ゴール右隅に突き刺した。(日本、MF19松永未夢:1対ゼロ)走れ!魅せろ!マツナガ!緑のハート💚を燃やせ🔥走れ!魅せろ!マツナガ!勝利へシュートを放て⚽️🥅まぁ~ちゃん👏👏まぁ~ちゃん👏👏まぁ~ちゃ~ん!💚💚💚前半40分、ナイジェリア:右CK、#11Olusholaさんショートコーナーー>A1右サイド、#17Jumokeさんクロス⌒>GA右、日本#17白垣さん頭に当ててクリア⌒>A2左サイド、#06Rofiatさん、日本#08大山さんとマッチアップしながらも縦に運び~>A1左サイド、#06Rofiatさんクロス⌒>GA中央、GK#01大熊さんが右手伸ばしクリアを試みるも⌒>GA右、#13土方さんオーバーヘッド気味に寝転んで右足に当ててクリア。前半のATは1分。前半を終えてU20日本代表がリードして折り返す。この試合のスタメンを見て、狩野監督は、グループ戦を戦った結果をもとに、今、一番良いと思われるメンバーをスタメンに選んだのではないだろうかと思った。この高地での環境に順応できてきた選手はどれだけいるのであろうか?90分を走り切る選手は誰なのだろうか?もし、延長になったら、どのように選手交代をしていくのか?とにかく先制点を奪うことに成功したのは、プラン的にはGOODなのだろうと思う。やはり、この試合のカギは、後半の選手交代のタイミングにありそうである。HT、日本の選手交代:OUT #11氏原里穂菜→IN #09笹井一愛後半20分、日本:M1中央やや右寄り、#08大山さん右前に―>A2右ハーフ、#19松永さん縦に運んで~>A2右ハーフ、#19松永さん縦にスル―パス―>PA右ゴールライン手前、#09笹井さんクロスー>GA右、#10松窪さんがスライディングしたがボールは左へ抜けて―>GA左角、#13土方さん左足S―>ゴール左に決まる。(日本、MF13土方麻椰:2対ゼロ)※だが、ここで#09笹井さんがオフサイドの判定となりゴールが取り消される。VARを主審が確認。その結果、オフサイドは無いということになり、ゴールが認められた。#13土方さんのこのゴールは、adidasゴールデンブーツ争いでもトップに並ぶ今大会5点目。後半30分、ナイジェリアの選手交代:OUT #08Amina BELLO→IN #03Goodness OSIGWE後半31分、日本の選手交代:OUT #10松窪真心→IN #15早山美空後半31分、日本の選手交代:OUT #08大山愛笑→IN #16天野 紗後半33分、日本:M1左サイドFK、#06佐々木さん⌒>A2中央、ナイジェリアFPが頭に当てたボールに#13土方さん―>A2中央、#09笹井さん左へ―>PAライン上左ハーフ、#19松永さん左足S⌒>ボールは、ゴール中央のクロスバー直下に向かったが⌒>GKが弾いてゴール上に落ちる。後半41分、日本:A1左サイド、#19松永さん、ナイジェリア#11Olusholaさんとマッチアップしながらも縦に運び~>PA左ゴールライン手前、#19松永さんクロスー>GA左角、#13土方さん右足トラップシュートを打つと見せかけて中央へ―>PA中央、フリーで立つ#16天野さんが右足S⌒>ボールはクロスバーに当たって後ろへ。※決まっていれば、ダメ押しのゴールとなったのだが...。後半43分、日本の選手交代:OUT #19松永未夢→IN #12和田麻希後半43分、ナイジェリアの選手交代:OUT #07Flourish SABASTINE→IN #09Janet AKEKOROMOWEI後半45分+1分、ナイジェリア:M1左サイドで#03Goodnessさんが、日本の右SB#02柏村さんと入れ替わりボール奪って、縦に運んで~>PA左、#03Goodnessさんクロスー>ボールは日本#03岡村さんの股の間を抜けて―>PA中央、#11Olusholaさん右足S―>ゴール左隅に突き刺さった。(ナイジェリア、#11Olushola:2対1)※時間帯を考えて無理に行く必要はなかったように思えるが...。後半のATは7分。試合結果は2対1でU20日本女子代表(Youngなでしこ)の勝利。この試合のスタッツ(日本ーナイジェリア)・ボール支配率(45%-41%)中立14%・枠外シュート(4本-0本)・枠内シュート(5本-2本)・CK (3本-5本)・FK (15本-9本)・オフサイド (2回-1回)プレイヤー・オブ・ザ・マッチ:松永未夢(日本)後半の失点に、狩野監督は、冷や汗をかいたのではと思う。2対ゼロとリードを広げ、残り時間も少なくなってきたこともあり、さらには、次の試合のことも考慮し、SUBメンバーを使っておきたいという考えが浮かんだのもうなづける。後半41分の天野さんのシュートは、決まってくれと祈ったのかもしれない。失点は、後半アディショナルタイムに入ってからであったことが救われた。もし、同点にされていたらと思うと、日本に追加点を奪う余力は残っていたのだろうか?この試合、体力的にギリギリのところで勝利したという印象を受けたのは私だけだろうか。次の試合に向けて、ボゴタ/標高 2,625mメデジン/標高 1,495m日本は、次の試合会場では、標高が1,000m以上下がる。カリ/標高 1,018m逆に、スペインは500m近く標高が高い場所での試合となる。日本は高地トレーニングをしてきたような感じになるのでは?と推察するが、どうだろうか?U20日本女子代表の次戦は?FIFA U20 Women's World Cup 2024<準々決勝> 対戦カード:日本vsスペイン日程:2024年9月15日 18:00KO 現地時間 2024年9月16日 08:00KO 日本時間会場:メデジン(コロンビア)/Atanasio Girardot StadiumU20日本女子代表の準々決勝の相手はスペイン。このU20世代のワールドカップにおいて、日本とスペインは、「FIFA U-20女子ワールドカップ フランス2018」の決勝で対戦し、3対1でU20日本女子代表が勝利し、優勝(世界一)を手にした。続く2020はコロナのため中止、さらに「FIFA U-20女子ワールドカップ コスタリカ2022」においても決勝で対戦し、1対3で日本は敗戦、準優勝に甘んじている。今回は、準々決勝での対戦となった。いずれにせよ「負けたら終わりの決勝トーナメント」。気迫で勝利せよ。