AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024<グループB_第3節>

 

 

U17日本女子代表が入っているグループBの第2節の結果、順位は以下のようになっている。

Group B            試合数 勝  分  負  得点 失点 得失 勝ち点 
1    Japan               2    2    0    0    8    1    7    6
2    China PR            2    2    0    0    6    0    6    6
3    Australia            2    0    0    1    1    7    -6    0
4    Thailand            2    0    0    1    0    7    -7    0

日本と中国が2戦2勝で、決勝トーナメントへの出場を決定した。
あとは、第3節として、1位通過となるチームを決める直接対決を残すのみである。

一方、グループAはすでに3試合を消化し、以下のような順位となっている。
Group A            試合数 勝  分  負  得点 失点 得失 勝ち点 
1    DPR Korea         3    3    0    0    22    0    13    6
2    Korea Republic    3    1    1    1    13    8    5    4
2    Philippines         3    1    1    1    7    8    -1    4
3    Indonesia            3    0    0    3    1    27    -26    0

つまりは、準決勝の対戦相手は、グループBの第3戦に勝利したチーム(1位通過チーム)は韓国との対戦となり、敗戦したチームは北朝鮮との対戦となる。

前回大会で3位までに入ったチームは、日本、北朝鮮、中国の3か国である。この3か国は順調にというのか、決勝トーナメントへの進出を決めている。
フィリピンは、韓国との対戦で1対1と引き分けに持ち込んだが、得失点差で及ばず、決勝トーナメントへの出場を逸した。
グループAの対戦結果を見る限りでは、北朝鮮との対戦は、決勝まで残しておいた方が良いであろう。
がんばれ!にっぽん!


AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024
<グループB_第3節>
U17日本女子代表vsU17中国女子代表
日時:2024年05月13日 17:00 KickOff(現地時間) 
会場:Kapten I Wayan Dipta Stadium

U17日本女子代表のスタメンは以下。
GK21福田 真央
DF13菅原 千嘉
DF04太田 美月
DF17朝生 珠実
DF06鈴木 温子
MF05榊 愛花
MF14眞城 美春 (Cap.)
FW08木下 日菜子
MF22平川 陽菜
MF16福島 望愛
FW09佐藤 もも サロワンウエキ

U17日本女子代表の布陣は4-2-3-1なのか?
FW:09
MF:16、22、08
MF:14、05
DF:06、17、04、13
GK:21

U17日本女子代表のSUBメンは以下。
GK01永井 愛理
GK18坂田 湖琳
DF03牧口 優花
MF07菊地 花奈
MF10古田 麻子
FW11根津 里莉日
FW19辻 あみる


U17中国女子代表のスタメンは以下。
GK    01    HOU SHUMEI
DF    04    SONG YU (Cap.)
DF    07    WEI XUANXUAN
DF    08    CHEN RUI
DF    19    YANG YIFAN
MF    05    YUAN CHENJIE
MF    09    LI YUHAN
MF    14    LIN YUYA
MF    16    ZHANG KECAN
FW    02    ZHANG JIE
FW    21    ZHOU XINYI

U17中国女子代表のSUBメンは以下。
GK    12    YOU YAXIN
GK    23    RUAN XIUYU
DF    11    WANG DANTONG
DF    15    SUN MENGYUE
DF    18    LIU JINGWEN
MF    03    WU ZHE
MF    06    CHENG HAITANG
MF    10    XIAO JIAQI
MF    17    DONG YUJIE
MF    22    ZHONG YUXIN
FW    13    LIU ZEYU
FW    20    CHEN ZIYI


選手交代:
前半43分、日本の選手交代:OUT #13菅原千嘉→IN #07菊地花奈
HT、中国の選手交代:OUT #14LIN YUYA→IN #22ZHONG YUXIN
HT、中国の選手交代:OUT #02ZHANG JIE→IN #10XIAO JIAQI
後半13分、中国の選手交代:OUT #19YANG YIFAN→IN #11WANG DANTONG
後半25分、日本の選手交代:OUT #08木下日菜子→IN #11根津里莉日
後半25分、日本の選手交代:OUT #09佐藤 もも サロワンウエキ→IN #10古田麻子
後半37分、中国の選手交代:OUT #09LI YUHAN→IN #17DONG YUJIE
後半42分、日本の選手交代:OUT #17朝生珠実→IN #03牧口優花
後半42分、日本の選手交代:OUT #14眞城美春→IN #19辻 あみる

得点シーン:
前半9分、日本:センターサークル内、#17朝生さん右前にロングフィード⌒>A2右サイド、#08木下さんトラップして縦に―>右サイドをオーバーラップした#13菅原さんが、A1右サイドからクロス⌒>GA手前中央で#09佐藤さんが右ひざに当てたボールが流れてゴール左ポストに当たり―>跳ね返ったボールを、GA左で#16福島さんがダイレクトで合わせて右足S―>ゴール中央に決まる。1対ゼロ。

後半29分、日本:M2中央やや左寄り、#14眞城さん左前に⌒>A2左ハーフ、中国のディフェンスラインの裏に抜け出した#07菊地さんワンタッチして前に運び~>PA左、#07菊地さん、GKの位置を見て左足S―>ボールはGKのニアサイドを抜けてゴール左に決まる。2対ゼロ。
※欲しかった追加点が、試合の残り時間が15分+ATというタイミングで入る。#14眞城さんのディフェンスラインの裏へのパスの精度、#07菊地さんの動き出しのタイミングがぴったりと合ったからこそ、ゴールに結びついた。

後半41分、日本:センターサークル付近で中国のディフェンスラインでのパスが甘いと見るや、#07菊地さんが寄せてボールを奪い縦にドリブル~>PA中央、GKの位置を見て、#07菊地さん右足S⌒>ゴール左ポストに当たりゴール内に転がった。3対ゼロ。
※個人技で奪い取ったゴール。虎視眈々と相手の隙を狙っていたゴールと言えよう。この試合、引き分けに持ち込んでも2位通過となってしまう中国の「わずかな希望」をも絶った瞬間とも言えた。

後半45分+5分、日本:右CK、#05榊さん⌒>PA中央やや左寄り、#11根津さん下がりながらも頭に当ててHS―>ボールは、複数人いた選手の間を抜けて―>GKの手をもかすめてゴール右に吸い込まれた。4対ゼロ。


ゴールにはならなかったが惜しいシーン:
前半35分、日本:A2右サイド、#22平川さん縦に―>A1右サイド、#16福島さんマイナス気味にグラウンダーのクロス―>PA中央、#08木下さん右足S―>GA中央、GKがキャッチ。

後半8分、日本:PA左、こぼれたボールを#08木下さんが落として―>A2左ハーフ、#14眞城さん右足トラップ、右足ミドルS⌒>ボールは美しい軌道を描いてゴール右上に飛んだが、わずかに逸れてゴール右外へ。

後半33分、日本:M2左ハーフ、#05榊さん左サイドへ展開⌒>PA右角、#10古田さんがボールに追いつき~>PA右、#10古田さん、ニアサイドを狙って右足S―>GA右、GKがボールを弾いてゴールラインの外へ。

後半37分、日本:センターサークル右、#04太田さん縦に―>M1中央、#22平川さん落として―>M1中央、#05榊さん左サイドへフィード⌒>A1左サイド、#06鈴木さんが落ち着いて中を見てクロス⌒>GA左角、#14眞城さんが走り込んでスライディングして右足で合わせボールはゴール前に―>GA中央やや左寄り、中国ディフェンダーが足を出して当てたボールは、ゴール左外へ。
※#06鈴木さんのクロスの精度、#14眞城さんの走り込み。日テレ・東京ヴェルディメニーナのコンビだからこその息の合ったプレー。


試合結果は4対ゼロでU17日本女子代表の勝利。

第3節の結果、グループBの順位は以下となった。
Group B            試合数 勝  分  負  得点 失点 得失 勝ち点 
1    Japan              3    3    0    0    12    1    11    9
2    China PR            3    2    0    1    6    4    2    6
3    Thailand            3    1    0    2    3    8    -5    3
4    Australia            3    0    0    3    2    10    -8    0

U17日本女子代表は、試合を重ねる毎に硬さが取れ、ボールもつながって連動した攻撃が見えてきた。
前半の早い時間帯で先制点を奪い、その後、失点することなく守り切り、追加点へつなげ、試合を有利に運ぶことができた。
暑く湿度も高いというコンディションの中、時間経過とともに疲れも増してくるが、その負荷を得点がカバーするという理想的な展開となった。
第1戦におけるFW#12津田愛乃音さんの2ゴール、第2戦におけるFW#09佐藤ももサロワンウエキさんの2ゴール、そしてこの第3戦のMF#07菊地花奈さんの2ゴール。毎回、違う選手が活躍することも、チームとしての成長を後押ししているのであろう。

U17日本女子代表は、グループBの3戦すべてで4ゴールを奪い勝利し、1位通過を手にした。
だが、まだ、U17女子ワールドカップの出場権を手にしたわけではない。
次の韓国戦、誰が、2ゴールを奪う選手となるのか?
そんな、次の選手が出てくる試合展開となれば、意識しなくとも出場権を手にすることができるであろう。


AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024<準決勝>
U17日本女子代表vsU17韓国女子代表
日時:2024年05月16日 15:00 KickOff(現地時間) 
会場:Kapten I Wayan Dipta Stadium

次もまた、日中の熱い時間帯の試合...。
飲水タイムがあったとしても、45分ハーフの90分で決まらなければ延長戦。
体力が勝敗を分けてしまうのだろうか。

がんばれ!にっぽん!