U20日本女子代表vsニュージーランド(FIFA U20 Women's World Cup 2024)
FIFA U20 Women's World Cup 2024 コロンビア2024_グループE<第1節>
対戦カード:U20日本女子代表vsニュージーランド
今回、南米のコロンビアで開催されるFIFA U20 Women's World Cup 2024は、通算で11回目となるU20世代の各国女子代表チームによるワールドカップである。今大会から参加チームが24チーム(16チームから24チーム)に増えたことから、日程的にも2024年8月31日から9月22日(19日間から23日間)までと、長丁場の戦いとなっている。
グループ戦においてU20日本女子代表は、ニュージーランド、ガーナ、オーストリアと同組のグループEに入った。
前回大会の「FIFA U20 Women's World Cup 2022 コスタリカ」において、U20日本女子代表は決勝戦でスペインと対戦し1対3で敗戦、準優勝に甘んじている。
さて、今大会は、どんなドラマが待っているのであろうか?
少なくとも、パリオリンピックのなでしこジャパンの成績(準々決勝敗退)を越えてほしいと願うのは私だけだろうか?
がんばれ!Youngなでしこ!
FIFA U20 Women's World Cup 2024
グループE<第1戦>
対戦カード:日本vsニュージーランド
日程:2024年9月2日 20:00KO 現地時間
2024年9月3日 10:00KO 日本時間
会場:ボゴタ(コロンビア)/El Techo Stadium
U20日本女子代表のスタメンは以下。
GK01大熊 茜 (INAC神戸レオネッサ)
DF02柏村 菜那(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
DF05林 愛花 (サンタクララ大/アメリカ)
DF04米田 博美(セレッソ大阪ヤンマーレディース)
DF06佐々木 里緒(マイナビ仙台レディース)
MF19松永 未夢(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
MF14小山 史乃観(ユールゴーデンIF/スウェーデン)
MF08大山 愛笑(早稲田大)
MF11氏原 里穂菜(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
FW13土方 麻椰(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
FW09笹井 一愛(ノジマステラ神奈川相模原)
システムは4-4-2?
FW:09、13
MF:11、14、08、19
DF:06、04、05、02
GK:01
SUBメンは以下。
GK18岩崎 有波(ノジマステラ神奈川相模原)
GK21ウルフジェシカ結吏(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
DF03岡村 來佳(三菱重工浦和レッズレディース)
DF17白垣 うの(セレッソ大阪ヤンマーレディース)
MF07角田 楓佳(三菱重工浦和レッズレディース)
MF15早間 美空(サンフレッチェ広島レジーナ)
MF16天野 紗 (ハンマルビーIF/スウェーデン)
MF20板村 真央(JFAアカデミー福島)
FW10松窪 真心(ノースカロライナ・カレッジ/アメリカ)
FW12和田 麻希(セレッソ大阪ヤンマーレディース)
U20ニュージーランド女子代表のスタメンは以下。
GK18Madeleine IRO
DF02Zoe McMEEKEN
DF04Ella FINDLAY
DF03Ella McMILLAN
DF05Suya HAERING
MF06Emma PIJNENBURG
MF08Helena ERRINGTON
FW11Manaia ELLIOTT (Cap.)
FW10Ruby NATHAN」
MF07Kiara BERCELLI
FW09Milly CLEGG
システムは4-2-3-1?
FW:09
MF:07、10、11
MF:08、06
DF:05、03、04、02
GK:01
SUBメンは以下。
GK01Aimee FEINBERG-DANIELI
GK21Amber BENNETT
DF15Marie GREEN
DF16Rebekah TREWHITT
MF13Lara COLPI
MF14Daisy BRAZENDALE
MF17Olivia INGHAM
MF20Olivia PAGE
FW19Zoe BENSON
前半12分、日本:センターサークル付近、#05林さん右前に―>A2右サイド、#02柏村さん縦に―>A2右ハーフ、#19松永さん反転して縦に―>A2右ハーフPAライン手前、#09笹井さんマイナス気味に中央へー>A2中央やや右寄り、#19松永さん縦に―>PA中央やや右寄り、#13土方さん反転して左へ―>PA中央、#14小山さんダイレクトで右足S⌒>クロスバーの僅か上を越えて後ろへ。
※後記:ゴールとはならなかったが、この試合の中で、一番、美しくシュートまでボールがつながったプレイであった。
前半16分、日本が先制!:M1左サイド、#06佐々木さん右サイドへ大きくサイドチェンジ⌒>A1右サイド、#19松永さん切り返してディフェンダーをかわし~>PA右角付近、#19松永さんPA中央へクロス⌒>PA中央、#13土方さんスライディングして右足で合わせてS―>ゴール右隅に決まる。
(日本、FW13土方麻椰:1対ゼロ)
※「ベレーザからベレーザへ」息の合ったプレーが先制点を生む。#19松ちゃんはクロスではなく、シュートのつもりだったのだろうか?「ヒジカタ」ダンスを恥ずかし気に披露。それにしてもマイナビの佐々木さんのキック力はお見事!このような大きな揺さぶりは有効だろう。
前半21分、ニュージーランド:PA右、#09Millyさん中央に運んでからマイナス気味に中央へ―>ペナルティア―ク、#10Rubyさん右足トラップ右足Sー>#08大山さんが体を張ってシュートブロックに行ったが、股の間をボールが抜けて―>GA中央、GK#01大熊さんが左に飛んでかろうじてキャッチ。
※ニュージーランドのFW#09Millyさんが右サイドから中央へボールを運んだ時に、日本は6人の選手がPA内にいたが全員ボールWatcherになっており、#10Rubyさんをフリーにしてしまった。修正が必要。
前半24分、日本の選手交代:OUT MF11氏原里穂菜→IN MF15早間美空
※交代の理由は不明。#11里穂菜は右足のテーピングが痛々しかったこともあり、早めの交代となったのであろう。十文字OGから十文字OGへの交代。早間さんはベレーザに欲しかった逸材。
システムは4-4-2?
FW:09、13
MF:15、14、08、19
DF:06、04、05、02
GK:01
前半38分、日本追加点!:センターサークル付近、#04米田さん縦に―>A2中央、#14小山さん反転してグラウンダーのスルーパスを送る―>PA右に抜け出した#13土方さんが、GA右外のゴールライン手前の角度のないところから右足S⌒>ボールはゴール右ポストをかすめて⌒>左ポストに当たってゴール内に吸い込まれた。
(日本、FW13土方麻椰:2対ゼロ)
※「ヒジカタ」ダンスは抑えて...。それにしても右ポストをかすめたボールが左ポストに当たってゴール内に入るとは...。こんなゴールをこれまでに見たことがなかった。#14小山さんの精度の高いスルーパスもお見事!
システムは4-2-3-1?
FW:09
MF:15、19、13
MF:14、08
DF:06、04、05、02
GK:01
前半41分、日本追加点!:M1左ハーフ、、#04米田さん左前に―>A2左サイド、#15早間さんワンタッチで縦に―>PA左で#09笹井さんがボールに追いつき切り返して~>PA左、#09笹井さん左足S―>GKのニアサイドを抜けたボールはゴールネットを大きく揺らした。
(日本、FW09笹井一愛:3対ゼロ)
※隙間がほとんどないニアサイドを正確に射抜く#09笹井さんのシュートの精度がすごい!完璧!
前半45分、日本追加点!:A2左ハーフ、#09笹井さん縦に―>PA手前左から#13土方さんが斜めに中央に運んで~>PA中央やや左寄り、#13土方さん優しくグラウンダーのパスを中央へ―>中央やや右寄り、#08大山さん右足トラップ落ち着いて右足S―>ボールはゴール右隅に決まる。
(日本、MF08大山愛笑:4対ゼロ)
※前半で試合を決定づける4点目を「Aemu」が決める。彼女を調子づかせてくれてありがとう。ゴールを決めた後のAemuの喜び方が可愛い。
前半のATは4分。
前半を終えて4対ゼロとU20日本代表がリードして折り返す。
U20日本女子代表は、前半の途中、1点をリードして優位な形で試合を進めていたが追加点を奪うことができない。攻撃で圧力を掛けている以上、カウンターを食らって同点にされる前に追加点を奪い、相手の戦意を削いでおきたい。前半のまだ早い時間帯で選手をひとり入れ替え、その後、前半30分ごろから#13土方さんを右サイドへ、#19松ちゃんをトップ下に置く配置に替えた。この変化がチームの攻撃に良い影響を与えたようである。その後、追加点が立て続けに入り、前半で試合の勝敗を形づけることに成功した。後半は無失点に抑えることにまずは重点を置き、追加点が奪えるようなら、奪うという形を作れるか?となろう。
HT、日本の選手交代:OUT MF19松永未夢→IN MF07角田楓佳
HT、日本の選手交代:OUT DF04米田博美→IN DF03岡村來佳
システムは4-4-2?
FW:14、09
MF:15、07、08、13
DF:06、05、03、02
GK:01
後半8分、ニュージーランドの選手交代:OUT #10Ruby NATHAN→IN #14Daisy BRAZENDALE
システムは4-2-3-1?
FW:13
MF:09、14、15
MF:07、08
DF:06、04、05、02
GK:01
後半15分、日本追加点!:M2右ハーフ、#03岡村さん縦に―>M1右サイド、早間さん縦に運んで~>A2右サイド、#15早間さん中央に運んでからグラウンダーのクロスを入れるー>PA中央やや右寄り、#14小山さん右足トラップ落ち着いて右足S―>ゴール左に決まる。
(日本、MF14小山史乃観:5対ゼロ)
※#15早間さんが放ったクロスボールが、複数のニュージーランドのFPがパスカットを試みるもその間を抜けて、ペナルティエリア内の#14小山さんの足元に止まる。あとは#14小山さんが狙ってシュートを打つだけ。
後半17分、日本の選手交代:OUT MF08大山愛笑→IN DF17白垣うの
後半20分、日本の選手交代:OUT GK01大熊 茜→IN GK18岩崎有波
システムは3-4-3?
FW:09、14、13
MF:15、06、07、02
DF:05、17、03
GK:18
※日本は3バックに変更?
システムは3-2-3-2?
FW:09、13
MF:15、14、02
MF:06、07
DF:17、05、03
GK:18
※#14小山さんの立ち位置が不明確に...。フリーなのか?
後半30分、日本の追加点!:M1左ハーフ、#17白垣さん縦に―>A2中央やや左寄り、#09笹井さんポストプレーで左へー>左ハーフ、ペナルティエリア手前からMF15早間さんが左足Sー>ボールはゴール右隅に吸い込まれた。
(日本、MF15早間美空:6対ゼロ)
※早間さん、十文字の頃と変わらぬ熱いプレーを見せてくれた。
後半31分、ニュージーランドの選手交代:OUT #03Ella McMILLAN→IN #20Olivia PAGE
後半32分、ニュージーランドの選手交代:OUT #02Zoe McMEEKEN→IN #16Rebekah TREWHITT
後半32分、ニュージーランドの選手交代:OUT #07Kiara BERCELLI→IN #19Zoe BENSON
システムは3-4-3?
FW:15、09、13
MF:06、07、14、02
DF:17、05、03
GK:18
後半38分、ニュージーランドの選手交代:OUT #06Emma PIJNENBURG→IN #13Lara COLPI
後半のATは4分。
後半90+1分、日本追加点!:右CKからの流れで、A2右サイドから#06佐々木さんがクロス⌒>PA中央やや左寄り、#09笹井さんダイレクトで合わせて右足ボレーS⌒>GKが弾くも、ボールはゴール右に吸い込まれた。
(日本、FW09笹井一愛:7対ゼロ)
試合結果は、7対ゼロでU20日本女子代表の勝利。
U20日本女子代表は、初戦を無事勝利で飾ることができた。
この試合、6対ゼロで日本が勝利するだろうと予想したのだが、最後の最後、後半のATに、笹井さんに決められてしまい、私の予想を裏切る7対ゼロという結果となっての勝利。
ゴールが沢山生まれたからと言って、U20日本女子代表がいきなり「優勝候補!」というには早すぎると思う。本当に強い相手と対戦して、それでも勝利を挙げているチームは、他にある。
グループCの第1戦で「優勝候補」の「スペイン」と「アメリカ」が早くも対戦し、1対ゼロで「スペイン」が勝利した。これで「スペイン」が、グループCの1位で通過してくる可能性が高くなった。
この試合のスタッツ(日本ーニュージーランド)
・ボール支配率(56%-33%)中立11%
・枠外シュート(17本-2本)
・枠内シュート(11本-2本)
・CK(8本-ゼロ本)
・FK(5本-6本)
・オフサイド(1回-ゼロ回)
日本と同組のグループEのもうひとつの試合は、
FIFA U20 Women's World Cup 2024
グループE<第1戦>
対戦カード:ガーナvsオーストリア
日程:2024年9月2日 17:00KO 現地時間
2024年9月3日 07:00KO 日本時間
会場:ボゴタ(コロンビア)/El Techo Stadium
試合結果は、1対2でU20オーストリア女子代表の勝利。
グループE:第1戦を終えた順位は以下。
順位 チーム名 勝点 勝 引 敗 得点 失点 得失点
1 日本 3 1 0 0 7 0 +7
2 オーストリア 3 1 0 0 2 1 +1
3 ガーナ 0 0 0 1 1 2 -1
4 ニュージーランド 0 0 0 1 0 7 -7
U20日本女子代表の次戦は?
FIFA U20 Women's World Cup 2024
グループE<第2戦>
対戦カード:日本vsガーナ
日程:2024年9月5日 17:00KO 現地時間
2024年9月6日 07:00KO 日本時間
会場:ボゴタ(コロンビア)/El Techo Stadium
※ガーナは、ニュージーランドと比較して、身体能力がさらに高くなるだろう。走力に警戒が必要と言える。あと、遠目(バイタルエリアの外)からでもシュートを打ってくるので、要注意。体を寄せ、シュートコースを限定するなど、対応が必要。
とにかく、先に失点しないこと。後半になれば、ガーナの攻撃力も落ちてくるはずで、そうなれば、日本の細かいパスでつなぐサッカーが生きてくる。シュートは急がず焦らず冷静に狙うこと。それが、ゴールという結果につながらないわけはない。
がんばれ!にっぽん!
がんばれ!Youngなでしこ!