AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024<準決勝>

グループ戦の結果は以下。
Group A            試合数 勝  分  負  得点 失点 得失 勝ち点 
1    DPR Korea        3    3    0    0    22    0    13    6
2    Korea Republic    3    1    1    1    13    8    5    4
3    Philippines        3    1    1    1    7    8    -1    4
4    Indonesia            3    0    0    3    1    27    -26    0

Group B            試合数 勝  分  負  得点 失点 得失 勝ち点 
1    Japan            3    3    0    0    12    1    11    9
2    China PR            3    2    0    1    6    4    2    6
3    Thailand            3    1    0    2    3    8    -5    3
4    Australia            3    0    0    3    2    10    -8    0

上記の結果、準決勝の対戦カードは、以下となった。

AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024<準決勝_第1試合>
U17日本女子代表vsU17韓国女子代表
日時:2024年05月16日 15:00 KickOff(現地時間) 
会場:Kapten I Wayan Dipta Stadium

AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024<準決勝_第2試合>
U17北朝鮮女子代表vsU17中国女子代表
日時:2024年05月16日 19:00 KickOff(現地時間) 
会場:Kapten I Wayan Dipta Stadium

「FOOTBALL ZONE」の記事を読むと、中国大手メディア「SOHU」が、中国にとっては、韓国との対戦を回避できたのは朗報であり、その理由が「韓国と対戦すると選手の怪我につながる可能性が高いことを挙げている」とのことであった。まるで、決勝戦あるいは3位決定戦で韓国と対戦する可能性が全く無いというような感じを受けた。
少なくともU17日本女子代表に関しては「フェアプレー精神」でありたい。
がんばれ!にっぽん!


AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024<準決勝_第1試合>
U17日本女子代表vsU17韓国女子代表
日時:2024年05月16日 15:00 KickOff(現地時間) 
会場:Kapten I Wayan Dipta Stadium

U17日本女子代表のスタメンは以下。
GK    21    福田 真央
DF    03    牧口 優花
DF    04    太田 美月
DF    06    鈴木 温子
MF    05    榊 愛花
MF    10    古田 麻子
MF    14    眞城 美春 (Cap.)
MF    16    福島 望愛
FW    08    木下 日菜子
FW    11    根津 里莉日
FW    19    辻 あみる

U17日本女子代表の布陣は4-2-3-1なのか?
FW:10
MF:11、19、08
MF:14、05
DF:06、03、04、16
GK:21

控え選手
GK    01    永井 愛理
GK    18    坂田 湖琳
DF    13    菅原 千嘉
DF    17    朝生 珠実
MF    07    菊地 花奈
MF    22    平川 陽菜
FW    09    佐藤 もも サロワンウエキ
FW    12    津田 愛乃音
FW    23    松浦 芽育子
        
        
韓国女子代表のスタメンは以下。
GK    01    WOO SUMIN
DF    02    SHIN DAIN
DF    05    LEE HAEUN
DF    06    NOH SIEUN
DF    09    BAEK JIEUN
DF    16    PARK JIYU
MF    08    BEOM YEJU
MF    12    KWON DAEUN
MF    17    NAM SARANG
FW    10    WON JUEUN (Cap.)
FW    19    PAHAIR CASEY YUJIN

控え選手
GK    18    LEE YEOEUN
GK    21    KIM CHAEBEEN
DF    03    RYOO JIHAE
DF    04    SHIN SUNGHEE
MF    07    KIM YEEUN
MF    11    SEO MINJEONG
MF    13    KIM JIHYO
MF    15    PARK JUHA
MF    20    JI AE
MF    22    HAN GUKHEE
FW    14    KIM HYOWON
FW    23    JEONG YEWON


選手交代:
後半27分、韓国の選手交代:OUT #19PAHAIR CASEY YUJIN→IN #20JI AE        
後半14分、日本の選手交代:OUT #04太田美月→IN #17朝生珠実
後半14分、日本の選手交代:OUT #19辻 あみる→IN #22平川陽菜
後半26分、日本の選手交代:OUT #10古田麻子→IN #09佐藤ももサロワンウエキ
後半26分、日本の選手交代:OUT #11根津里莉日→IN #07菊地花奈
後半45分、日本の選手交代:OUT GK#21福田真央→IN #01永井愛理


得点シーン:
前半40分、日本:A2左サイド、#10古田さん中央へ⌒>ペナルティアーク中央、#19辻さん右足でワンタッチで左へ落として―>PA左、#11根津さんダイレクト右足S―>ボールはGKの横をすり抜けてゴール右に決まる。1対ゼロ。

後半23分、日本:A1右サイド、#16福島さんクロス⌒>PA中央やや左寄り、#14眞城さん右トラップ、左足S―>ボールは二人の韓国DFの横を抜けて、GKの伸ばした手の先をも抜けてゴール右に決まる。2対ゼロ。
※「そこに美春!」フリーで落ち着いて放った左足のシュートが決まる。完璧!

後半88分、日本:PA左、#07菊地さん中央へ―>PA中央、韓国DFが足に当ててこぼれ球に―>PA中央、#14眞城さんが奪ってツータッチ左足S―>PA中央、韓国DFがブロック跳ね返ったボールに⌒>PA右、#08木下さんダイレクトで合わせて右足S―>GA中央、GKが横っ飛びで両手を伸ばしてブロックこぼれたボールに―>GA中央、#14眞城さんが走り込み右足S―>とどめのゴールが韓国のゴールネットを揺らした。3対ゼロ。


ゴールにはならなかったが惜しいシーン:
前半1分、日本:#10古田さんのKOで始まり―>M2中央、#05榊さん左前に⌒>M1左サイド、#11根津さんワンタッチで中央へ⌒>M1左ハーフ、#19辻さん縦に運んでから中央へ切れ込み~>A2中央やや左寄り、#19辻さん右足ミドルS⌒>GA中央、GKがキャッチ。
※#11根津さんが韓国ゴール枠内に気持ちのこもったオープニングシュートを放つ。

前半21分、日本:M1中央、#14眞城さん右前に―>A2右サイド、#08木下さん縦に運んで~>A1右サイド、#08木下さん韓国ディフェンダーに体を寄せられながらもグラウンダーのクロスを入れる―>GA右角手前、#10古田さんワンタッチで合わせて右足S⌒>ゴール右サイドのネットに当たる。

前半45分+4分、韓国:A2中央やや右寄り、韓国FP 右足S―>ペナルティエリア中央、日本#04太田さんがブロックして弾き―>ペナルティアーク左、韓国FPツータッチしてディフェンダーをかわし右足S⌒>ボールは日本のゴール左上に飛んだが、GK#21福田さんが両手を伸ばしパンチングセーブ⌒>ゴール左外へ。
※前半のATに韓国に同点ゴールを与えなかったナイスセーブ。だが、それよりもATの時間として、主審が時計を見ずにプレーを進めていたことがに疑問。この後の韓国のコーナーキックも認め、前半のATは5分を超えた。

後半14分、日本:A2右ハーフ、#10古田さん縦に運んで~>PA右角、#10古田さん右足S⌒>GA右、GKが弾いてボールは左サイドへ⌒>GA左、#19辻さん落として―>PA左、韓国DFカットしてクリア―>A2左サイド、#06鈴木さんがボールを奪い返し縦に運んで~>A1左サイド、#06鈴木さんクロス⌒>GA中央手前やや左寄り、#14眞城さんHS⌒>GA左、GKが弾いたボールを勧告DFがクリア。
※#06鈴木温子から#14眞城美春へのホットライン。

後半20分、韓国:日本陣内右サイドバックの#04太田さんからGKへのバックパス―>PA左サイドで韓国#19PAHAIR CASEY YUJINさんにボールを奪われ~>日本GK#21福田さんがかわされて~>PA左、韓国#19PAHAIR CASEY YUJINさん中央へ運んで~>GA左角、韓国#19PAHAIR CASEY YUJINさん右足S―>GA左角、日本#03牧口さんがシュートブロックこぼれ球に―>GA左角、韓国#19PAHAIR CASEY YUJINさん右足S―>GA左角、日本GK#21福田さんがシュートブロック―>こぼれたボールを再度、韓国#19PAHAIR CASEY YUJINさんに奪われるも、体を寄せてボールを奪い返しクリア。


試合結果は3対ゼロでU17日本女子代表の勝利。

この試合、U17日本女子代表は「危なげない勝利」ではなく、「幸運に恵まれ勝利」を挙げたといってよいように思える。韓国は同点に追いつくチャンスがなかったわけではない。日本の守備陣が何とか体を張って、自分達のパスミスからのピンチをなんとか防いだことが、この勝利につながったといえる。
日本の守備陣のパスミス、この韓国戦では、本当に幸運にも防ぐことができたが、決勝の北朝鮮戦では、もっと、シビアにシュートを放ってくるに違いない。日本陣内での不用意なバックパスをまずは絶対にしないこと、確実にサイドラインの外へクリアして、守備体系をきちんと作り上げることがまず大事であろう。


AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024<3位決定戦>
U17韓国女子代表vsU17中国女子代表
日時:2024年05月19日 15:00 KickOff(現地時間) 
会場:Kapten I Wayan Dipta Stadium
※この3位決定戦は、この大会の中で一番熾烈を極める一戦となるであろう。なにせ、この試合に勝利したチームがFIFA U17 女子ワールドカップ2024の出場権を手にすることになるのだから...。


AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024<決勝>
U17日本女子代表vsU17北朝鮮女子代表
日時:2024年05月19日 19:00 KickOff(現地時間) 
会場:Kapten I Wayan Dipta Stadium

先に失点しないことが、まずは第一と言えるであろう。それと、チャンスにおいても、受け手に意図が伝わっていない不用意なパスは、ゴールにはなかなか結び付かないので、不用意なパスをするぐらいなら、枠内を狙って、自らシュートを放つべきである。シュートのこぼれ球を拾って、第2弾のシュートを放つ方が、ゴールに結びつく確率は高いと言える。
あとは、北朝鮮の選手の方が、疲れてくるのは早いだろうと予想する。後半30分を越えたあたりからが日本が勝機を掴む確率が高くなると予想する。
「ボールは疲れない」とにかく、左右にじらせるぐらいに、ボールを回して、相手を動かすことが必要だと思う。
あとひとつ、U20日本女子代表が「AFC U20女子アジアカップ ウズベキスタン 2024」の決勝戦でU20北朝鮮女子代表に根負けしたことを忘れるな。
最後に、カップを頭上に掲げ日本に元気を届けるのは、君らだ。
がんばれ!にっぽん!