産後ケアは体のケア以外も（が）大事

妊娠中は、本当の意味での安定期というのはなく、
いつ何がおこってもおかしくない状態。

＊妊娠中の安定期は、妊娠中では比較的安定しているという意味での安定期なので、妊娠していないのと同じように考えるのは危険です。

じゃあ、産後は？
というと、赤ちゃんが生まれて安心だし、
体も安定するね！

ということはなく、
体力はがた落ち、
骨盤周りは交通事故で大けがをしたくらいのダメージを受け、

慣れない赤ちゃんのお世話で、
肩こりや腰痛、腱鞘炎なども起こりやすく、

かつ育児で睡眠不足状態が続いていることや、

環境の変化などもあり、
自律神経バランスも乱れ、
心身ともにぼろぼろ状態になっている人も
少なくないです。

みんな、なんとかしなきゃ、
なんとかしたい。
とは思っているのですよね。

そして今、ネットで検索したら、
どれだけでも情報はでてきます。

多すぎるくらいの情報が。

ネットで「産後ケア　体」で検索すると、
780万件の情報が。

そこにも玉石混交で、正しい物もあれば、
そうでない物も。

その中で、一つあげるなら、産後の腹筋問題。

私は何度も、

「産後は腹筋をしないで。」
と伝えています。
出産後、腹筋運動はしないで！

上記のようなことも含めて、産後の体のケアは、
普通の状態とは大きく違うので、
産後の体をよく知った上でケアすることが必要です。

そして産後ケアは体のことだけでなく、
ココロのケア、
そしてコミュニケーションの底上げも必要です。

産後は、確実にコミュニケーションスキルが落ちます。

まずは人と話す機会が極端に減るから。

そして、話す内容も子どものことが中心、

もしくは子どものことのみになったり、

夫婦間でも夫が帰ってくる頃には、
妻は疲れ切ってしまって、
連絡事項の伝達のみ。

なんてことにもなりがち。

そして育児をしていると、

目の前のことをしているだけで精一杯になり、
自分がどうしたいかがわからず、

会話ができる貴重な機会にも、
表面的な会話になったり、
単なる愚痴で終わってしまうことも。

怖いのが、これが本人が気付いていないこと。

なぜなら話す機会が少なく、余裕もないので、
そこまで気付けないのですよね。

気付いていないと、それをする必要性も
当事者はわからないまま。

そうなると、いつもモヤモヤ・イライラが
解消されないまま、たまっていきます。

本当だったら、会話することで、
なにかしらのモヤモヤが解消されたり、
イライラがすっきりされておかしくないのに。

それが、産後に陥りがちな「私ばっかり大変！」の
被害者意識状態と、
コミュニケーションスキルの低下という
ダブルパンチにより
どうしても、体だけでなく、
ココロもスッキリしない日々が続くことに。

それに育児の悩みがプラスされ、
自信が喪失したり、

夫婦関係のトラブル、
夫に対するイライラに繋がっていきがち。

つまり何も良くならないという状態。

体をケアすると、その時はスッキリするけれど、

気持ちが変わらなければ、

現状を客観視することができなければ、
家に帰ると、またイライラした日々が戻ってくることも。

そこに陥らないためには、

産後は体のケアをするのは当然、

そこにココロのケアと
コミュニケーションスキルをあげていくことを
同時にプラスしていくことで、
産後に起こる様々なトラブルの改善につなげていきます。

母親教室では５回のクラスで
それらを包括して伝えていくので、
体が健康になるのはもちろんのこと、
”その時だけすっきり”で終わらず、

その後の生活が楽しくなること、

母親はもちろんのこと、家族みんなの笑顔が増えることに
繋げていきます。

前回、中津川の教室に参加いただいたメンバーからも

その辺りも実感していただいた感想をたくさんいただいています。

産後の母親教室、ありがとうございました。

５回の教室あっという間でしたが、とても貴重で有意義な時間が過ごせました。

元々人前で話すことが苦手で、短時間で言いたいことをまとめられないところがあり、
最後の感想もうまく伝えられなかったので、また感想をお話できる機会があって、よかったです＾＾

教室では嫌でもみんなの前で話さなくてはいけない環境だったので、自分にとっては毎週課題でもあり、コミュニケーション不足の解消になったのではないかと感じています。

最後、バランスボールで一曲踊りきれた達成感がすごくて、自分にもできた！と自信がわいてきました。

心の変化の方が大きく、ワークで学んだことは自分を変えるきっかけとなったので、今後の人生に生かし楽しく過ごしていきたいです。
本当にありがとうございました。

（Ｙさん。産後５ヶ月。）

この「人前で話す」ということを毎回していくと

初回の時点で、「いかに自分が話せないか」ということに気付きます。

そしてそこで「上手に話す」ことより、

「まず話してみる」ことを繰り返すことで、

みんなから出てくる言葉が毎回変わってくるのも
（きれいごとではなく、自分が話したいことを話せるように）
この教室の特長です。

もともと人前で話すことは苦手でしたが、出産前２ヶ月から入院していたこともあり、
入院～産後の今まで、家族以外と話すことがほとんどありませんでした。

今回、教室に参加し、ワークをした時に、本当に言葉が出てこない‥って、感じでした。
ワークの時間は考えたり、言葉にする良い機会になりました。
これからも教室で教わったことを実践していきたいです！

エクササイズでは思うように体が動かせず、バランスボールで弾むことにプラス手の振りがつくと、もう全くついていけず‥でしたが、脳が活性化される感じがして、楽しくできました。
これからも続けていきたいなぁと思いました。
（Ｍさん。産後４ヶ月。）

”話す”と同時に”考える”こともおざなりになっている時期。

教室ではワークをする時にしっかり考えることで、

脳の活性にもつなげていきます。

脳が活性すると、言葉がでてくるようになるのは
もちろんのこと、
ネガティブにならない、物事のとらえ方も
いい方向に変わっていくのです。

妊娠中、お腹がはりやすく、後期は極力動かない生活を送っていました。
歩きづらいのもあり、楽な歩き方をしていた為、下半身はガタガタで、ほぼ歩いていなかったので、体力筋力も落ちてしまい、産後もかなり体がしんどかったです。

産後のケアは大事だと聞いていたものの、何をどうのように行った方が良いののかわからずで、これといったケアもしていませんでした。
今回教室に通い始めて、次回までの課題があったので、一度で終わる講習よりも良かったです。
（一度で終わるものだと続かない事が多いので。）
特に「１・２・３」を思い出した時に行っています。
普段いかに骨盤が立っていないのかを実感しました。

コミュニケーション能力も、かなり落ちているのだと実感しました。
なかなか言葉が出てこない！
でも通っていくうちに、自分はこの先どうしていきたいのか、
どうなりたいかなど明確に考えられるようになったと思います。

今後、子どもが大きくなっていく時に、どういった声かけや過ごし方をしたらいいのか、こうしていきたいという考えが持てました。

自分だけが大変という考えから、旦那さんは旦那さんで不安等を抱えていたりすることを知り、イライラするのではなく、一歩引いた所で客観的に見れる事も少しずつ出来るようになりました。
とっても楽しかったです。有難うございました。

（Ｅさん。産後２ヶ月。）

”お母さん”になると、「『いいお母さん』にならないと」と
思う方が多いです。

それが悪いことではなくても、

自分の意志は隅に追いやった状態で、

世間で言われる”いいお母さん”を演じようとすると、

「自分がどうしたいのか」がわからなくなります。

その状態は、”いつまで経っても満たされない私”の
出来上がりに。

母親が満たされていないと何がいけないのかというと、
自分を満たす方法を家族（子どもや夫）に
依存しがちになるのですよね。

その部分に早い時点で気付くと、
誰も余分に苦しむことのない、
それぞれが自立し、自分で自分のやりたいことを
尊重できる家族を作ることができるのです。

産後は、コミュニケーションスキルが落ちる。