女性ホルモンの波を味方につけるには、まず波があることを受け入れる必要があります。


これはどういうことか、というと「いつも同じにしよう」と思わないこと、「いつも同じにはできない自分」を認め、許すということです。


女性はホルモンバランスが変化するたびに、心と体が劇的に変化します。


生理~排卵までのエストロゲン期と排卵~生理までのプロゲステロン期では、お肌の状態も、体型も、気持ちも何もかもがまったく違い、まるで別人のようになります。


別人のようなのに、毎日同じように会社に行き、同じように友人やパートナーにニコニコし、同じように「いい人」になろうとするのは、この変化の波を無視した、とても不自然な行為です。


そして、こういった波(変化)を無視した生活を続けていると、いざ妊娠・出産という大きな波が来たときに、対応しきれなくなります。


変化には心と体をゆるめて「柔軟に」対応する必要がありますが、普段から変化を拒絶していると、心も体もガチガチに固まってしまい、少しの変化で、すぐに壊れてしまうのです。


だから、妊娠をする前から「自分の変化に慣れ、変化を受け入れ、変化を大切にする生活をすることが必要です。


例えば「生理で眠かったら、夜のお誘いは断って早く布団に入る」ことです。


2週間前に楽々できたことが、今日はまったくうまくいかない、ということがあったとしても、そういう自分を責めずに「きょうはそういう日なんだな」「今はそういう時期なんだな」と受け入れることです。


毎日のようにヨガの練習をしていると、体も心も毎日毎日同じではないという当たり前のことをはっきり自覚できるようになります。


同じではないのに、同じことをしようとするほど不自然なことはありません。


とりあえず、自分の心や体の状態を無視せず、寄り添い、受け入れるところから始めましょう。


自分に嘘をつく必要はないのです。


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