★煉神還虚とは
「煉神還虚」、 「陽神」 というネーミングは非常に不適切であるというのが、高次元意識体からの意見である。「白鳥鳳山の内丹術49」は他に現存している情報としての内丹術とは全く異なるが「内丹術」であることを主張したいので、基礎的な用語は既成の言葉に新たな解釈を加えて使用している。
「陽神」というネーミングについては既に書いた通りである。神様ではないのに、神なんて言葉を使うから神秘的になりすぎたり宗教的になりすぎたりということになる。結局は誰も出来なくなっちゃって、永遠に辿り着けないかもしれない神秘の境地みたいな、誰の健康にも役立たない単なるマニアの自慰的探求に陥るのが関の山なのである。
「煉神還虚」では 「還虚」の部分が不適切で、例えば「陽神を体外に出し虚空に還す」などといえばもう完全に意味不明である。自分の分身とか神様みたいなやつを自分が作って天高く上げるとか宇宙に還すとか、アホみたいなスペクタクル・ロマンを脳内に描いてしまう内丹術の実践者が世の中にはたくさんいるのだ。
また例えば「頭の頂門から出神して遠くまで遊ばせ、陽神を虚空に還してく」などと言うと、生き霊飛ばしか幽体離脱みたいなイメージだって抱きかねない。いや、実際にそれに近い空想をもつ内丹術の実践者は多いのである。
さて、「白鳥鳳山の内丹術49」の煉気化神では、意図的に胎息を行い大周天すなわち聖胎(神)を放出する状態をトレーニングした。 煉神還虚は、聖胎(神)を意図的に放出しようとする意図を虚にするための段階である。つまり、大周天を自ら作り出そうとしなくても、生きているだけで常に身体に大薬が溢れて聖胎(神)が体現されていることを目指した訓練方法なのである。
煉気化神に慣れて、ものの数秒で聖胎を出せるようになったとしても、一時的な状態に過ぎない。これを定着させていくためには、少なくとも3年間は煉神還虚の訓練を継続することが望ましい。3年間、毎日1分以上である。
煉神還虚には13のメニューがある。順番通りにしなければならないということはない。日常生活の中で、誰にも怪しまれないような時にふと思い出したならば、やっていけばよいのである。
「煉気化神」「煉神還虚」の段階で、自らのでき具合をチェックする場合には
・自分の肉体が放出できる大薬の最大値を100として、いまどれだけ出ているか?
・大薬の巡りが悪い部位はどこか?
・自分の肉体が放出できる聖胎の最大値を100として、いまどれだけ出ているか?
といったことを菩薩のリングなどで調べるといいだろう。 「煉神還虚」が上達すればするほど、「緩み」「築基」の重要性に気付いていくはずだ。
○煉神還虚35
六根震動の状態で、歩く。
○煉神還虚36
六根震動の状態で、立つと座るを繰り返す。
○煉神還虚37
六根震動の状態で、仰向けに寝ると起き上がるを繰り返す。
○煉神還虚38
六根震動の状態で、うつ伏せに寝ると起き上がった立つを繰り返す。
○煉神還虚39
六根震動の状態で、走る。
○煉神還虚40
六根震動の状態で、物を持ち上げたり下ろしたりする。
○煉神還虚41
六根震動の状態で、荷物を持ち歩く。
○煉神還虚42
六根震動の状態で、服を着替える。
○煉神還虚43
六根震動の状態で、洗顔・歯みがき・化粧をする。
○煉神還虚44
六根震動の状態で、入浴する。
○煉神還虚45
六根震動の状態で、食事をする。
○煉神還虚46
六根震動の状態で、読書をする。
○煉神還虚47
六根震動の状態で、他人と会話をする。
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