ロストレイル開発ブログ -2ページ目

質問箱:その4~トラベルギア関連

久々に質問箱です。ずっと前にいただいた質問をためこんでしまっていました。すいません。トラベルギア関連についてまとめてお答えしますね。

Q:トラベルギアに火や雷を纏わせて、それを操って攻撃するという設定は大丈夫でしょうか?
例えば「腕輪に火を纏わせて敵に火球を飛ばす」、「風の力を纏った布を翻し、風の弾丸を撃つ」みたいな設定をつけてみたいのですが…。


A:問題ないです。

Q:「直撃するとその部位が氷結する銃」で「川を凍らせて渡る」ことが不可、というのは、「その品物の本来の用途には使用できる」というルールに矛盾しませんか?

A:「川を渡る」ことは「銃の本来の用途」ではないのでできません。本来の用途とは「ティーポットでお茶を入れる」など、その品物が何の特殊能力も持たず、トラベルギアでなかったとしても可能な行為のことを指します。

Q:携帯電話やノートパソコンなど電子機器のトラベルギアを旅先で使用できますか?

A:可能です。でも異世界では電波やインターネットはつながらない可能性が高いのでご注意ください。ローカルに保存されているデータを見たりするのはできます。ただし電源がないかもしれない点も注意。

Q:問題ないトラベルギアの例をあげてください!

A:NPCのトラベルギアを紹介しますね。

●アリッサのトラベルギア『パラドクスパラレル』
日傘型トラベルギア。特殊な力はなにも持たないが、世界図書館の開発したトラベルギアの初号ラインナップのひとつだという噂がある。アリッサがいつも持ち歩いている。
ロストレイル開発ブログ-日傘

●飛田アリオのトラベルギア『カストルとポルックス』
一対の手袋型トラベルギア。右手がポルックスで左手がカストル。手の甲の結晶部分にエネルギーをため、拳による打撃を強化するほか、エネルギーだけを地面などに這わせて攻撃することもできる。
ロストレイル開発ブログ-グローブ

●ブランのトラベルギア『世界を革命する剣』
優雅な装飾を施されたレイピア(細身剣)型トラベルギア。とどめの一撃が決まった瞬間、散りゆく薔薇の花弁の幻影や、高らかに鳴り響く鐘の音の幻聴があらわれることがある。
ロストレイル開発ブログ-レイピア


アリオの冒険:ブリッジ

ロストレイル開発ブログ-兎男(制作中)「……そっか、それじゃこいつが俺の……」
 俺はその不思議ないきもの――セクタンをあらためてじっくりと観察した。
 ぎゅっとにぎってみると、それはなすがままに、扁平になる。お菓子のグミをもうすこしやわらかくしたような、ビーズクッションみたいな感触だ。
「そのまま連れてってもいいし、キューブをやれば別の形にもできる。ま、そのへんは好き好きだな」
「わかった。教えてくれてありがとう。ええと……」
「吾輩はブランだ」
「ありがとう、ブラン」
 俺は『兎男』に礼を言った。
「……それで、ブランは俺を探してたんじゃないの?」
 向こうから声を掛けてきたのだから。
「いや、なに。アリッサに話を聞いてな。着いたばかりということはキューブも持ってないのだろう。ま、壱番世界人は自分の世界に帰れるのだからそれで飢えることはないが、せっかくだから旅に誘ってやろうかと思ってな」
「本当!? あの――ロストレイルに乗って!?」
「むろんだ。だが、念のため言っておくが、安全なところばかりではないぞ」
「……」
 ごくり、と俺は唾を飲み込む。
 不思議と、恐怖のようなものはなかった。そのかわり、いいようもない、興奮のようなものが沸き起こってくる。
「行き先はまだ吾輩も知らんが、仕事があると司書に聞いた。その気があれば、明日、ホールに来たまえ」
「うん!」
 俺は勢い込んで頷いた。
 兎男のブランは、にやり、と笑ったようだった。兎がにやりと笑うなんてことがあればの話だけど。

  *

「この反応――。これって」
 幾重にも重なった歯車で構成された奇妙な機械のうえを、その光点が明滅しながらたどっていく。
「ディラックの落とし子に間違いないでしょう。かなり大きな反応です。この路線は一時閉鎖したほうが賢明と思われます。ロストレイルの武装だけでは荷が重い」
「……壱番世界に近いわ。リベル、『導きの書』には何も出ないの!?」
 アリッサの問いかけに、胸の前で開いた本の頁に指を這わせながら、司書の女性は首を横に振る。
「まだ予知はありません」
「お嬢様。この規模の落とし子は世界の籠の目をくぐれません。そのご心配には及ばないかと」
 大柄な壮年の執事が言ったが、アリッサは表情をゆるめなかった。
「でも胸騒ぎがするの。……ここ最近、ロストナンバーの覚醒者数がすごく増えてるわ。どう思う、リベル?」
「チャイ=ブレの意志である可能性があります」
 アリッサは頷いた。
「何かが起ころうとしているのかも。……おじさまが不在の今――いいえ、おじさまが不在だからこそ、なのかもしれない」
「……」
 3人の男女の間に、沈黙が落ちた。
 だがそれを破ったのも、アリッサだった。
「……なーんて、考え込んでも仕方ない、か」
 アリッサは笑う。
「おじさまが言ってたわ。『あの丘の向こうに何があるか、わからないからこそ、この坂道を登ろうという気になる』って――。わたしたちは今までどおり旅を続けるだけね」

  *

 駅の構内に、アナウンスが響く。
『ロストレイル1号は、3番ホームよりまもなく発車致します。お乗り遅れのないようにお願いします――』

 

こんにちは、ボクたちセクタンです。

いろいろおしらせをしたかったのですが、各方面からもうちょっと待って!と引きとめられているため、それはまた後日のお楽しみということで、本日はまだ公開していなかった設定についてお話しますね。

マスコット好きのみなさまお待たせしました。
コンダクターの旅のパートナー「セクタン」の紹介です。

不思議ないきものセクタンは、世界図書館の創立にかかわる契約により、壱番世界人が1人1体、使役することを許されています。したがって、コンダクターは1匹ずつ、自分のセクタンを連れています。これがセクタンです↓。
イラスト/K96

普段はパスホルダーの中に住んでいるようですが、用があれば出てきます。セクタンとは会話はできませんが、ある程度、コンダクターの意志を感じ取って、できる範囲でお願いを聞いてくれます。また、セクタンは仲間のセクタンの位置をおおざっぱな方角で感知することができますので、旅先でコンダクター同士がはぐれたときなどはセクタンの力を借りるとよいでしょう。

上記のような、ゼリーに足がはえたセクタンを「デフォルトフォーム」と呼び、このセクタンは、いざというときに、「セクタンの護り」という能力を発揮してコンダクターにふりかかったダメージを肩代わりし、宿主を助けてくれます。

さて、「デフォルトフォーム」という言い方でご想像がつくかと思いますが、セクタンは、別の形態に変化(フォームチェンジ)することが可能です。フォームごとに異なった特徴や能力を持ちますので、コンダクターは自分にとって有効なフォームにチェンジさせたセクタンを連れています。デフォルトのまま連れ歩いても構いません(「セクタンの護り」はデフォルトの時のみ発揮されますので)。旅先ではフォームチェンジはできないので、1つのシナリオ中では、いずれか1種のセクタンと冒険するという形になります。


梟●オウルフォーム
フクロウに似た形態のセクタンです。首が360度回るという特技(?)を持っています。このセクタンの能力は「ミネルヴァの眼」。宿主とセクタンが視覚を共有することができ、なおかつ、光がなくてもものを見ることができるようになります。



狐●フォックスフォーム
狐に似た形態のセクタンです。つねに幻の炎(ふれても熱くありません)を従えています。これがこのセクタンの能力「狐火操り」で、その色と光量をコントロールできるほか、ものを燃やすことのできる炎の弾丸を撃ち出すことも可能です。



ロストレイル開発ブログ-団栗●ドングリフォーム
どんぐりに似た形態のセクタンです。ほんのり木の香りがします。このセクタンの能力は「緑のしるし」。その世界の特定の植物の位置を記憶させることで、どこにいても、記憶した植物のある方角と距離がわかります。



ロストレイル開発ブログ-狸●ポンポコフォーム
狸に似た形態のセクタンです。もふもふしています。このセクタンの能力は「真似マネー」。毛を原料にその世界における「一般的な通貨」(の偽物)をつくり出します。旅先で急にお金が必要になったとき便利です。


以上、1+4種のセクタンが、コンダクターのおともになります。

……さらに! セクタンのフォームは、世界図書館が異世界の情報を収集することで、新種が発生していきます。つまり、選べるセクタンはどんどん増えていくことになります。

セクタンは能力で選んでもいいですし、好みで選んでもかまいません。ぜひ、かわいがってあげてくださいね。

PBWをはじめよう!~キャラクターをつくってみよう(後編)~

PBWビギナーさん向けの、キャラクターメイキングのコツをお送りしています。まず前回のおさらいをしましょう。

・キャラクターメイキングの前に、ざっと世界設定を把握する
・しかしすみずみまで理解する必要はない

というのが、最初のポイント。
そして世界設定から読み取ってほしいのは、

このゲームは、
・どんなキャラクターが、
・何を目的に、
・どんなことをするゲームなのか

ということでした。合わせて、公式NPCをチェックするという方法もご紹介しました。
これはすなわち、「どんなキャラクターが一般的なのか」ということを読み取ろう、ということです。

そこまでわかったら、キャラクター登録のページへGO!

●ビギナーに最適なキャラクターとは?
PBWをやってみよう、と思われた時点で、あるいは世界設定を読んでいるうちに、ぼんやりとでもキャラクターのイメージはあるのではないでしょうか。作成はそれをもとに行っていきます。

キャラクターを作成するにあたってはいくつかの要素(属性)がありますがこれは、プレイヤーさんが自由な文章で書く「自由記述制」のものと、一定の範囲から選ぶ「選択制」のものがあります。また、それとは別に、一度決めたらあとから変更できない要素と、あとから変えることもできるものとがあると思います。

固定/可変にかかわらず、「選択制」のものについては、とりあえず、さくさく選んでいきましょう。選ぶ基準は、ずばり、直感です。ここで悩みはじめると先へ進めませんので、だいたい、こんな感じかな~というふうに選んでいきます。ポイントは、「なるべく自分がイメージしやすいもの」や、「これが好きだな、と思えるもの」を選ぶことです。自分のキャラクターなので、そのほうがいいですよね。ただし、選択肢の中で、「特殊な選択肢」だと思われるものは、なるべく避けます。この理由はあとで詳しく説明しますが、なるべく平凡な選択をしていくのをオススメします。たとえば性別を選ぶところで、「男」「女」「そのほか」とあったら、「そのほか」にはしないようにしましょう、ということです。なにが平凡で、なにがそうでないか、よくわからなければあまり深く考えなくても構いません。

自由記述制で、あとで変更できるものについては、今は決めなくても構いません。

自由記述制で、あとで変更できないもの――ここがいちばん難しいところだと思います。世界設定の説明や、NPCなどを参考に、ここだけは、がんばって、いろいろイメージしてみてください。好きなマンガやライトノベルの登場人物を参考にしてみるのもいいかもしれません(「参考」程度じゃないとダメですよ!そのままパクっちゃダメ!)。

……全部、決めることができたら……、だいたいどんなPBWでも、最終的に登録する前に全要素を確認できるステップがあると思いますので、全体を見直してみてください。ざっと見て、そして世界設定を思い出してみて、「まあ、よくありそうな感じのキャラだな」と思えたら正解

今回はPBWビギナーの方向けのコツを紹介しています。
そこでは、まず「よくある感じ」をつかむのがとても大切です。

次に、そのキャラに愛着が持てそうかどうか、よく考えてみて下さい。これもとても大事な点です。どうしても変えたいところが出てきたら、戻って修正しても構いません。どうしてもここは、というこだわりポイントが出てくれば、PBWプレイヤーのさがが動き出してきた証拠です。

オススメしたいのは、「全体の1割」は、プレイヤーであるあなたのこだわりを反映していて、「あとの9割」は、「とっても平凡」な感じがするキャラクターです。これが、ビギナーの方にはつくりやすく、使いやすいキャラクターだと思います。

※註
PBWによっては、キャラクターに数値であらわされている部分があって、それによってゲーム上の有利不利が左右されることがあります。ここまでのやり方は、数値については一切考慮していません。数値にもとづいたゲーム的な遊び方をしたい人にはあてはまらないかもしれませんことを書き添えておきます。

●平凡な部分が多いキャラのほうが遊びやすいのはナゼ?
ん~、でもせっかく自分だけのキャラクターをつくるんだから、「どっかで見たようなキャラ」になるのはいやだなあ、と思ったひとはいますか? ちょっと待って下さい。ビギナーのみなさんには、平凡な要素が中心になっているキャラクターのほうがきっと遊びやすいはずです。ではなぜ、「9割は平凡な要素」でできているキャラクターがオススメなのでしょうか。それは、そのほうが「プレイングやロールプレイが簡単」になるからです。

PBWと、MMOやコンピュータRPGとの最大の違いが、キャラクターをプレイヤーが自分の言葉で表現していく部分です。

つまり、あなたが決めたキャラクターの設定は、あなた自身が、言葉で、他のプレイヤーさんやライターさんに伝えなくてはいけないのです。これは「PBWのもっとも楽しい部分」でもあるのですが、同時に、だからこそ奥が深い、難しい部分でもあります。

せっかく、考えに考えたキャラクターでも、それがライターさんにうまく伝えられなくて、ノベルなどで十分に表現してもらえなければ、意味がありませんよね。だからプレイングがうまく書けないかもしれないうちは、キャラクターの設定は、誰にでもわかりやすいものであるほうがいいのです。

・とても個性的なキャラクターをつくった(つもり)だが、ライターが理解できなくて、不十分な描写になっている

・さほど個性的なキャラクターではないが、ライターが十分にキャラクターを理解して、的確に描写されている

このふたつだったら、どっちがいいですか?
PBWという「ゲーム」では、後者のほうが勝ちではないでしょうか。

●埋まっていない設定はどうする?
ところで、登録時に決めておかなかった設定はどうすればいいのでしょうか。
そして、あとから変えられる部分を、変えたくなってきたら?

決まっていないところを、あわてて決めなくてもかまいません。ゲームが進むうちに、なんとなく、ピン!とくる瞬間がきっとやってきますし、やってこなくても問題ありません。ときどき、シナリオの中でライターさんが勝手に決めちゃうこともあります(笑)。

設定を変更したくなったら、いつでも変えて下さい。問題ありません。

そうやって、キャラクターは、すこしずつ変化させていき、すこしずつ煮詰めていき、時間とともにいっそう自分にフィットするものにしていきましょう。そもそもキャラクターとはそうやってつくるものだ、と言ってもいいかもしれません。

PBWの特徴のひとつは、「プレイヤーとライターの共同作業で物語がつくられていく」という部分です。それは、キャラクターそのものについてもそうなのです。ノベルの中で、ライターさんが書いてくれたちょっとしたキャラの台詞やしぐさが気に入ったら、それを「口癖」や「しぐさのクセ」にしてみたらどうですか? そんなふうに、自分だけでなく、たくさんの人のアイデアが入ることで、キャラクターの深みも増していくと思います。

逆に、最初から何もかもびっしりと決めてしまって、このキャラは絶対にこうだ!と設定してしまうということは、自分ひとりの頭の中だけで決めた設定で、キャラクターの可能性を奪っているという意味でもあります。

自分のキャラが、自分以外の誰かにいじられるのはイヤだなと思いますか?
キャラクターはイメージが大切なので、それはもちろんわかるのですが、ライターさんたちは、できるだけプレイヤーさんの意志を汲み取り、イメージを壊さないように書く方法を研究しています。なので、プレイヤーのみなさんも、信頼できると思ったライターさんにはキャラクターを預けてみてもらえるとうれしいです。

自分が決めたことから1ミリでもズレては困る、というようなキャラクターは、あえて言うなら、PBWのキャラクターには適さないと思います。

キャラクターの設定に対する態度はゆるいくらいがちょうどいい。これも楽しくプレイするコツです。覚えておいてください。

 *

……すこし長くなってしまいましたが、いかがでしょうか?
PBWのはじめ方について、3回にわたってお送りしました。なお、この開発ブログに書かれたいくつかの記事は、ロストレイルが稼働後に、編集してそのコンテンツの一部にしたいと思っていますので、感想や質問などがあれば送っておいて下さい。

このあとは……、プレイをはじめてからの指南についても書いていきたいと思いますが……そろそろアリオくんの様子も気になりますよね、さて、どうしましょうか。

次の更新予定は9月7日です。
いくつか新情報や、おしらせを出せそうですので、お楽しみに!

PBWをはじめよう!~キャラクターをつくってみよう(前編)~

「PBWのはじめ方」の2回目です。
PBWは、まずキャラクターをつくることから始まります。でも……、この最初の一歩が、案外、難しいものなんですよね。今回は、キャラクターづくりのコツをお話したいと思います。

●まず世界設定を理解!でも…
最初にやるべきことは……、まず、サイトに書かれている世界設定をひととおり読んでみて下さい。せっかくキャラをつくっても、ゲームの背景となる設定と矛盾があって、ありえないようなキャラになっていたら、ゲームが遊びにくくなってしまいます。どんな世界なのかは、キャラクターをつくる前に理解したいところです。

ところが、ここで、つまづいてしまう人がいるようです。その理由は――

・たくさんの設定を一度に全部理解できない!
・サイトの説明に知りたい情報が載っていなくて困ってしまった

の、2つくらいではないでしょうか。
世界設定というものは、つい膨大で濃密なものになってしまいがちですし、なおかつ、すべてを網羅することはできません(「世界」のすべてを記述するなんて、そもそもムリですよね?)。
ですので、こういうがよく起こると思います。そんなときは、以下のように対処して下さい。

・たくさんの設定を一度に全部理解できない!
→理解しなくていい

・サイトの説明に知りたい情報が載っていなくて困ってしまった
→載ってないことは気にしない

簡単ですよね。

PBWのキャラクターをつくるうえで、世界設定を理解しておくことは必要です。でも、なにもかも知っている必要はありません。細かいことはゲームがはじまってから、必要ならすこしづつ覚えておけばいいことです。だいたいのことがわかったら、キャラクターをつくって世界に飛び込んでみましょう。そのほうが、サイトとにらめっこしているよりもよくわかると思いますよ。

……でも、もし、理解し切れていないところがあって、キャラクターの設定と世界設定に合致しないところがあったら?

大丈夫です。シナリオ上でライターさんがうまく修正して表現してくれます。
だからまったく問題ありません。

ですので、世界設定の理解は、最低限でOKです。
ではこのとき、とりあえずどんなことを知っておけばいいか、そのポイントを伝授しましょう。

このゲームは、
・どんなキャラクターたちが、
・何を目的に、
・どんなことをするゲームなのか

……というところにポイントを絞って、世界設定の中から情報を探し出してみてください。
これがわかっていれば、とりあえず、ゲームがはじめられるようになるからです。

その後、余裕があれば(そしてゲームで用意されていれば)、何人か、NPCをチェックしてみましょう。NPCは、その世界での一般的なキャラクターをあらわしていることが多いですので、参考にすることができます。

ロストレイルは、
・さまざまな異世界から来た人々が
・自分の出身世界の在処や、出身世界を救う方法を探すために、
・列車に乗って異世界へ旅に出る
というゲームでしたよね。

そして、偶然、ロストレイルに遭遇し、ターミナルに導かれた、16歳の少年・アリオくんについても、今まで追いかけてきました。すでに最低限の準備は整っているということです。

慣れた人なら、上記のような情報を集めるべく、世界設定を読んでいるうちに、何人かのキャラのアイデアは浮かんでしまうでしょう。普通なら、世界設定を理解したら、その世界に生きるキャラクターを自分の中で想像する――というプロセスになると思います。でも今回は、ビギナーの方向けのやり方を紹介していますので、キャラを想像するっていっても……?という感じではないかと思います。

そこで、ご紹介するやり方は、「とりあえず作っちゃえ!」というものです。
世界設定を理解したら、何も考えずに、すぐにキャラクター登録のシステムへと進んで下さい。 
その先のより詳しいやり方は……、次回にしましょう。

次の更新予定は8月31日です。