どうも就労移行で支援員を行なっている綱川ニールです。
さてさて、大変ありがたいことに、このブログには就労移行の支援員になりたいという思いでアクセスしてくださる方が多くいらっしゃいます。
そこで今回は異業種から転職した私だから感じる
「就労移行の支援員になるってこういうことです!」
って部分について書いていこうと思います。
ではでは早速、行ってみましょう!
①薄給になるということい
異業種から就労移行の支援員に転職した場合、給与は概ね
額面で17万~25万程度
です。
どの年齢で入ってもこんなもんです。
30歳で入っても17万~25万。
50歳でも17万~25万。
月給はほとんどの場合、資格の有りや無しやでしか変わりません。
まあこれは就労移行に関わらず、福祉業界全般で言えることですけどね。
ちなみに、月25万くらい給与をくれるところは、ボーナスがなかったりします。
ボーナスが給与に含まれているって計算ですね。
いわゆる年俸制です。
また固定残業を導入している就労移行も多く、
額面が22万くらいもらえていても。
基本給は16万5千円くらいだったりします。
したがって、ある程度ビジネスキャリアがある人が就労移行に転職をすると、これまでのお仕事との給与ギャップに悩まされます。
私自身で言うと、就労移行に転職したての頃の給与は、新卒で広告会社に勤めたときの給与よりも・・・・・・
低かったです
そういった事情もあって就労移行の支援員は独り身の人や、家族がいても共働きの人が多いです。
男女問わずパートナーには働いてほしくない!
と思っている人は就労移行の支援員は厳しいかもしれませんね。
ただ資格を取ったり、勤続年数が上がって、サビ管や管理者になったりすると月給が35万くらいになったりします。
まあ、そういった席には限りがあるので競争率は高いですけどね。
②給与とストレスのアンバランスを受け入れるということ
昔勤めていた会社の先輩が
仕事はストレスと貰える給与の
バランスが全てだ
と言っていました。
そういう意味では就労移行の支援員はバランスが最低かもしれません。
さっきも書いたように就労移行の支援員は給与が少ないです。
それに対して受けるストレスは
大変大きい
例えば、就労移行に通われている人の中には
他罰的な思考
を持っている人も少なくありません。
そういった人は失敗したり、上手く行かないことがあったりすると、他人のせいにしがちです。
就労移行は通所施設のため人によっては毎日通うことになります。
そのため支援員とは関わる時間も多いです。
ですから他罰的な思考の人の
「コイツのせいで上手く行かないんだ!!!!」
という対象になりがちです。
特に担当制を導入している就労移行では
担当こそ恨まれる!!
という事態になりやすいです。
就労移行の支援員になり人から感謝される仕事をしたい!
なんて思っている人は、勤めた後にこういった出来事で、そこそこ傷つくことになります。
しかも他罰的な人って成功している時は
「これは自分が頑張った結果だ!」
ってなりがちなので感謝はされないんですよね。
まあ、そもそも福祉で感謝なんて求めちゃダメってことです。
というより、普通お仕事で本来
「お客さんからの感謝」
ってあんまり求めませんよね?
でも福祉で支援員をしようという人はそれを求めがちです。
仕事で求めていいのは給与くらいですよ。
やりがいを求めるなら、他人にどうこうしてもらうってんじゃなくて、自分一人で感じられるやりがいを作りましょう。
ともかく就労移行の支援員は特段、感謝されませんし、むしろ悪口や恨みつらみをいっぱい言われます。そこはしっかりと覚悟しましょう!
就労移行は基本的に「月の日数-8日」は開所します。
これはつまり
30日ある月は22日は事業所を開く
31日ならば23日は事業所を開く
ということです。
これをやろうとすると大体、月2〜3日程度、休日に事業所を開くことになります。
必然的に休みは少なくなります。
しかも先ほども書いた通り、就労移行の支援員って共働きのケースが多いんですよね。
だから支援員によっては「子どもが保育園に預けられないし、パートナーも仕事で家にいないんで、休日は出れません!」ってことも出てきます。
そうすると休日に参加できるスタッフは限られてくることに……
まあ就労移行の支援員になろうと思っている方は休日は少なくなるかもしれないという覚悟は持ちましょう。
④同僚がすぐに変わるということ
就労移行は離職率がかなり高いです。
感覚値で申し訳ありませんが、うちの就労移行だと平均して5年くらいで離職します。
辞める理由は人それぞれですが一定数いるのが
仕事が大変すぎて……
でも誰にも相談できなくて
という人。
就労移行は一事業所の人数が大体4〜7人程度です。
それくらいの人数だと、それぞれがどんな仕事をしているのか把握するのは容易いです。
ですから
仕事が大変だ!!
って思っても、みんなも同じように大変なことがわかっているので相談しづらいのです。
自分がめちゃくちゃ忙しいからって、めちゃくちゃ忙しい同僚に仕事振れませんしね。
そして、溜め込んで、溜め込んで最後に
ばーーーーーん
ってなるわけです。
移行支援の支援員になる以上、自分がそうなるかも!ということももちろんですが、ある日、突然同僚が仕事を辞めるかもしれないということも覚悟しなければなりません。
①同僚が突然辞める
↓
②引き継ぎもままならぬまま、
一人当たりの仕事が増える
↓
③大変になり職員が
突然辞める
そして③に戻る
この負のスパイラルはなかなか止まりません。
⑤常に正解がわからない
仕事をするということ
障害福祉はある意味正解のない仕事です。
例えば就労移行の支援員の仕事は
利用者さんを就職させること
です。
しかし一言で就職させるといっても、利用者さんの望む仕事に就職させるのか、望まないけど向いている仕事に就職させるのかでは意味が大きく異なります。
そして、そのどちらが正解かなんて誰にも決められません。
また就労移行の支援員として現場に立つと
発達の人にはこう接するべき!
糖質の人にはこう接しましょう!
なんて教科書通りのセオリーが一切通じないことに気づかされます。
本当に就労移行の支援員になると、その日から
「自分の今のやっている支援て正しいのかな?」
という思いに悩まされてばかりです。
当然どんなに悩んだところで答えなんかありません。
それでも人の人生を背負っている以上、
答えなんてないもんね、だから適当でいいや
といって投げ出せないのがこの仕事の難しいところです。
この悩みとは就労移行の支援員である以上、一生付き合っていくことになります。
まとめ
以上就労移行の支援員になるといういうことは!
のまとめでした。
まあ支援員になる以上はこれくらいのことをしっかりと覚悟しておかないと最終的にギャップに悩まされて
辞めることになります。
ちなみに過酷な仕事って感じで色々書きましたけど、これだけのことがあっても私が就労移行の支援員を続けているのは、この仕事には確かなやりがいがあるからです。
何十年間も働いたことのない利用者さんが、就労移行を通して就職したとき、いつも数ヶ月単位で仕事を辞めていた利用者さんが年単位で働けたとき。
そんなとき、支援員は特段感謝もされませんし、誰からも褒められません。
でもなんとなく心の中で
よし!!!
ってガッツポーズを取りたくなります。
そんな瞬間があるから、私はこの仕事は辞められなって思っちゃうわけです。