この本は、ちょっと危険な感じがするよ。
本当に偽札が作れる気がしてきた。

「お札」ってデザインも印刷技術も最高なのに、
手に入れやすい「印刷物」だと思う。
美術印刷のきれいな画集や写真集を買ったら、
何千円、何万円もするのに、
千円札は千円で手に入る(?)。
あの、きれいな紙がたった千円。
これってすごい。

私自身もデザイン関係の仕事をしていたとき、
会社にあるスキャナとプリンタと、
自分のフォトショップの技術でどこまで再現できるか、
やってみたくなった。
やってみたくなっただけですよ、ほんと。

Macのオペレーターですら、そんなことを考えるのなら、
実際、印刷の現場にいる職人のような人達なら、
もっと考えてるに違いない。
「おれのインク混色のテクニックみせちゃる!!」みたいな。

とにかく危険な本なので、
うっかり真似しないようにしてください。
あとは、ちょっと古いけど真保裕一の「奪取」も読めば、
完璧ですけど…。

偽札百科/村岡 伸久
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初池井戸さん。
池井戸潤といえば、硬派で社会派のイメージ。
しかし、これは「鉄の骨」をこの後読めるか?
というくらいのエンタメ小説。

総理大臣とその息子の中身が入れ替わるという、
設定はよくあるもの。
ところが、この話のおもしろいところは、
入れ替わっているのが、
1組だけでないという所。
なかには、入れ替わった後のほうが、
優秀な人達もいたりして。

少し前に実際にあった政界の出来事、
感じ読めないとか、酔っぱらい会見が、
まさかこんな形で起こっていたなら驚き。

ばかばかしいし、スケール小さいけど、
「政治ってこんなもんかもな」と思わせるところもあり。

でてくる女性がなかなかかっこいい、
特に綾お母さんは、腹くくってるな。
さすが、ファーストレディ。

民王/池井戸 潤
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最初はちょっとイライラするのだけれど、
「虫」の説明が始まると、
もー、おもしろい。

わたしはとりあえず『小説読み虫』なのだけど、
『図書館虫』に『マリコ虫』を飼っている。
なぜか図書館でのみトイレに行きたくなる。
書店ではなにも起こらない。

『書肆虫』も一応いる。
書店があると、入らずにはいられないのだ。
たとえ、前日に入ったとしても。
さらに、帰宅後アマゾンで確認したりしてな。

もちろん『善玉評論虫』もいます。
だからこのブログも存在するのです。

おもしろいわ、この本。
本の虫―その生態と病理 絶滅から守るために/スティーヴン ヤング
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