再読。
というか、図書館で借りて読んだのに、
「書店風雲録」と間違って買ってしまった。

どんなお店もなのだけど、
オープニングって大変。
スペースも違うし、棚も違うし、
百貨店に入ってたりするし、
もちろん新人スタッフもいるしで、
だいたい見切り発車みたいになる。

いくら本好きでも、自分に興味のない分野に回されるとキツいね。
「名前で憶えました」は面白かった。
パソコン関係の本なんかどんどん新しいのが出てきて大変なんだろう。

ちょっと愚痴っぽいけど、
言いたいことはよくわかる。
書店好きの人と働いてみたい人は是非。

書店繁盛記 (ポプラ文庫)/田口 久美子
¥630
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もうちょっと長く読みたい短編。
かなり矛盾した話だが、
短編にするには、おしいと感じた。

いい話(ハートウォーミング系)ばかりなのに、
押し付けがましくもなく、
「癒すぞ~」オーラもまったく出さず、
ドライでさらっとした文章が読みやすかった。

保育園の種田さんみたいな人は、
ぜったい雑居ビルとか町内会には必要なタイプ。
種田さんみたいな、
ステキな女性と知り合ったから、
よけいに思い入れがあるのかもしれないけど。

屋上のお嬢さんには、
もっともっと重大なヒミツ、
例えば、オバケとか、
辻堂ビルヂングの店子でないと見えないとか、
そういうヒミツが隠されてるかと思ったが、
案外普通でした。
それはそれでよし。

路地裏ビルヂング/三羽 省吾
¥1,600
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大阪の落語家に、
興味もないのに弟子入りさせられた若者が、
何故か謎解きする(一応推理)短編集。

梅寿師匠、バイオレンスすぎ。
「セックス・ドラッグ・落語」だ。
タランティーノで映画化だ(ウソ)!

それくらい、師匠は暴力と酒に満ちあふれているが、
魅力満載の人物なのだ。
やっぱり松鶴師匠かね?
酔っぱらいイメージで。

梅春姉さんも、粋でかっこいい。
大阪の女性でかっこいい感じの人って、
なかなか出てこない。
黒谷友香さんとかいいですね。


落語自体はいい話で有名なものを扱っているので、
関西の人なら少しは知ってる話も多いかも。
でも、落語を知らなくても十分楽しめる。

シリーズが4作目まであるので、
ぼちぼち読む予定。

笑酔亭梅寿謎解噺/田中 啓文
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