福島第一原発炉心冷却処理水放出に思うこと | 読む人の従容たる日常

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東日本大震災のよる津波の影響で発生した福島第一原発の事故。

現在も現地では連量デブリの水冷作業を行い、状況悪化を食い止める作業を行っている。

冷却作業当初は540t/日の処理水が発生していたが、凍土壁や浄化循環によって100t/日まで抑制できるまでに至っているが、それでも3.6万tを超える処理水が年間発生する。

そして、その処理水は敷地内に貯水タンクを作り保管しているが、その面積は東電施設敷地内では収まらないくらいに増大している。

 

処理水の濃度を薄めて海洋放出する計画は、2020年には貯水タンクが満タンになるとの試算から、ワイが福島におった頃の2019年から言われていた。

当時は放出に伴う環境への安全性や処理方法が不透明だったこともあり、県内でも猛反発やった。

しかし、トリチウムを完全に除去する方法がない中で、溜め続ける限界があることも事実。

それに対する対応策やアイデア、あるいは海洋放出の代替え案はどこからも示されなかった。

ただ海洋放出は反対というだけ。

てめえらのところですっと貯めておけということなんやなとワイの中では感じられた。

 

そして始まった海洋放出。

それまで福島及び陽北でしかあまり取り上げなかった処理水問題が放出となり、国益に影響が出るとなった途端、マスゴミ筆頭に大騒ぎとなった。

そこには政府の対応のまずさもあったんやろう。

関係者及び近隣国に丁寧に説明したとは到底思えないし、リミットがきたからやったというスタンスにしか見えない。

事故発生当時は民主党政権で初の原発災害やからと処置対応を逃げまくってたし、自民党もその後処理をしてやってるくらいにしか考えとらんのやろう。

 

処理した水であっても放射性物質が含まれとるのは事実。

できれば人為的に自然界へ放出しないほうが良いことは当たり前。

しかし、その濃度は自然界の現有濃度をはるかに下回るレベルに希釈して、しかも少しずつ放出していく。

この先30年は続くであろう廃炉処理へ向けて処理水が発生し続ける中で、ちゃんとモニタリングし、異常検出時は放出を停止するシステムが構築されているのであれば、放出も止むなしやとワイは思う。

 

ネットで見かける風評を読むたびに、それよりも危険性の高い物質放出が近隣国でされとるのに、それには文句は言わないんだなと悲しくなる。

反対したいならいくらでも反対すればいい。

その代わり、代替え案をしっかり示して反対してほしい。

ただ理想論だけ振りかざして「反対」して、どう進むというのか。

実害にあうのは福島で生計を立てておられる漁業関係者を筆頭にした生産者なのだから。

 

今年も福島の桃をおいしくいただいた。

これから旬を迎える福島の梨、あるいはリンゴの購入も楽しみやし、米もあえて福島産にこだわっとるし、たまにこちらでも見かけるたびに魚も購入して食したりと、福島の食材を選んでいくくらいしか今のワイにはできんもどかしさだけが残る。