NHK土曜ドラマ「17才の帝国」を見て | 読む人の従容たる日常

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NHKのドラマものとなると大河と朝ドラが有名やが、土曜ドラマもええ作品が多い。

昔は松本清張やサスペンスものが多かったように思うが、ワイが存在を知ったのは「私が愛したウルトラセブン」という特別ドラマ放送からやった。

当時はなんでNHKでウルトラシリーズをやるんだ?と疑問に思ったが、撮影のマル秘話やいきさつ的なことを再現したドラマやとわかり納得したし、脚色部分はあるものの面白さに惹かれたのを記憶しとる。

必ず見続けている訳やないけど、気になったものがあれば見るようになった。

 

で、5月頃の話になるが、たまたまネットを見とったら、針尾送信所を使用した土曜ドラマが放送されることを知った。

それが「17才の帝国」。

この画像を見ても分かるけど、針尾送信所の象徴でもある3本の無線塔が主な舞台となるドラマで、設定は近未来の日本が超高齢化と失業率の上昇によって経済が没落したことからAIのよる統治計画を若者を中心として地方都市で行うというもの。

その実験場所となる場所が架空の都市:青波市として設定されとるのやが、その撮影場所が佐世保市になり、針尾送信所が統治計画の中核として使用された。

CGでの演出ではあるが、AIによるプログラム実行時に無線塔から放たれるリング状の光が空へ放たれるシーンは、無線塔の異様なまでの巨大さも手伝って劇中ではとても幻想的な演出になっとる。

また、NHKにしては珍しく、民放からのプロデューサーを起用したことでも話題になり、異色な作りのドラマになっとるのもまた面白かった。

 

既に6月4日で全5回の放送は終了しているもののネタバレ的なことはあまり書きたくないのでここまでにしとくが、こういった姿の未来もありえそうやと感じられた秀作やった。

また、番組ラストに流れる主題歌もとても切なくなるもののドラマに沿ったような歌詞がええ曲なので、それを紹介したいと思う。