周囲は真っ白ですが、近くの赤い葉が目立つようになってきました。
ツツジの仲間ですが、ぼくにはまだ名前がわかりません。
ツツジの仲間はやたらに種類が多くて、これから徐々に覚えていかなくちゃというところです。
とにかく赤いのはわかります。
山の草とか花とか虫とか-赤い葉

周囲はガスが濃いために、小朝日岳は山頂に立ち寄らずに巻き道を行くことにしました。
ここからだんだんと周囲の見晴らしが利くようになってきました。
山の草とか花とか虫とか-小朝日巻き道

振り返る古寺山の西斜面方向。
あちらはまだ色づきがそれほど進んでいないようです。
それでも、手前の赤く、黄色くなった木々がようやく見えてくると、参加者からは「おぉ~」と声があがっていました。
いやいや、まだまだこれからでございます。という気持ちでした。
山の草とか花とか虫とか-古寺山西斜面

進む方向もガスが取れてきました。
山の草とか花とか虫とか-進む方向

そのさらに向こうの山肌。
あちらは銀玉水から下ったあたりでしょうか。
緑のしたたるような山肌が色づいているのが見えてきました。
山の草とか花とか虫とか-銀玉水のしたのほう

これで陽射しなどがあったら鮮やかだろうなあ、なんてはなしをしながら小朝日岳の西の巻き道分岐を通過。
山の草とか花とか虫とか-巻き道分岐

見上げると、赤い!
枝振りの見事な木に真っ赤な葉。
山の草とか花とか虫とか-赤い

熊越えで休憩をとり、再び歩き始めてしばらくたったところ。
熊越えと銀玉水の中間ほどでしょうか。
山の草とか花とか虫とか-熊越えと銀玉水の間

周囲はさらに見晴らしがよくなってきて、ガスの下から小朝日岳が姿を現しつつあります。
山の草とか花とか虫とか-ガスの向こうに小朝日岳

そして、銀玉水方向。
写真の左の岩のちょっと向こうにダケカンバの林になっている一角があり、そこを抜けると銀玉水です。
さあて、いよいよ錦絵の山肌が見えてまいりました。
山の草とか花とか虫とか-銀玉水方向

北には、日暮沢から登る清太岩山とユーフン山がごつごつと背中をあらわしてまいりました。
山の草とか花とか虫とか-清太岩山とユーフンが見えた

振り返ると、ハイマツの緑濃いところ、ダケカンバの明るくなりつつある葉の色、そしてミネカエデなどの鮮やかな黄色に赤が見えてきました。
山の草とか花とか虫とか-錦絵の片鱗

振り返る1591ピークのあたり。
山の草とか花とか虫とか-見下ろす1591ピークのあたり

このあと銀玉水に到着し、小屋で今晩使う水を汲みました。
参加者のみなさんは紅葉を眺めては歓声を上げ、疲れが吹き飛ぶようではありますが、きっと足もだいぶお疲れのことでしょう。
銀玉水からの登りは急ですが、ここまで来たら小屋はそれほど遠くありません。

振り返り、写真を撮りつつ進みます。
ガスに覆われていた小朝日、古寺山、鳥原方向もすっきり見えてきました。
山の草とか花とか虫とか-銀玉水からの登り

銀玉水からの辛い登りをクリアし、小屋からのなだらかな尾根上の道を行きます。
やがて中岳が姿を現しました。
山の草とか花とか虫とか-中岳が見えた

祠になむなむとおがもします。
おかげさまでここまで無事にこられました。
山の草とか花とか虫とか-奥の院

登山道沿いに咲き残りのタカネマツムシソウ。
山の草とか花とか虫とか-マツムシソウ

大朝日方向はガスが残っていましたが、ぼくらが通るタイミングでガスが晴れていきました。
そのなかから姿を現した大朝日小屋。
山の草とか花とか虫とか-小屋現る

小屋番さんの言うことには、ぼくらが行く直前まではずっと周囲は真っ白であったとのことです。
このあと、小屋へ立ち寄り、大朝日山頂を目指します。
さて、こないだの土日は、ぼくの所属する山岳会で主催の朝日連峰紅葉登山という、会員以外の方も募集して山に登る企画がありました。

朝は、駅のある近くに集まって出発です。
参加者は10名ほど。県外からの参加者もあり、あまり多くなく、なごやかに歩けるちょうどよい人数になりました。このブログを普段から読んでいただいている方もおひとり参加してくださいました。
そこから、町からお借りしたバス(普段は老人クラブの方などを温泉に送ったりしているバスだそうです)に乗って出発です。

登山口について、ちょっと準備運動をしたり、ザックの背負い方の見本をしたりして、朝8時ごろに古寺鉱泉を出発です。
ぼくは今回は一番前を歩く役になりました。
はいはい、みなさま、出発いたしますよ。とガイドさんの気分です。(書きかたはちょっと不真面目気味ですが、真剣にやらせていただいております)
山の草とか花とか虫とか-古寺鉱泉を出発

ふもと近くはまだ紅葉の時期にはなっていません。
紅葉の早いヤマウルシがほんのりオレンジ色というくらいでした。
山の草とか花とか虫とか-淡くオレンジ色のヤマウルシ

はじめは、参加者の様子を確認しながら登っていきます。
古寺鉱泉から、その裏手にあるヒメコマツの尾根までは朝いきなりの急な登りです。
歩くうちに、ミネカエデの黄色くなり始めのものがありました。
山の草とか花とか虫とか-黄色くなりかけのミネカエデ

休憩をしながら歩いていきます。
ブナの大きな木のあるあたりを通ったところブナの実の殻が落ちていました。
栗で言うとイガ、どんぐりでいうと、帽子(ハカマ)の部分なのでしょうか。
山の草とか花とか虫とか-ブナの実の殻

実はあるかなあ、なんて歩いていると、うわあ、たくさんあるところにはほんとにたくさん、敷いたようになっています。
ブナの実です。油が豊富で、クルミのような味わいがあるので、ブナグルミとも呼びます。
これね。見つけると思わず興奮してしまうのは、やはり山ネズミだからでしょうか。
狩猟採集の血が騒ぐのでしょうか。
でも、ここは国立公園のなかに入っているのでむやみに拾い集めたりしてはいけないのです。
後日に時間を作って、拾っても大丈夫な山へ行って集めたいと思います。(うちの山にもブナはあります)とにかくこのあたりは今年はブナの実が豊作なのです。
山の草とか花とか虫とか-ブナグルミ

ウリハダカエデも枝の先の葉だけちょっと赤くなっております。
山の草とか花とか虫とか-ウリハダカエデもちょっと赤い

道の足元、土の斜面にちいさな丸っこいきのこが生えていました。
丸い先っちょの一部分のみが赤くなっていて、クチベニタケという名前のきのこのようです。
大きさは1cmほどでしょうか。結構あちこちに、知らぬ間に生えてきます。
山の草とか花とか虫とか-クチベニタケ

階段の直したところ。
山の草とか花とか虫とか-階段の直したところ

この日はあまり天気予報がよろしくなく、南の台風の影響なのか東よりの風と暖かい空気でもやんとしておりました。山はガスがかかり景色はまったく見えません。
一服清水、ハナヌキ分岐、三沢清水と通過して、古寺山山頂近くになってもガスの中です。
木々は紅葉しているのが見え始めました。
山の草とか花とか虫とか-ガスのなかの紅葉

ヒメサユリの実。
ヒメサユリも紅葉の時期ですね。
山の草とか花とか虫とか-ヒメサユリの草紅葉
はいはい、みなさん。これがヒメサユリの実ですよ。などおはなしをはさんで歩くのですが、いかんせん、景色がまったく見えません。ううむ、せっかく遠くからいらっしゃった方もあるので、景色も見えてほしいなあ、と心配しながら歩いておりました。

古寺山を11時30分ほどに通り、進んでいきます。
ナナカマドの実。
山の草とか花とか虫とか-ナナカマドの実

ううむ、真っ白。
山の草とか花とか虫とか-白い道

木の枝ぶりは見事ですし、ガスの中の紅葉も見事ではあるのですが、せっかくなので晴れてほしいなあと祈るような思いで先頭を歩くのでありました。
山頂から下り、木道を戻ります。
山の草とか花とか虫とか-木道を帰る

遠くに雲をまとう鳥海山が見えました。
今年も鳥海山には行かれませんでした。行きたかったな。
山の草とか花とか虫とか-鳥海山

なんとなく宇宙を感じるような雲。
山の草とか花とか虫とか-宇宙を感じる

行者返しを下ります。
このような地名ですと、かなりの難所なのかと思うわけですが、実際にはそれほど長い区間ではないですし、気をつければ大丈夫です。
山の草とか花とか虫とか-行者返しを下る

ハクサンフウロの実がはじけていました。
山の草とか花とか虫とか-ハクサンフウロの実

下るにつれて、雲海のように見えていた雲がだんだんと今いる地点までかかるような感じになってきました。
山の草とか花とか虫とか-雲が近くなってきた

もうちょっと下ると、なるほどもやもやとガスがかかります。
そうですね、雲は乗ったりできないようですね。
山の草とか花とか虫とか-周りがガスに

紅葉を撮影中。
月山は山頂のあたりは草原が多く、モミジやそういった鮮やかに色づく木々は中腹に多いようです。これくらいの標高が紅葉がピークになったらさぞ素晴らしいことでしょう。
山の草とか花とか虫とか-紅葉を撮る

ガスがかかっていることもありますが、紅葉のピークはこれからなんだろうなという様子でした。
山の草とか花とか虫とか-もやもや

割合になだらかなので、ひざの痛くなるような心配も少なく弥陀ヶ原まで戻りました。
駐車場はもうちょっと。
このあたりは、湿原を周回できるような木道が設置されております。
山の草とか花とか虫とか-弥陀ヶ原

登りとは違ったルートを通って駐車場へ。
不思議な形の池塘がありました。
ここにはカメラマンがたくさんいて、おはなしの様子を聞くと関西からいらっしゃったような感じでした。たいへんすごい機材を使っていて、撮影ツアーなのかなと思いました。
山の草とか花とか虫とか-不思議な形の池塘

ミヤマナラは色づき始めていました。
山の草とか花とか虫とか-ミヤマナラ

とそんなわけで、駐車場に戻り、無事にこの日の山歩きを終えました。
かなりのんびり、穏やかな山でありました。

登山口から羽黒山の大きな鳥居をくぐるあたりで太陽が西に沈みます。
車内から(乗せていってもらったのです)撮影。
どこかに停車してもらいたかったのでしたが、そんなことをしているといつまでも帰られません。
山の草とか花とか虫とか-車内からの夕陽

暮れ行く空に鳥海山。
山の草とか花とか虫とか-鳥海山

なんだかんだで結構な時間を歩いておりました。
せっかく庄内に来たのだから、なにか食べていこうということになりました。
庄内は、食の都でもあります。
ラジオCMをやっているお店があるので、どんな様子だか知りたいとのことで、そちらへ。
テーブルには面白そうなメニュが貼ってあります。
超スゴイB級、だそうです。・・・ぼくは普通のラーメンにしました。結構大盛りのお店のようでした。
山の草とか花とか虫とか-B級

みんなで食べたのは、ぎょうざをフライパンで丸く焼いてひっくり返してお皿に盛ったもの。
つまりぎょうざ返しです。ちと、お皿からはみだしてしまうほどの勢いがあります。
山の草とか花とか虫とか-ぎょうざ返し

というようなわけで、紅葉のはじまりの月山に行ったおはなしはおしまいです。