昨日お知らせした今日の山行きは、悪天候のため繰り延べになりました。
明後日には天候が安定しそうなので、その日にいけるかどうか、ということになりました。
今日の午後などは、冬の雲の様子で、夜には雪のにおいが空気にまじっていました。

さて、大朝日岳に紅葉を愛でに行った山行きの下山の続きです。
帰りにももちろん祠をおがもして帰ります。
みんな無事におりられますように、とおがもします。
山の草とか花とか虫とか-祠と中岳

足元の岩の間にはチングルマの紅葉。
山の草とか花とか虫とか-チングルマの紅葉

銀玉水の上部の、夏にも雪の残る地点あたりから小朝日を見下ろします。
山の草とか花とか虫とか-小朝日を見下ろす

遠く南に連なる山々のシルエットがあり、ぼ~っとしていたため、飯豊かな、なんて思っていましたが、大朝日のこちら側からは飯豊は見えていないはずです。
右に磐梯山のシルエットが見えて、ああ、吾妻だ。と気がつきました。
参加者のみなさんに間違ったことを教えるところでした。
山の草とか花とか虫とか-吾妻と磐梯山

大朝日山頂から朝日鉱泉へ下るナカツル尾根。その上の斜面も見事になっています。
山の草とか花とか虫とか-ナカツル尾根

足元の草紅葉。
緑の残ったところと、先っちょの茶色になったところとの変化が綺麗です。
山の草とか花とか虫とか-足もとの紅葉

近くなる小朝日岳。
山の草とか花とか虫とか-近くなる小朝日

中ツル尾根の見え方もちょっと違ってきます。
上のほうは色付いていましたが、下のほうはあまり赤くありません。
しかしそれでも山肌の壮観なこと壮観なこと。
山の草とか花とか虫とか-ナカツル尾根

足元にはガンガラ沢の下、黒俣沢。雪が残っておるのが見えます。
山の草とか花とか虫とか-黒俣沢方向

ミネカエデ、赤い赤い。
山の草とか花とか虫とか-ミネカエデ

リンドウは咲き残りもあり、咲き終わりもあり。
山の草とか花とか虫とか-リンドウと大朝日

と、ここまで書いて、ずいぶん進んだかな?と思っても大朝日はまだ近くに見えていました。
写真を撮っているとなかなか進みません。
何度も振り返り、別れを惜しみます。
山の草とか花とか虫とか-振り返る大朝日岳

さて、小朝日岳はいよいよ近くなってきました。
赤いですね。西側がまるっと燃えるようです。
山の草とか花とか虫とか-紅葉の小朝日

熊越え近くの道にいたヤマアカガエルのすごくちいさな子。
こんなにちいさいカエルくんはどこからやってきたんでしょう?
ほんの指先ほどのサイズでした。無事に冬を越してほしいなあと思います。
山の草とか花とか虫とか-ちびヤマアカガエル

さて、この紅葉登山に参加していただいたゆめさんから、写真が届きました。
ぼくが写真を撮っている様子です。
ザックがちいさくぺったらになっているのは、登りで背負っていたお酒を4リットルと芋煮の材料と、あとは翌週にまた使うからと寝袋とマットを小屋に置いてもらってきたからです。
山の草とか花とか虫とか-撮ってもらった写真

自分の写っている写真はなかなか無いものなので、たいへんうれしい写真でした。

明日の記事では小朝日岳に登ります。
寝袋の中でぐうぐう眠り、ふと気がつくと、小屋の外へ出て行くドアの音などがしていました。
窓の外を見ると、明るくなりかけています。
時間は5:30分。あらら、もうそろそろ夜明けになります。
小屋の外に出てみると、みなさんはもう起きて東を眺めていました。
山の草とか花とか虫とか-5:30

日の出まではもうちょっと。
山頂方向を眺めると、登っている方が幾人かちいさなシルエットで見えました。
山の草とか花とか虫とか-山頂方向

日の出が近くなると、雲がオレンジ色に照らされました。
山の草とか花とか虫とか-染まる雲

この朝の朝日は奥羽山脈のちょうど笹谷峠のあたりからでした。
う~ん、あともうちょっと。
山の草とか花とか虫とか-日の出を待つ

あ、太陽が見えた。
朝日を待つひとたち。
山の草とか花とか虫とか-朝陽を眺めるひとたち
今回の登山には、遠くからの参加者もありました。
その中に、普段このブログを読んでくださっているゆめさん、という方があり、昨年あたりから、朝日連峰に一度登ってみたいとおっしゃっていて、今回ようやくの実現となりました。
(上の写真の一番左の方です)
朝日連峰に登ってみたいと聞いてから、東京からここの登山口までの交通アクセスなどを調べてみるとこれはなかなかたいへんです。
新幹線と在来線で、駅のあるところまではこられるわけですが、そこから登山口までもなかなか遠いんですね。クルマで来るにしても距離もあるし、土地勘無く来ると山道を走るのも不安でしょうし。
今回の企画の集合場所は、駅のすぐ近くだったので、列車で来る方にはちょうどよかったのだと思います。
それでも、前日の夜に街に泊まり、登って一泊、ううむ、たいへんです。
ぼくはここの登山口には家から30分ほどクルマを運転して着くので、すぐに登れる山なんですが、遠くからだとほんとにたいへんだと思いました。
(そのアクセスの不便さが山の静けさになっているのでしょうけれど)

中岳も朝陽を浴び始めました。
山の草とか花とか虫とか-中岳も明るく

照らされる雲海。
太陽の右下あたりが雁戸山、そこから右に蔵王が見えます。
山の草とか花とか虫とか-照らされる雲海

その近くを見ると、頭殿山から愛染峠にかけての稜線を雲が乗り越えて滝のようになっておりました。まさに雲海です。
山の草とか花とか虫とか-滝のような雲

鐘、鳥海、月山。
山の草とか花とか虫とか-鐘と鳥海、月山

北に遠く、遥かに遠く、写真の中央、岩手山らしきシルエット。
山の草とか花とか虫とか-遠く岩手山も見えた

近くの小朝日岳からその奥。
幾重にも重なる尾根に並ぶちいさなピークたちが陽射しのグラデーションの中にありました。
山の草とか花とか虫とか-朝陽に照らされる山々

参加者のおひとりが、しみじみと鐘を愛でておりました。
山の草とか花とか虫とか-鐘を愛でる

小屋番さんが直したこないだの台風で一部はがれてしまった小屋の外壁の補修跡。
管理人の部屋にまで水漏れしてしまったそうです。
ここの風は半端でないのです。
山の草とか花とか虫とか-台風後に直した跡

と、そのように朝の時間を過ごし、そのあとに朝ごはんを食べ、一夜を過ごした小屋を出発したのは朝の7時30分。
山の草とか花とか虫とか-さようなら大朝日岳

さようなら、大朝日岳、さようなら大朝日小屋。
このあと、古寺鉱泉へ下山を開始しました。

なお、記事ではさようならしたばかりですが、明日の朝からまたこの山へ行かないといけない用事があり、出かけてまいります。荒れ模様なので、下手したら雪かな?などちょっと心配ではありますが行ってまいります。みなさま、ごきげんよう。
小屋の手前で、奥まで見え始めた朝日連峰を眺めたり撮ったりしているみなさん。
山の草とか花とか虫とか-中岳方向を撮るみなさん

小屋に到着しました。
小屋番さんと鐘が待っていてくれました。
小屋番さんの言うことには、つい先ほどまで周囲は真っ白であったとのこと。
到着と同時くらいにガスが晴れたんだそうです。
山の草とか花とか虫とか-鐘

でも、まだこの日の山登りは終わったわけではありません。
小屋にザックを置いて、山頂まではもうちょっと。
ツルツゲ(この木は、なぜか幾度調べても名前を忘れてしまう木です)に実がついていました。
山の草とか花とか虫とか-ツルツゲ

やがて山頂へ。
みなさん無事に到着いたしました。およそ15時の到着でした。(驚くほどに設定した時間ぴったりでした)
登り始めが8時ちょうどくらいだったので約7時間。人数が多く、山岳会の会員のようにしょっちゅう山にばかり行っているかたばかりのパーティででは無いのを考えればみなさんよくがんばばりましたねという山登りになりました。
このあと、記念撮影をしましたら、みなさんたいへんよい笑顔でした。
山の草とか花とか虫とか-山頂へ

ガスはかかっては晴れ、晴れてはまたやってきます。
その合間に西に遠く、海が見えました。光る海面。綺麗に伸びる海岸線も見えています。
山の草とか花とか虫とか-遠く海が見える

南に飯豊の遠望。
写真の中ほどには、いままさに雲がかからんとしている祝瓶山。
山の草とか花とか虫とか-飯豊遠望

山頂でしばらく過ごし、小屋へ戻りました。
山の草とか花とか虫とか-小屋

小屋の西側からも海が見えています。海に傾きかけた陽射しがスポットライトのよう。
あの海の向こうに見えるのは?
ええと、佐渡のようです。
ぼくは幾度もこの山へ来ていますが、こんなにはっきり佐渡が見えたのはあまり記憶にありません。
その手前に山がふたつ。鷹ノ巣山と鷲ヶ巣山のようです。
山の草とか花とか虫とか-佐渡 鷲ヶ巣山 鷹ノ巣山

中岳に一筋の線を描くのは、登山者を北へと誘う縦走路。
うわあ、あっちにも行きたーい!と声があがります。ずんずんとどこまでも歩いていきたくなりますね。
山の草とか花とか虫とか-中岳

そして、兄弟のようにそっくりな鳥海と月山。
左の置くの青く霞んだのが鳥海山。そこから右に、よりはっきり見えている月山。
大朝日の小屋の位置からは、どちらもほんとにそっくりな山の形、大きさに見えていました。
山の草とか花とか虫とか-兄弟のような山

小朝日岳。
すっきりと見え始めましたね。
山の草とか花とか虫とか-小朝日が見えた

小屋のすぐ前から見下ろすガンガラ沢。
うわあ、斜面の紅葉がなかなか見事です。
黄緑色に残るダケカンバの葉、白い幹がことさらに美しさをひきたてます。
山の草とか花とか虫とか-ガンガラ沢方向

さて、その後は小屋の中の時間となりました。
参加者のみなさんは、小屋の二階で思い思いに過ごしていただいている間に、せっせと料理を・・・。ぼくは食材を背負ってきて、あとは手をこまねいてみていただけでしたが。
参加者にはサプライズで、と思っていたのですが、しょうゆとお酒を入れるころには美味しそうなにおいがただようものですから、もうバレバレです。
やはり秋の山形に来ていただいたら、芋煮を食べないでお帰りいただくわけにはいきません。
山の草とか花とか虫とか-芋煮

このあと、芋煮を囲んで、お酒をいただく方はいただきながら、自己紹介などしながら19時ごろまでの夕食となりました。

その後、一眼レフを持ってきた方と一緒に夜景の撮影を。
夜景の撮影をするのははじめて、ということだったので、設定のコツなどもあるので、一緒に撮影していました。
で、この日に不思議だったのは写真の上のほうの光の柱です。
写真に写っていて気がつき、レンズの不具合?と思ったら実際の空にも見えていました。
山の草とか花とか虫とか-夜景

西朝日方向にはもうちょっと太くはっきりしたものが。
ううむ、これはなんでしょう?
なんなのかよくわかりませんが、遠くの地上にある街の光などが雲近くの水蒸気などに反射しているものかなあと思いました。
山の草とか花とか虫とか-光の柱

小屋の夜は更けていきました。
山の草とか花とか虫とか-小屋の夜