水戸から帰った後のお正月のことです。
今年は、ちょっと長めのお休みでしたね。

ぼくの居ない間、山形には湿った雪、元旦には一時雨がざんざんと降り、屋根の雪が重たくなり、家の中のふすまやドアが開かなくなってしまいました。
元旦の雨の時間には、屋根に登ると、濡れた雪とトタン屋根というのは滑りやすく、落ちたりしてもいけないので、午後から雪の片づけを。

2日は、朝から屋根に登っておりました。
途中まで作業してみると、ゴム長(一緒に水戸に行ったゴム長ですね)は、防寒性がいまいちで、冬用には向かないなと。防寒長靴でなくても寒さに強いものもあったりするのですが、今年の秋に買ったその長靴は防寒の点でははずれでした。
足指の先がしびれるくらいに痛くなってきたので、防寒のブーツを引っ張り出しました。

これはソレルの防寒ブーツです。厚いフェルトのインナーが入っていて、外側が防水のナイロン生地になっています。かれこれ5年ほど前に買い求めた品です。フェルトがへたってきましたが、まだ充分に暖かいです。説明書きには-40℃まで大丈夫と書いてありました。
ソレルはレザーのアッパーのカリブーというのが有名なんですが、こちらのナイロンは、それよりもちょっとちゃちですが、お手ごろになっております。
ソレル パックナイロン1964

父の防寒長靴。
この手のものも暖かいですが、足にフィットする造りになっていないため、歩きにくく、重さがあります。玄関での脱ぎ履きは楽なんですが。
上の防寒ブーツは、ちょっとおされな感じもあり、街へ履いていってもOKかもしれません。
一長一短ですね。
防寒長靴

お隣のおうちでも雪おろしです。へそのあたりまで積もっているでしょうか。
隣のおうち

この日は、午後からだんだんと冷え込んで吹雪いてきました。
時折、ごうごうと音を立てて視界が真っ白になったりもしました。
振り返れば、山の神様の祠。
例年のお正月期間であれば、この山の神様はじめ集落内の神様たちにお参りして巡るのですが、今年は喪中のため神参りできません。
雪の山

集落の中の方向。
遠くの向こうの尾根は、雪に霞んだ向こうのほう。
集落

風が強く吹くと、積もった雪の表面を、さらさらした雪が削られていきます。
強い風が来ると、ちょこっとしゃがんでやりすごして。
この日は、気温も徐々に低くなってきました。(この時間帯あたりに、山形上空を寒冷前線が通過しておったようです)
雪を風が

雪に層ができています。
中ほどに見える灰色の部分は水で濡れており、ここが元旦の雨のしみこんだあたり。
今回の雪おろしは、積雪量はさほどで無いものの、濡れたために重さがありました。
湿った積雪

3日も、同じように別な屋根の雪おろしと、落とした雪の片付けをしておりました。
4日は、午前だけ。
家から少し離れたところに、トラクタなど大きめの機械を入れておく小屋があり、その小屋の裏手が下と繋がってしまったので除雪機で向かいました。
除雪機

作業前を撮り忘れてしまいましたが、屋根の下の雪を、除雪機で入って行って飛ばしてやるんですね。
今回はちょっとミスをしてしまい、スギの林の方の雪が緩めのところに機械をスタックさせてしまいました。
雪片付けよりも、機械の脱出で疲れてしまいました。
小屋の裏

ふう、無事に脱出して一安心。
機械は便利なんですが、こんなふうにはまってしまうと、大変です。
この手の機械は、毎年事故なども起きてしまいますね。
最悪の場合、ロータリーに巻き込まれたり、走行中には、バックしていて壁と挟まったり。
慣れた操作のつもりでも、慎重にしないといけませんね。雪の事故は、テレビでも連日、なにかしら起きておるようです。除雪の事故は、毎年全国で100人以上が亡くなるというのだから大変なことですね。キノコの中毒やスズメバチやクマによる死亡数よりも遥かに多いわけです。
除雪機

4日の日だけは午後から街へ映画など見に行きましたが、なんだかんだでお休みの半分以上を雪を片付けて過ぎておりましたね。

大晦日から元旦にかけて、雨も混じって降り、カミナリなども聞こえてきておりました。
カミナリの音と、雨の様子から、じいさまの言うことには、
「寒のカミナリ鎌要らず」
ということです。
お正月はまだ寒の入りにはなっておりませんでしたが、小寒、大寒のころに、冷え込んで雪となるのでなく雨などが降る暖かい冬には、夏の田畑の経過が思わしくなく不作となり、稲刈り鎌など要らない、ということだそうです。
冬は寒く、夏は暑く、田んぼにはそのようなはっきりした四季がよいようです。
さて、新しい年ももう二回目の土曜日となりました。
この記事では、いまだに昨年の大晦日の様子になっております。
若干急いでいきましょう。

宿でのんびり過ごし、この大晦日は、山形へ帰る予定となっております。
せっかく水戸へ来たのだから、偕楽園へは立ち寄りたいと、そのようなことで、偕楽園に着いたのは正午近くのことでした。

偕楽園にあった神社でおみくじを。今年の運試しです。
・・・う~む、良くない。凶ではないのに、待ち人は来ない、失せものはでない、あれもこれもよろしくありません。
ああ、なるほど、これは「今年(2013)」の分ね。と。
おみくじ

おみくじの後、梅の名所のほうへ。
梅のつぼみは、まだ丸くもなっておりません。
数年前に訪れた際は2月の中ごろでしたが、ちょうど花咲く時期でした。
あと、1月半ほどの時間が必要なのですね。
梅の枝

特に見どころの花の無いためか、園内はひっそりとしておりました。
偕楽園

ところどころにこんもりとした不思議な樹形のマツが植えられています。
枝の多い松

枝が、数多く分岐し、ぐねぐねとねじれています。
こういったタイプのマツは過去に見たことがあります。
アカマツの仲間で、枝分かれの多いものを園芸種にしたタギョウショウ(多行松)というものでしょう。樹形や枝ぶりは、普通のアカマツとはまるで違うのに、まつぼっくりなどはまるっきり同じようなのが付くのが面白いのでした。
松の枝

大きなサクラの樹がありました。
立て札があり、左近の桜と書いてありました。
元々、東京小白川に1831年に植えられ、その後1841年に弘道館へ移植、云々。
その系統のサクラが1963年にここに植えられたとありました。植えられた際には樹齢7年だったそうですから、2013年で57年。まだまだ若い樹なのでしたね。樹齢の割合にたいへん大きなサクラと思いました。
樹種はヤマザクラの仲間のシロヤマザクラと書いてありました。
右近の桜

陽射しは暖かく、風も穏やかです。春の様子ですね。花は咲いておりませんけれどもね。
斜面の梅

列車が通っていきます。
スーパーひたち、という車両だったと思いました。
列車

気になったのは、斜面を押さえるのに木の棒を横に置き、杭で固定してあるものでした。
こういうのでも効果があるのでしょうか。
斜面

白いサザンカがありました。
白いサザンカ

神社の近くに戻ってみると、細いタケの茂みがありました。
見慣れないタケです。
これにも立て札があって、タイミンチクとかいてありました。
タイミンチク

工作にいろいろ使えそうな太さに綺麗な肌の稈。
多く生えているのは九州だと書いてありました。
うちの近くにもこれくらいの太さのタケがあったらよいなあと思うのですが。
竹の幹

節から出ている枝葉はごちゃっとしておりました。
枝の分岐

偕楽園を後にし、水戸で合流した友人も一緒に、仙台へ向かいます。
茨城から福島に入り、いわきを過ぎたあたりでSAで休憩を。
雪がみかけられるようになってきました。
雪

SAではおそばを所望。年越しそばのつもりです。
そば、昼

そばを食べて、建物の外へ出てみると、わざわざ雪の上を歩く子どもたちなどがあったり。
雪、あるとうれしかったりするものですね。
雪遊び

北へ向かい、だんだんと深くなる雪。
仙台について、友人は奥様と合流してさようならとなりました。ご実家にて年越しだそうです。

この時点で大晦日は、あと6時間ほど残っており、せっかくだから、初詣というか、だるまとお守りを買いたいと思い、初詣しているところへ・・・。
行くんですけれども、ちょっと時間が早いためか神社もお寺も準備中でありました。
ようやく、山形市の大きな神社にてだるまを手に入れました。
時間的には、初詣でなく、詣で納めのようでした。
初詣の準備中
実は、ここでもおみくじを引きまして・・・。
これもまたあまりよろしくない。ここ数年はあまりよいおみくじを引いた記憶がありません。
なので、また今年分(2013)ということに。

山形駅近くのそばの老舗で、この日二食目のそば。
ごはんが好きですが、そばも好きです。何度でも食べられますね。
年越しそば

大晦日の用事(そばを食べただけですが)を済まし、自宅へ帰ります。
ぼくが山形を離れている間は、気温が高めで経過していたようです。
道路のあちこちで、斜面から緩んだ雪が崩れてきておりました。
なだれ

ということで、長くなってしまいましたが、冬の青空の水戸へ行ったおはなしはおしまいです。
魅力が無い、というようなことのランキングになってはおりましたが、いえいえ、冬にあのような晴れ間が続き、広い海、なだらかに広がるコナラの林、たいへん魅力的でございました。
林の中を地面を眺めて歩くと、土の出ているところで凍っているのが見えるところがありました。
霜柱でしょうか。でも、土の成分が多いような感じでした。
土、霜柱になりかけ

土。
さらさらとしております。
これがかの有名な関東ロームの土でありましょうか?
土、さらさら

ほうほう、凍っております。
表面の土を持ち上げている様子です。
凍った土

地面を眺めて歩くと、どんぐりがありました。こちらはコナラのどんぐりかな?
どんぐり

こちらは帽子の様子からすると、カシの木かなにかのようです。
明るい冬の林床の様子でありますね。
どんぐりぐり

もう少し歩いていくと、足元にざくざくと手ごたえ(足ごたえ?)がありました。
足元を見ると、おお、これはしっかりと霜柱のようです。
コケを押し上げて地面の下から柱が育っております。
長い霜柱

大きなところをそうっと手で持ち上げてみると、これは立派ですね。4~5cmほどあるでしょうか。
立派な霜柱

その柱の育った付け根を見てみると、このようでした。
どこからどのように育つものなのでしょう。夜通し眺めたらわかるのかもしれません。
霜柱の付け根

霜柱など珍しくないではないか、山形にだってたくさん見られるだろうとおっしゃる方もあるかもわかりませんが、そう、山形市あたりの雪が少なめのところでは時折見つけることもあるのですが、うちの近所では冬はほとんど見られません。雪で地面が覆われておりますから、霜柱にならぬのですね。
足元に感じる、霜柱のざくざく。踏んでしまうのがもったいないようで、そっと歩いて宿へ帰りました。

宿の玄関に立派なとうがらしのわっかがありました。
これはなんでしょう、魔よけにすると聞いたことはあります。
でも、このくらいおおきくわっかにするとなるとたいへんな大仕事であったでしょうね。大変に立派です。
とうがらしのわっか

朝は、チェックアウトぎりぎりまでのんびり過ごした後に水戸へ戻り、梅の名所を訪ねました。