ここ数日、仕事で帰りが遅くなってしまい更新のお休みをいただいてしまいました。

さて、志津の雪はたごです。
美しいのはなんといっても夜ですが、明るいうちにどんな様子であるのか巡ってみましょう。

あちこちの宿などに、しみだいこんや、
しみだいこん

しみもちが作られていました。軒先につるしておくと、凍ってとけて風に吹かれる間に美味しく乾いていくのですね。作られている間の様子も、生活の様子としてすごく風情があるなあと思います。(宿の食事で出たり、売店で売られていたりします)
しみもち

さて、雪はたごを巡ってみましょう。
雪はたごは、基本的に、ここの温泉の昔の旅籠の様子を再現したものだそうです。
雪は、積んだりするのでなく、道ばたに積もったそのままを掘って作るとのことでした。
なにせ5mもありますから、家屋の一階部相当はそのまま掘り込んで作れるというわけなのですね。
雪旅籠1

雪のトンネル。
雪旅籠2

掘られていない積もったままのところを見てみると、こんな具合です。
これはもういくらでもどんどんもっと作れそうですね(人手があればですが)。
軽自動車の3倍くらいはありそうです。
雪旅籠3

今も山岳信仰の濃く残る月山らしくこんなふうになっているところがいくつか。
雪旅籠4

月山、湯殿、羽黒の出羽三山。
かつての出羽三山には、別な山の組み合わせで鳥海山や村山葉山も入ったりいろいろあったようです。飯豊、朝日のほうにもこれと別に山岳信仰があります。
雪旅籠5

雪のブックエンド。
会期が10日間ほどありますので、最後のころにはさすがにパンフレットもしんなりしそう、なんて思いましたが、どうなんでしょう。
ブックエンド

はたごの並ぶ一番と下のほうには、滑り台の大きなものがありました。
子どもたちや子ども連れが並んで滑っていきます。
そり

ムサママさんとムサ姉さんは、滑ろうか、どうしようか。
ぼくは、大きなカメラを持ってきていたので、壊してしまっても・・・と思い躊躇しました。
お二人もこの度はちょっとね、やめておきました。
結構ワイルドにスピードがでます。
滑り台を眺めるおやこ

日が暮れて、ろうそくの灯りになるまでは少し時間があり、その間、ムサママさんのお宿で時間を過ごしました。
お部屋からは、窓を開けるとすぐに五色沼(ほとんどが凍っており、水の入り口と出口だけ水面が見えていました)が見えました。絶景です。
雪が時折、強く、弱く、降っています。
五色沼

お部屋にはしみもちが。
軒先につるしたしみもちは、油で揚げ、砂糖としょうゆをからめていただきます。
おかきのフレッシュな感じ?しゃりしゃりとした食感と、濃厚なしっとりした味わいが同居しています。おなかがすいていると特に美味しい食べものです。うちの近くの直売所などでも売っていたりするのですが、生産量に限りがあり、買い求める方も多いために年の早いうちに無くなってしまいます。
しみもち 食べる

雪がおさまってきました。
向かいの斜面などは、ここではもうブナが主体の林になっています。
五色沼

ムサママさんも、ぼくもあまりテレビは普段は見ないのですが、テレビなど拝見したり、ムサ姉さんは、テレビ局数の少ないのにびっくりしたり。
テレビでは、北アルプスの未踏の大きな沢の踏査のドキュメンタリをしていて興味深く拝見しました。

周りが夕暮れの青い光の時間を過ぎるころ、ろうそくの灯りの時間となった雪はたごを再び散策しました。
さて、冷たい肉そばを食べていただきました後は、月山の中腹の目的地に着く前に、ちょこっと寄り道しました。

少し重めの門構え、地元ではちょっと有名なお店です。
かつて三山線という鉄道路線があり、昭和49年に廃線になるまで出羽三山への参拝客を運んだ鉄道でありました。ここはその終着駅のあった場所の駅前にあたるところなのです。
祖霊の至る霊峰月山へ行くのですから、普段の生活の心持ちから、徐々に順を追って、ということもありましょう。
間沢の玉貴

さておき、ここでは一足先にひな祭りの展示をしており、3月の山形の各地で催されるひな飾りの様子を見ていただきたいなと思ったのです。
玄関を入るとすぐに、新しい時代のおひな様の飾りがありました。
お店の方にお願いをして、解説をつけていただきました。(実は、解説の方は、お隣の集落の顔見知りの方です)
玄関におひな様

つるし飾りは、近年になって、うちの近くでも見られるようになりましたが、山形の場合には、元々は庄内地方の一部でなされる飾りでありました。
ここには、全国のつるし飾りのうち3つの様式で展示がされていました。
吊るす上の部分の形状や、数の決まりなどが異なっているそうです。
つるし飾り

たわらとねずみ。
たわらにねずみがついては困る・・・と米を作っている立場としては思ってしまいますが、なにかいわれがあるのでしょう。
ねずみ

うさぎ。
うさぎ

百人一首の古いものも置かれていました。
百人一首

あとは貝殻に絵付けをしたもの。
子どものころのことを思い出すと、こんな大きな貝殻は、海の遠い山形の内陸部ではまず見かける機会が無く(せいぜい田んぼの水路などにたまにいるシジミを見るくらい)、珍しがられたことでしょう。海に近くにお住まいの方には、砂浜に行けばありふれた石ころみたいなものなのでしょうけれど。
かいがら

玄関から奥に、3つの広間を続けて使い、かなりの数の雛人形の展示になっていました。
でも、そちらは撮影ができないとのこと。貴重なものもあるそうです。
この日は、ほかにも次々と雛人形の展示を見に来る方がありました。
3月になって、雪解けの雰囲気になってきますと、山形の各地でこのように催され、県外から多くのお客様があります。

そのあと、お茶とデザートを。
干し柿(手前の真っ白なの)が特においしゅうございました。
普通の干し柿とちょっと違っていて、フレッシュさがあり、どんなふうに干すとこうなるのか聞きたいと思いました。
デザート

部屋からはすぐ近くの川も見えます。
水鳥も多くあり、眺めていると次々にちいさな鳥たちもやってきました。
実は、ぼくらの使ったお部屋が、川の手前に雪があったものですから、ちょっと部屋を抜け出して、見晴らしのよいところに行ったらば、目の前をヤマセミのような飛び方で飛んでいくものがあり、すこし駆け出して(建物内の廊下ですが)追いかけてしまいました。
うむ、あの飛び方、色合い、大きさ、きっとヤマセミだったに違いないと思うのですが。
川も見えます

というわけで、お店を出て、西の目的地に進むにつれ、だんだんと雪の量が多くなってまいります。お店のあたりは、1.5mほど、目的地の志津は、先日に5mほどに達したそうです。
ここにお住まいの方の言うことには、常時人が住むところの雪の量としては日本一なのでないか、ということでした。昭和49年の豪雪の際には、この温泉街の方の設置した雪尺が7mのものでは足りずに3mを追加し、9.5mほどの雪の量であったという話もあります。
志津

まだ明るい時間帯に到着し、ムサママさんと娘のムサ姉さんに宿にチェックインしてもらい、この後、明るいうちの雪はたごを見学に歩きました。
雪と時折晴れ間の山形です。
本日は遠方より客人があり、うちの近くのあれこれを見てもらっておりました。
客人は、数年前からこのブログであれこれとやりとりをさせていただいておりますムサママさんという方、そしてその娘さんでした。
(ムサシくん、というわんちゃんの飼い主なので、ムサママさん、です。)

まずは最上川がぐいっと曲がる地点を望む公園へ。
真っ白ですね。
日本一公園

お二人に、せっかく雪の季節に山形にいらしたのだから、とかんじきを履いていただきました。
途中までは除雪されており、雪も締まっていたんですが、せっかくですからね。
初めて履いたということでした。
かんじき

川を眺めるおふたり。
川を眺める

雪ばかり降る山形ですから、冬には行ってみても景色がなんにも見えないということも多いのですが、雪もちらついて雪国らしく、かつちょうどよくの晴れ間のある日になりました。
眼下の最上川が見えると、ちょっと驚かれており、うれしくなりました。
曲がる川

公園から戻るところ。
途中まではクルマで入られます。
公園から戻る

おふたりは、雪のイベントをしている志津というところに夕方に到着するような日程でやってきており、午前中にも、せっかく山形にいらっしゃったので、ちょこっとした観光?です。
駅舎に戻り、山車を見たり。
山車

最上橋の上から。
先ほど、こちらを見た公園が山の上に見えます。
最上川

一枚一枚丁寧に焼き上げるたい焼き。
ほかのところのたい焼きを食べる機会少ないもので、比較がなかなか難しいのですが、二日間かけて作る甘さ控えめなあんこと香ばしいころもが美味しいたい焼きです。
たい焼き

たい焼きやさんは、なぜだか、本業は酒屋さんです。
ご夫婦でお店をしているのですが、たまにおやじさんが配達に出て、奥様がなにか用事があったりすると食べられないこともあったり・・・。
酒屋さん

お昼ごはんに、山形の内陸で愛されている冷たい肉そば。
谷地というところが発祥なのですが、そこに行くにはちょっと遠いので、ぼくが普段に食べる機会の多いお店の冷たい肉そばを。(おふたりは、これにもうちょっと具の多い冷たい鳥そばを所望しておりました。なんで具が増えると肉そばが鳥そばになるのか、これもなんだか不思議です)
冷たい肉そば

一口目は、なにやら不思議な味と思ったそうですが、口に運ぶたびにくせになりそうな味という感想でした。ぼくもそう思います。どんな味付け?というと説明しにくいんですが、冷たい肉そばは、冷たい肉そば味だ、という感じの味わいです。

このあとお雛様を見て、月山の中腹へ向かいます。