さて、雪の川原に到着しまして、ここかな?このあたりかな?と場所を選び、ちいさなイグルーを作り始めました。

というわけで、できあがり。
今回は雪質もよく、ほんとにさささっと作ってしまって作成中の写真はありません。
写真のデータに残っている時刻から察するに15分くらいで出来たみたいでありました。
ちいさいですが、こないだ泊まったものよりももう少し横幅があり、充分に眠れそうでしたよ。
屋根がかかれば、床面を掘ってしまえばもっと広くなります。1人用に実用的なのは、設営も考えればやっぱりこのくらいのサイズのようです。

記念撮影するゆめさん、Nさん。
記念撮影

ちょっと雑ですが、雪のテーブルです。
せっかくなのでコーヒーを。(ココアも買っていたのにクルマに忘れてきてしまいました)
風は少しだけありましたが、ふんわりと暖かな日になりました。
お茶の時間に
テルモスの横に、なにかピンクのちいさなびんがありますね。

これはシャボン玉でした。
吹いたところを撮影してみよう!というようなことでふふふ~っと。
シャボン玉
う~ん、撮るのがなかなか難しいです。
Nさんがシャボン玉を吹いているところをゆめさんが一生懸命に撮るのですが、モデルさんもたいへんですね。吹きすぎて頭がくらくらしてしまわないかしらん?なんて思ったり。

コーヒーを飲んで、ひとしきりシャボン玉を吹いた後、川原を少し上流方向へ歩いて朝日連峰の姿を見に行きました。
とんがった小朝日岳が遠くに見えています。
カラスの足跡 小朝日岳

ゆめさんは、かんじきが何度も外れてしまって大変そうでした。
靴などとの相性があるのかもわかりません。
かんじきのひも、検討課題ですね。掛け方やひもの材質などで使いやすくできないものでしょうか。(アイゼンのようにしてあるかんじきもありますね)
かんじきは、各地や作り手ごとにちょっとずつ違った様式や工夫があります。
うちの集落あたりのかんじきは、ひいじいさま作のものもわっかの左右にかけるひもをそのまま足を固定するのにも使うというタイプでした。
かんじき

川原を歩きます。ちいさなイグルーがだんだん遠くになっていきます。
ちいさなカモが数羽、浮いていたり、飛んでいたり。
カワガラスのような姿もありました。
かんじき歩きは山だけでなく、平坦なところでも楽しいものですね。
川原を歩く

うひょ~、見えた。
ちょこんと尖った小朝日岳。その右に山頂が丸みを帯びた大朝日岳。
西に傾いた太陽の陽射しでの霞みのなかに薄くシルエットになっていました。
小朝日岳

もうちょっと見えないものかなあ、と、川原の石のところへ、背丈ほどの段差を飛び降りてみましたが、う~ん、光の加減でしょうね。はっきりは見えませんでした。
川の中から

ひとしきり大朝日岳、小朝日岳を眺め、ちいさなイグルーを作ったところに戻りました。
雪面にぽこぽことへこんだ雪えくぼがあります。
雪えくぼ

もうちょっと時間があるので、せっかくだから雪えくぼの観察を。
ええと、どれがよいかな。
雪えくぼを選ぶ

分かりよさそうなものにあたりをつけて、なるべく丁寧に断面が見えるように半分を掘りました。
ははあ、雪えくぼの断面はこんなふうになっておるのですね。
へこみの下に垂直にザラメ雪ができていました。色の濃いのは、汚れを含んだ暖かい雨や雪が降った際のものでしょう。
水平に色の濃い層があり、そこは表面にあった際に温度変化等で氷が多い層になったところだと思います。
雪えくぼのできるのは表面が暖かくなったり、湿った雪だったりする際に、表面近くの水分が浸透する際、しみこみやすいところに集まって下へ移動するからだと聞いたことがありました。
層の観察などもして、急遽の雪の観察、理科の時間のようでした。
雪えくぼの断面

それと、ふたたびシャボン玉の撮影に挑戦。
今度はゆめさんが吹いてぼくが撮影を。
シャボン玉2

ふい~っと大きめに。
シャボン玉の表面をよおく見るとこちら側や景色が写りこんでいました。
シャボン玉3

さて、あまり遅くなっても宿の方も困るでしょうから、明るいうちに志津へ向かいます。
二時間ほどの雪遊びになりました。
帰り際の様子。
ここの川原は夏には川遊びの駐車場になっていて、今年は冬はイベントにも使わなかったようです。広い川原なのでもう雪で遊び放題ですね。
広い川原

この後、志津へ向かいます。
先週の中ごろのことです。晴れの日があり、ひさしぶりに大朝日岳が見えました。
写真右端のさんざのかっしゃ(古寺山)から中央の小朝日岳にかけて延々と雪庇が出来ています。
小朝日岳から大朝日方向にも雪庇は出来るので延長はどのくらいの雪庇なのでしょう。
近くで見るととんでもない大きさですが、ふもとから見ると、山のふちにひらひらがついたような具合です。
大朝日

夕暮れのオレンジ色の見える日もあり。
夕暮れ

さて、昨日の朝の月山です。こちらも久しぶりに姿を見ました。
数日前から気温が高くなり、春霞のように大気がもわんとしておりました。
最寄のアメダスではここ数日は最高気温が5~7℃ほど。
三月に入りますよ、という暖かな数日になっております。
月山

さて、その月山に今週も来客がありました。
高速バスのバス停へ待ち合わせです。
バス停近くの道路わきの溝。雪が橋みたいになっています。気温が高く、しとしと雫が落ちていました。
溝の雪

日当たりのよい斜面も雪がだんだんとずり落ちてきていますね。
ゆるむ斜面

待ち合わせの場所の近くに、小鳥の声がするので、バスの到着まで望遠レンズで小鳥でも撮ろう、とレンズを交換しました。
いたいた・・・。
でもなかなかこちらを向いてくれません。
カワラヒワのおしりです。
カワラヒワのおしり

バス停のガラス張りの室内は暖かく温室のようになっていて、ハエも登場していました。
うわあ、ハエ。久しぶりに見るとうれしいものですね。かれこれもう何ヶ月お姿を拝見していなかったことか。春の訪れの近いのを感じます。
このあと、手をこすったりするのを見せてくれました。
はえ

ハエを愛でつつ待っていると、バスが到着しました。
今回のお客様は、東京からお越しのゆめさん、そしてそのご友人のNさんでした。
ゆめさんは、昨年秋に、ぼくの山岳会で募集をしました紅葉登山へ参加してくださっていて、4ヶ月ぶりの山形来県です。

ようこそ、ようこそ、とおはなしをしながら駐車場へ向かっていると、バス停近くのマツの林の中に、さささっと動く影。
木に登りかけたところをよく見てみると、あらら、リスくんのお出迎えです。
ゆめさんとNさんは、はじめはなかなか見つけられなかったようですが、説明しているうちに、見つけていただいたようです。
リス

なにかくわえていますね。
う~ん、松ぼっくりの芯でしょうか。
リスがはむはむ
リスは、いたるところにいるのですが、姿を見つけるのは結構難しい(先週のムサママさんがいらっしゃった際には、クルマの前を横切っていきました。あ、今日も走っているのを見ました)ので、じっくり見られたのは幸先のよいことです。山形にいらっしゃる際、新幹線から吾妻のあたりでサルも見たそうです。

リスに関連してクルミの枝。
夏に葉っぱのついているところが、ヒツジの顔のようですよ。と冬芽観察定番のはなしをすると、ゆめさんも、Nさんも、うわあ!ほんとだ!と新鮮な反応でした。
植物観察会などに何度も出ている方に、このはなしをすると、「ああ、はいはい。」という感じなので新鮮な反応はうれしゅうございます。
クルミの枝

ちょうどお昼ごはんの時間という時合でしたので、山形名物の冷たい肉そばを・・・。
今回は前回と少し違ったお店です。
こちらのお店は、スープはちょっと甘さひかえめ、麺はこしが強め。
冷たい肉そば

ゆめさんの来県も、雪はたごを見るのが目的でありましたが、明るい時間は、広い川原で雪遊びをしました。
かんじきも用意しまして、雪の上はかんじきを履くと、普段に近い感じで歩ける・・・はず。
歩け・・・ないみたい、う~ん。慣れないとたいへんなようです。
川原へ

この後、ちいさくイグルーをこしらえました。
さて、雪はたごの夜の様子です。
とか言って、一週間も前のおはなしになってしまいました。今週末で開催期間はおしまいです。

暗くなるとろうそくが灯され、雰囲気がまるっと違っていきます。
雪はたご

ずっと並ぶ雪はたごには、ところどころに広場や大きなかまくらなどがあります。
広場へ

ムサママさんとムサ姉さん。
ムサママさん

温泉の看板
温泉

温かい食べもの(行列になっており、並ぶのもたいへんで食べられませんでした。)のところには結構な人が集まっています。
にぎわい

ちいさなうさぎたち。
うさぎたち

前回の昼の様子にも載せていた出羽三山のところ。
夜の様子

道路に沿って雪の穴にろうそくを並べた様子。これだけでもなかなかよいですよね。
道路際の

大きなかまくらの中には、暮らしの様子が資料として展示されていました。
昭和49年には9.5mほども積もったのだということや、宿の食糧をヘリで運んだことなども書かれてありました。
昔のくらし

散歩しながら一番したのほうへ到着。
左から入って、右に抜けられます。中に通路のようになっているのです。
イン、アウト

道に沿ってずらっと。
これならうちの近くでもできそうです。
ろうそくどおり

雪はたごは、被写体として面白く、たくさんのカメラマンがやってきていました。
広報誌などの編集をしている知り合いとばったりお会いしたり。

しかし、毎年撮っているわけですが、どう撮ってよいのやら、未だにわかりません。
水平1

人がシルエットだけぼわんとなっているのは、数秒間のスローシャッターにしているからです。
こういったバランス具合も難しいです。
水平2

一番と上のほうにあるアイスバー。
大きな雪の塊みたいですね。
ここだけろうそくでなくネオンというか、ブラックライトなのか人工的な光になっています。
アイスバー

まるで異空間。おめめがおかしくなりそうです。
お酒なども供されているのですが、ぼくもムサママさんもムサ姉さんもだれも飲まれません。
異空間

最初のところに戻りました。
最初のところ

ムサママさんとムサ姉さんおふたりは、宿に泊まり、ぼくは帰宅しました。
帰り際、クルマのフロントガラスが凍っていて、それが溶けるのを待つ間、雪の結晶の観察など。
結晶は撮るのが難しいですね。

ということで、山形に客人のあったおはなしはおしまいです。
はるばるようこそいらしてくれました。
今度は夏のブナ林の緑滴る頃にもいらしてくれたらよいなと思います。

さて、一昨日のこと。突然暖かい日があり、志津にも雨が降ったそうです。
まだまだ冬の山形に雪でなくて雨というのも珍しいわけで、志津のみなさんはこの雪はたごがあるものですから、雨でなく雪に降って欲しいのだけどな、というようなことを言っておられたようです。
すごいものですね、5mも雪のあるところで、雪が降ってもよいとおっしゃるわけです。
これがもし、雪はたごをしていなかったら、雪などもういらない、辛い、雪国はたいへんだ、という過ごし方になっておったことでしょう。
お客さんがたくさんいらして素晴らしいことはもちろんですが、地元の方にとっても、雪が、悪魔のようなものか、天恵なのか、ぐるんと見方が変わってしまう。雪はたごはそんなふうなイベントになったのだな、と感慨深く思うのでありました。