さて、小鳥を撮っていた続きです。
コゲラが木をチェックしながら移動していくのをレンズで追いかけていました。
その視界にふと別な小鳥が入ってきました。
コゲラとエナガ

この白く丸っこい小鳥はなんでしょう。
白く丸い

コゲラのいた枝から雪の地面に降りてなにか探したりしています。
エナガ 雪の上

ちょこちょこ動いてなかなかピントを合わせることができません。
ちょこっと首をかしげた様子。
あぁ、なんて可愛いのだろう・・・。
昨年もやはり今ぐらいの時期であったでしょうか。このなんとも絵に描いたような可愛らしい鳥を見かけ、それから、またいつか見かけたいものだと思っていた鳥です。(結構あちこちにいるそんなには珍しいというわけでもない鳥だそうですが)
首をかしげる

雪の上に降りて、また木の上の枝に戻って、を繰り返しています。
エナガ飛ぶ

これはエナガという小鳥ですね。
白く、いかにもふわっと丸みを帯びて、おなかなどはふんわり、極上の手触りであろうと想像していました。
エナガ

木の枝にとまり、あちらこちらを眺めています。
白くもふもふ

エナガというと、やはりこのちいさなちいさなくちばしが可愛らしいひとつでしょうか。
ちいさなくちばし

今度は枝先のほうへ行きなにかしら一生懸命つついていました。
なにかつついています

マンサクの様子。
日々花を開かせております。
マンサク

このエナガはほんとに可愛らしい鳥で、この日に思いがけず何枚も撮れたため、しめしめ、と先週の日曜などは数時間をこの木の近くに陣取って撮影したりしていました。
ところがなかなか上手いことはいかないものですね。風があったり、陽射しが弱かったりするとまるで姿を見かけない日もありました。
小鳥の撮影はぼくはまるっきり素人なのですが、うまく撮るにはその生き物の生態や行動パターンがわかるというのも大事な知識なのかもしれませんね。ぼくにはまだその域には達しておりませんので、とにかくいるところを撮るしかないなあ、なんて具合でした。
先週の晴れて、陽射し溢れほわんとした日のことでした。
空気は暖かく春の湿り気を帯び、月山は春霞の向こうです。
月山

山の公園へ少しだけ通りかかりました。
眼下に果樹園が見えています。若い果樹、稼ぎ盛りの果樹、切り株、とそろっております。
果樹園が見える

これから稼ぎの年頃の果樹はV字の樹形に整えられていました。
うちにも果樹はありますが、この剪定と言うのがどうやってよいやら、毎年悩んでしまって進みません。うちは農家は農家ですが、いろんなものを自給自足に毛が生えたくらいのやりかたなものですからね。果樹の専門の方の剪定は見事なものですね。
V字の剪定

近くのコナラの木にイワガラミの花のからがついていました。
イワガラミの花はこんなふうに春先まで花の枯れたのが残りますが、これはどんな意味合いがあるのでしょう?きっとなにかしら理由があるのだろうと思っていますが思い当たりません。
イワガラミ

いろいろな植物たちが動き始めています。
これはヤマネコヤナギ(バッコヤナギ)でしょうかね。銀色の毛皮を見せ始めました。
ヤマネコヤナギ

マルバマンサクの枝には、昨年の葉と実のから、今年の花、今年の葉っぱになる薙刀のような葉芽がセットになって付いています。
マンサク

林のなかは小鳥たちの声で満ちておりました。
となりの尾根のほうからカラの仲間の声とともに群れがやってきました。
でもみなさん元気ですからね、望遠レンズを取り出しましたがピントの合う頃にはちょこんちょこんと動いて回ってなかなか撮らせてくれません。
ようやくヤマガラが撮れました。
ヤマガラ

あまり動かない小鳥もいました。
これは・・ホオジ・・・ロ、いえ、カシラダカのほうでしょうか。
カシラダカ

チュンチュンとにぎやかな小鳥の群れは少し遠くへ移動していき、すこし寂しい感じがしたところに、木々の幹を登ってはとなりの木へ移動、また登っては、というちいさな影。
これはちいさなキツツキのコゲラですね。
コゲラ

眺めていると結構ちいさな枝もつついて確認しながら移動しておりました。
コゲラ2

このあと丸っこくちいさな小鳥がやってきます。
スズメたち、日を追うごとににぎやかに元気になっております。
まだ雪囲いのある木に集まっては散らばり、屋根の軒先に飛んでいっては追いかけっこしています。
スズメ

恋の時期なのでしょうけれど、どれがオスでどれがメスやら?見分けはつきません。
にぎやかに

この日はこないだの山の集まり(県の山岳連盟)とは別な山の会議がありました。
地元の遭難対策委員会の捜索救助隊の総会と研修会でした。
ぼくは仕事が終わってから合流したので途中からの参加になりました。
会場に急いで向かい、到着したら小屋番さんのクルマに山用のスキーが積んでありました。
ジルブレッタの登山靴で履けるスキーのビンディングです。このタイプのスキー金具は珍しくなりました。ぼくも欲しいですが今はなかなか手に入らないそうです。
小屋番さんのスキー

今回はロープの講習などを少しやったようでした。
ぼくも参加しているこの捜索救助隊は、担当するエリアの特徴から、山菜やきのこ採りで道迷いなどで帰ってこない遭難の捜索が多くなっておりロープを使って救助という場面はこれまではかなり少ないのですが、覚えておいたほうがよいのはもちろんのことです。
山菜やきのこ採りの場合には、このあたりのちいさく入り組んだ深い沢や尾根、濃いヤブ、登山と違って移動する範囲がなかなか特定できずに探すのがたいへんということがあります。そのため、山登りをする山岳会由来のメンバーが約半数、あと半数は鉄砲ぶちの方や地元の山慣れしている方、という人員構成(ぼくはまだどちらも不十分ですが)となっていました。山岳会由来のメンバーはロープのほうは一応大丈夫(?)ですが、そうでない方は登山用ロープの結び方もわからない、というような背景もあります。
山菜やきのこ採りの遭難は、意外に件数が多く、これからの雪解け後は山に入る人も多くなってきますから、要注意の時期になってきます。活躍することが無いのが一番よろしいことですが。
ロープの講習会

会場の地元の集落の集会場に、ここの建物がある敷地がかつて山から伐りだした木を集めるところであった当時の写真がありました。
昭和20年代、終戦後すぐのもののようです。
この時代の写真はほかのところのものもいくつか見たことがありますが、今ともっとも違ってみえるのは回りの山の木々の様子です。ふもと近くは山の木々が少なく、スギの植林が見当たりません。
今は木があまり使われなくなり山には木々がすごく茂っています。今の時代というのは、日本列島に人が集まって住むようになってからもっとも山に木々の茂っている時代かもしれませんね。ウサギが減ったとか虫の種類が変わったとか、そういったことも関連しているのでないかという声が多く聞こえます。
貯木場

貯木場まで木を運んでいた渓谷沿いの道(トロッコも走っていたはずです)。
渓谷

昔に剣道を教えてもらっていた方も隊に入っており、その方が昭和の中ごろの朝日連峰周辺の地図を持ってきていました。
今の地形図に書かれていない沢や山の名前がたくさん書いてあります。
古めの地図

小朝日岳のあたり。
小さな沢の名前もありますし、山の名前も、例えば今はハナヌキ峰となっているところが花ノ木峰、であったりしました。
西朝日岳の名前の書いてあるピークも違っていたり、西朝日岳直近に水場が書かれていたりします。
地図、小朝日のあたり

三方境から天狗へのルートの途中の、オバラメキ、コバラメキの下の沢に、漢字の記載がありました。オバラメキは大原目木、コバラメキは小原目木。
二つ石のあたり

少し昔の地図は見ているだけで楽しいものですが、こういった細かい地形の名前は実際的に捜索にも必要だよなあと思うところがあります。
ほかの山域での捜索に加わったことがありますが、ややこしいのはそれぞれの隊の現在地の確認だなあということがありました。
みんなで同じ地図を持って座標やブロックで位置を把握する、GPSを導入するというのも方法としてありますが、山は平面ではないので、人の移動(行方不明になっている人そのものも)はやはり地形に沿っているものですから基本としては沢や尾根やピークの名前をみんなが共通したものをあらかじめ土地勘を養っておくというのが大事なのだろうなと思うこともありました。
地図は落としたり、風で飛ばされるかもしれない、GPSは電池が切れたり故障すると使えない、二次遭難を防ぐためにも大事なことだぞ、これは。と。
そのうちに写しとったりさせてもらおうかな、と思っています。