朝日連峰竜門山へ2 水場~ユウフン山」のつづきです。

10:18 ユウフン山を発ちました。

このあたりかどうか記憶があいまいなのですが、高校の山岳部、先生あわせて25名ほどのパーティとすれ違いました。前の日は竜門の小屋に泊まったそうです。
良いなあ。人数が多くって活発だなあ。
ぼくも高校時代に山岳部に入っていればなあ。と今になって思います。
ぼくの高校の山岳部は当時、あまり人がいなかったような記憶があります。
人数が増えているのは、「岳」の影響でしょうか?

ああ~。
ようやっとありました。
ヒメサユリです。
ちょっと傷んでいる花が多く、花期を逃したみたい。残念。
山の草とか花とか虫とか-竜門とヒメサユリ

ガスが出てきて、手持ちでは絞って撮ることができませんでした。
株数も少なかったのであまりアングルを選べない・・・。
古寺山や小朝日のほうならもっと多かっただろうと思うと残念です。
山の草とか花とか虫とか-ヒメサユリ横

ちいさい株もありました。
これは、「ヒメ」ですね!かなり若い株であると思います。
ほんとに小さい。
山の草とか花とか虫とか-ヒメ~

なるほどなあ。
花の奥に斑がちょっとあります。図鑑の検索の記載によると、花の奥に模様はないことになっていますが、これにはちょっとだけありました。
葯は黄色。内側の花弁と外側の花弁はなんだかバランスの崩れた個体でした。
飯豊連峰と朝日連峰に多いのでしょうが、飯豊と朝日では雰囲気が違うそうです。
種として、標準の産地がどのあたりなのか気になってきます。
山の草とか花とか虫とか-ヒメサユリ正面
うえの写真はすべて別な株のものですが、それぞれに花弁などの違いがありました。
大山自然公園にあるものも、雑木林の中にあるような、比較的初期に植栽されたものは、これらとよく似た雰囲気だと再確認しました。新たに植えているものは、特に葉の大きさや全草の高さなどかなり雰囲気が異なるのも確認しました。実物を確認するのは大事!です。

だんだんとガスが濃くなってきます。
ここは、ユウフン山と、竜門のあいだにあるちいさなこんもりとした山。奥のガスの方向が竜門山です。
ふきっさらしです。突風注意ですね。
登山道は、ときおり砂礫になっていてずるずると滑ります。
登る方向を見て、左側は切り立っているところもあり、落っこちたら・・・痛いでしょうね。
山の草とか花とか虫とか-ガス

カンチコウゾリナがありました。
(7月16日追記:図鑑には、ミヤマコウゾリナ、タカネコウゾリナというのもあって、これはそちらかも知れません。図鑑によってちょっと違ったりするようです。)
うちの近くに咲いているコウゾリナに比べると格段に小さいです。
コンパクトな感じ。
つぼみなどの色は深い緑色。黄色が映えます。
写真右のはシオガマギクの仲間かな?花が咲くのが楽しみですね。
山の草とか花とか虫とか-カンチコウゾリナ

こっちはまだ咲いていません。
朝日連峰は花崗岩の山で、花崗岩が風化した粒の大きな砂が登山道付近に出ていることが多いです。
水はけが良さそう。園芸に使うような雰囲気の土壌です。
うえのヒメサユリのところもそんな感じの砂でした。
山の草とか花とか虫とか-カンチコウゾリナと土壌

主稜線の道へそろそろというところで、2名のかたが後から追いついてきました。
あほみたいに大きなザックです。

あとで竜門の小屋でいっしょにお昼ごはんを食べることになるのだが、そのことをまだこのときのぼくは知らないのであった(とかちょっとドラマティックに書いてみる)。

竜門山山頂方面(大朝日方面)と、竜門の小屋方面(三方境、以東方面)との分岐です。
ここから山頂まではもうちょっと。
山の草とか花とか虫とか-大朝日と三方境への分岐

11:22

分岐から数分、竜門山の山頂らしきところに到着・・・。
ですが、まわりはガスで見えません。
朝日軍道らしき道のあともここまで確認できませんでした。

そのかわり、といってはなんですが、これがありました。
エゾノヨツバムグラのようです。
花は、6月25日「ヨツバムグラ アメンボの赤ちゃん」のヨツバムグラに比べて大輪!
とは言っても2mmくらいかな。
山の草とか花とか虫とか-エゾノヨツバムグラ

大輪・・・です。
山の草とか花とか虫とか-エゾノヨツバムグラ花

エゾノヨツバムグラはオオバヨツバムグラの変種のようです。
実にはさきっちょがカギ状のトゲが生えていました。
山の草とか花とか虫とか-エゾノヨツバムグラ実

と、ここでシャッターがおりなくなってしまいました!
壊れた!?と思ったらメモリ残量が無い!
撮りすぎました・・・。2GBのCFカードが一杯に。

登山道から5時間30分もかかってしまいました。写真を撮りながらのんびり歩いたからですね。
ほんとに撮りすぎ。山頂で休憩を兼ねピンボケなものを消したりしました。

ユウフン山~竜門の間は、魅力的な花が多くありました。これは、山のルートとは別に後ほど記載したいと思います。

ここまで約6kmでした。

Climb×100

竜門山・・・1座×100円=100円

Plant×50

ヒメサユリ、カンチコウゾリナ、エゾノヨツバムグラ・・・3種×50=150円

7月1日から累計1,450円  4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円
朝日連峰竜門山へ1 日暮沢小屋~水場」のつづきです。

水場を発ったのは8:23。
水場から少し登ったところは、ちょっと湿った感じのところがあり、まだリュウキンカが咲いていました。

もう少し登ったところでかわいいの発見。
アカモノ、だと思います。
くるりんとなったちいさい花弁の先。
赤いちいさい飾りみたいなガク。
ひかえめなトーンの白。なんだかなあ。なんと表現してよいやら。
山の草とか花とか虫とか-アカモノ

9:00くらいになるとだんだんまわりの木が低くなってきました。
長かった樹林帯の急な登りもおしまい。
いやあ、これは嬉しい。
ちょっとむしむしした気温と湿度でしたが、風が一気に通り抜けます。
汗が乾くぅ。

で、だ。
トンボだらけでした。
ちょっと上手に撮れなかったです。
つぶつぶの黒いものは全部トンボ。
山の草とか花とか虫とか-トンボの群れ

急な登りを抜けたころには、夏山の青空。

と、トンボ~。
アキアカネみたいです。
子どものころに楽しみに読んでいた福音館書店の「かがくのとも」で、アキアカネは山で夏を過ごすのだと書いてありました。
先日の鳥原山での「朝日連峰鳥原山へ 2011朝日連峰夏山開き3 小屋から山頂へ」では鳥原山の山頂付近がブヨだらけだったのに、この日はほとんどブヨがいませんでした。
あれだけのトンボがいるのだから、かなり食べられたのでしょうね。
※ここで、アサギマダラが突如目の前を横切ったのだけど、一瞬の出来事で撮れなかった!不覚です。
山の草とか花とか虫とか-トンボと山の夏空

清太岩山の近づくころ、ホシガラスを発見!
ホシガラスの羽と同じ柄のてぬぐい 学生版日本昆虫図鑑」で書いた白い水玉の羽毛を持つカラス。
ポキョ、ピキョ、というような可笑しな声を出していました。
大きさはハトくらい?
すごく近かったのですが、木の間から動かないし、レンズが広角なので小さくしか撮れず、トリミングしたけどこんな感じにしかなりませんでした。
山の草とか花とか虫とか-ホシガラス

ホシガラスをばっちり撮るのをあきらめ、ちょっと進んだところで、大朝日岳がガスの合間から見えました!
中央のちょいとガスのかかっているのが大朝日岳。
その右は西朝日・・・なのですが、その右の鳥の影。
これはホシガラス。お茶目なのです。
シャッターを切る一瞬前に目の前を横切りました。くぅ~。さっきは枝の中から動かなかったのに。
山の草とか花とか虫とか-ちらっと見えた大朝日

ちいさな慰霊碑の脇を通り、清太岩山には9:30着。
ここには関東から来たご夫婦がいました。
トンボと青空を撮ったころに、なんだか人の話し声がしていたのです。
一回「ほ~ぅ」と呼びかけましたけど返事が無いので空耳と思っていました。
わが家では、山に行ってやぶのなかにいるときの互いの位置を確認するときに「ほ~ぅ」と互いに呼びます。思わずやってしまいましたけど、知らなかったら、なんの鳴き声だろ?と思いますよね。
やりすぎずに良かった。
ご夫婦は竜門の小屋まで行くとのことでした。
塩アメをあげました(大阪のおばちゃんもこの習性があると聞きます)。

進む方向には、ユウフン山とガスのなかに竜門山、その右の尾根をくだったところに小屋が見えました。
山の草とか花とか虫とか-清太岩山から望むユウフン山と竜門山

10分休憩して、9:40に発。

うえの写真でわかるとおり、ここからは気持ちよい尾根歩きです。
アップダウンはあるものの、森の中のまわりの見えない登りとは開放感がちがうなあ。

ちょっと前から、たくさんあったのですが、シロバナニガナが道に沿ってたくさん咲いていました。
ちょうど満開のころにあたったようです。
青い空に白い花。
山の草とか花とか虫とか-シロバナニガナと夏の道

うん、うん。
こりゃあこりゃ、です。
こりゃ白いです(なんのことだか)。
ニガナもハナニガナももっと標高の低いところからどこにでもありますが、白いのは山に多い気がしますね。いやあ、夏だなあ。
山の草とか花とか虫とか-シロバナニガナ群生

10:12 ユウフン山山頂に着。
どうしてだか?進んできた方向を撮ってしまった。
標高1,565m。
三角点も標柱もありませんねえ。
まわりはハイマツで、高い山に来たなあという感慨でございます。
山の草とか花とか虫とか-ユウフン山山頂

山頂付近は風が吹いていて、山頂の風裏にトンボがたくさんいました。
山の草とか花とか虫とか-ユウフン山山頂のトンボ

ユウフン山山頂から、以東岳方向を見てみましたが、むこうもガスがかかっています。
手前の岩っぽい尾根は、三方境から天狗相撲取山に向かう尾根。
細そうな尾根ですね。
歩いたら楽しそう。この尾根をずっと行くと障子ヶ岳に行きます。
こういう景色を見ると、今度はあちらも行かなくっちゃと思います。
山の草とか花とか虫とか-オバラメキ、以東方向

なお、ユウフンとは、熊糞、だそうです。
まわりの雪渓で遊ぶクマを見たという話も聞きました。

長くなってしまったけど、まだ続きます。つぎは、竜門山頂まで。ヒメサユリがようやくありました。


Climb×100

清太岩山、ユウフン山・・・2座×100円=200円

Plant×50

アカモノ、シロバナニガナ・・・2種×50=100円

蟲×50

アキアカネ、ホシガラス・・・2種×50=100円

7月1日から累計1,200円  4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円
朝日連峰の竜門山に行ってきました。

7月10日はもともと日程が空いて、知り合いと一緒に小朝日岳にヒメサユリを見に行く予定をしたのですが、「天候が悪いので、やめませんか・・・」とメールが来ました。
まあ、不安なら仕方ないので、昨日の朝日軍道の話で朝日連峰の主稜線に行きたくなったので竜門山と小屋に単独で日帰りで行ってきました。

天候は、悪化するとすれば、入道雲がもくもくっとなって、午後から雲が落っこちてくるパターンです。

ひとりで朝日連峰に行くのは・・・今年は初!単独行って贅沢だなあ。という日でした。
くしゃみをしてもひとり。ころんでもひとり。あめりかしろひとり。

せっかくなので、このルートの紹介も兼ねて書いてみます。

では概要を。

ルートの大体の図。今回はYahooの地図から。ルートがすでに書いてありました。
クリックすると大きく見られます。
$山の草とか花とか虫とか-竜門山地図

7/10

各部の標高など(1/25000地形図などから、大まかなもの)

日暮沢小屋登山口のスタート地点 標高 約610m 
清太岩山 1464.6m
ユウフン山 1,565m
竜門山 1,688m
竜門避難小屋 約1,570m

所要時間

出発(日暮沢小屋登山口) 5:48 竜門山頂 11:22 竜門小屋 11:48 戻り 16:46
所要時間・・・10時間59分

5:48 日暮沢の小屋の駐車場にクルマをとめて出発です。

ここには10台ちかくクルマがありました。大朝日岳に行くルートもあるので両方あわせて10台ですね。
大朝日に向かうかたが、約6割くらいであるとの、あとで会う竜門小屋の関係者談、でした。

あと、このあたりは水場が林道沿い小屋の手前にも「長命水」なるものがあって、そこで水をクルマに積んでいた予備の水筒に入れました。・・・そしたら、ザックが淋しい気がして。ついつい2リットルも水を持ってしまいました。(この2kgが後で悲惨な結果を・・・もたらし、、、ませんでしたけどね)

手書きの看板が素敵です。
小屋は、3階建て。沢のそばで積雪を考慮してか3階にも入れます。
冬はスノーシューで来て、泊まるのも良いかもしれません。
山の草とか花とか虫とか-日暮沢小屋

大朝日に向かうルートは、ここにくる林道の奥の方向、竜門滝を経由です。
竜門は小屋の前を通って、おくの沢に向かう道を途中から左に尾根に上ります。

ツルアリドオシがお出迎えでした。
大山自然公園にもたくさんありますが、そちらは今年は見逃したようです。
山の草とか花とか虫とか-ツルアリドオシ

このルート・・・。いきなり急なのです。
キュートな急登。とか頭のなかで考えながら登っていきます。
地形図の等高線で見ると、清太岩山までは500m進んで、200m標高を上げるような勾配です。

朝のひんやりした空気なのですが、いきなり汗を絞られます。
はじめの30分くらいは様子をみながら。ですね。
はい。休憩。
6:24分なので、約40分登ってから最初の休憩でした。
最近は塩っぽいアメが増えました。いろんな味があります。
ふくろにいろいろ入れてあります。からが入ってるのはご愛嬌。
5分くらい休憩しました。
山の草とか花とか虫とか-塩っぽいアメ

ブナの実が落ちていました。
なかのブナグルミはならなかったみたい。
今年の出来はどうかなあ。
山の草とか花とか虫とか-ブナの実

お!
目玉のおやじさんではないですか。
はい、ギンリョウソウが実になりかけているのですね。
しかし、この造形は・・・。なんだべ?
山の草とか花とか虫とか-ギンリョウソウ実のころ

どうも本調子が出ません。眠いのかなあ?と思ったけど、朝ごはんを登りはじめてから食べるつもりで持ってきたのが良くないみたい。出かける前にがっちり食べておいたほうが良かったかなあ。
昨晩のタコスで炭水化物をたくさん摂ったので、抜いてみたのが良くなかったか。

7:00 朝ごはんです。
ナタマキ2個、バナナ1本、ここには写っていないけどヨウカンのちいさめのパック1個。
山の草とか花とか虫とか-朝ごはん

ナタマキはもちごめの粉と砂糖としょうゆで作るので、これは山で食べるためにあるような気がします。ヨウカンも必携。バナナは普段は山にもって行きませんけど、朝、家にあったので持って来ました。
山の草とか花とか虫とか-ナタマキ

おなかになにか入れると俄然、元気になります。朝ごはんは20分間ほど。

キマダラヒカゲかな?
近づくと飛ぶのに、あまりぼくから離れません。好かれたか?
しばらく道案内をしてくれました。
このチョウは、ササの類を食草にしているらしいです。
いやあ、たくさんある植物を選びましたなあ。
山の草とか花とか虫とか-キマダラヒカゲ

8:00 水場に到着。

看板があります。ゴロビツ(ス)水場と書いてある。
道からちょっとはずれて、奥に行くと沢があります。
沢水を飲むかどうかはそれぞれですね。
今日は澄んで美味しかったです。沢なので、雨の日はちょっとゴミが入ります。
ここで顔を洗ったりしてたら20分もゆっくりしてしまいました。
山の草とか花とか虫とか-ゴロビツ水場

水場からあと1時間くらい進むと、やっとまわりの木が低く見晴らしよくなりました。
今回は単独行をいいことに、写真を撮りすぎてペースが遅くなりました。

つづきます。では。

Plant×50

ツルアリドオシ、ギンリョウソウ、ブナ(実)・・・3種×50=150円

蟲×50

キマダラヒカゲ・・・1種×50=50円

7月1日から累計800円  4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円