先々週の土曜日のことです。
以前に書いた(実は、自分で見つけられずに書いたかどうか忘れました)近くの集落の若者会で取り組みを始めた薪を作るプロジェクトの現場での研修がありました。

林業の災害防止協会から講師が幾人か来てくれました。最初はテキストと映像で座学です。
テキストの「かかり木」のページ。
ぼくも我が家のスギ林の間伐をちょっこらちょっこらするのですが、かかり木はほんとによくやらかしてしまいます。ぼくがへたくそなことが一番の原因ですが、間伐しないといけない林なので、もちろんかかりやすいわけです。
禁止と書いてある元玉切りは、以前にやってちょっと痛い目を見ました。
座学

みっちりと座学をした後は、現場へ向かいます。
現場へ

現場に着きました。・・・暑い。
チェンソやとびくち、手斧などがおいてありますね。
チェンソ

手前にあるのはエンジン式の薪割り機でした。
薪割り機

伐る作業をする方は保護具を着用し、それ以外の方も近くにいるのにはヘルメットなどを装着しました。足につけているのは、チャップスというものだそうです。これはチェンソがなにかの弾みで足に当たった際に保護してくれるものなんだそうです。ぼくも欲しいなと思っておりますが、なかなか売っておりません。すねあて、ひざあてなど使う方もありますね。
保護具装着

伐る木を選んでいます。
木を選ぶ

選んだら、周囲になにかぶつかるものなどがあるかないか、片付けられるものはなるべく片付ける、ということでした。古い木の高めの切り株があったので、片付けています。高いところで伐ると、その際は倒れる方向をコントロールしやすいとか、あるいは、このあたりでは春の残雪のころに間伐作業するのが多いので高い切り株が残っていたりするのです。
周囲の準備

倒す木の枝ぶり、幹の曲がりを観察し、どちらに重心があるのか見極めています。
実技のほうの先生は、70歳代の方でしたが、今も現役で伐採の作業に携わっているそうです。
全体には細身なのに、前腕と首、肩周りの筋肉が半端ないたくましさでした。
木を見る

立ち木を伐る場合は、よほど細いものでない場合、倒したい方向から「受け」を切り、その後反対側に回り込んで伐倒します。これは、受けを切っているところ。
受けを切る

深さはどのくらいがよいのかなあ、といつも悩んでしまうのですが、この太さではこのくらいがよろしいらしいです。切り口の一番奥は、上からの切り込みと、下からとぴったり一致するように丁寧に綺麗にするのが安全な倒し方の基礎であるとのことでした。
受けの深さ

受けの内側の木の芯を切っています。外側はしっかり残して倒れる際のヒンジの役割をさせるそうです。ぼくはこの芯切りはしたことがなかったのですが、これをしておくと倒れる際に材が割れるのを防止できるそうです。
芯切り

後ろから切っていきました。受けの上1/3くらいを水平に切るのがよいそうです。
倒れましたよ

実は、この木を倒す際、かかり木になってしまったのでしたが、そこは達人ですね。
プラくさびを使って、木をくるんと回し、あっさりと倒しました。木の挙動を知り尽くしているからできることだなあとたいへんに感服いたしました。ぼくにはとても至られない境地のようだと思いました。(ぼくの場合は、かかり木にしてしまったら、ロープをかけ、遠くからわっしょいわっしょいと引き倒します。それがものすごく疲れるのです)

このあと、初めてチェンソを使う方が幾人か実技を行い、目立ての方法や、キックバックへ注意する旨のおはなしがありました。
列車は村山盆地をひた走ります。
村山盆地を進む
夏を過ぎるとこの線路沿いのススキは穂を出し、列車の通過にあわせてそろってぐん、となびきそれを眺めるのはなかなかの壮観です。

単線のレールには、駅を通過する際、2本になるところがあり、往復の列車がすれ違うことがあります。
すれちがう列車
列車から外の景色に夢中になっているうちに、座席はすっかり埋まっていました。
朝夕の通勤通学時(土日には違う時間帯に混みます)には座れないくらいの利用があり、枝線になっている路線ではかなりの乗車率を誇っている路線と聞きます。

北山形に到着しました。
この駅は、左沢線、奥羽本線、仙山線が通ります。
ホームに並ぶのは学校帰りの学生さんたちのようです。
北山形駅

キャッチフレーズがありました。夢とロマンのフルーツライン左沢線と書いてあります。
左沢は、「あてらざわ」と読み、左沢線の地元の通称は、「ザワセン」です。
夢とロマンのフルーツライン左沢線

北山形駅から山形駅までは、奥羽本線(山形線)を走ります。後方から山形新幹線つばさが追いかけてきました。車両はE3系2000番台のもののようです。かつての400系つばさが懐かしく感じられます。
追うつばさ
ごく最近、山形DC(ディスティニーキャンペーン)にあわせて新たなカラーリングの車両と、足湯つきの、「とれいゆつばさ」がデビューしました。実は、こないだ中を見せてもらう機会があったのですが、それを書いてると長くなるので書きません。いやあ、実に立派な凝った内装でした。

徐々に追いついてきます。
追うつばさ2

うわわ、近い、
追うつばさ3

追いつかれちゃったー。
追うつばさ4

と、アトラクションを楽しんでいる間に、山形駅へ到着しました。
山形駅

山形駅の近くで食事をして、帰りの山形駅です。
帰りの山形駅

夜10時ごろの山形駅のホーム。
ホームの様子

休憩中?の車両がありました。夜はどんなふうに過ごしているのでしょう。このままレールの上なのでしょうか?
列車

元の街へ向かって走り、ほぼ満席だった社内は終着駅に近くなるほどに、座席が空いていきました。
戻る

やや千鳥足のサラリーマンや、ギターを背負った若者や、そんな方が終電(電、でなくてヂーゼルですが)には多いのですね。

ぼくは普段の生活では、列車やバスに乗る機会がなかなか無いのですが、たまに乗るとたいへん新鮮さがありますね。クルマですと、走るたびにガソリンを使ってしまいますが、列車やバスですと、どのみちその時間には走っているので、乗らないのももったいないのかもしれませんね。
以前に、時刻表とにらめっこしながら調べたところ、列車で山形県一周が日帰りででき、そのうちにやってみたいな、と思ったまま数年が過ぎました。
7月下旬のことです。
いつも一緒に仕事をしているみなさんと、仕事を終えてから列車に乗り、山形市へ食事に行っていました。

いつもの終着駅です。
左沢駅

列車は乗客を乗せ駅を発ちました。
気分はもう、たらっら~ら~ら、らぁら~♪です。
山形はクルマでの移動が多いですが、せっかく列車があるのだから乗りましょう、というようなことでのおでかけでした。ぼくも時折、時間のあるようなときにはなんでもなく乗ることがあります。
駅を出発

駅を発ってすぐに、車窓からは最上川が大きく蛇行しているところが見えました。最上橋も見えておりますね。
最上川蛇行点

今回は4つの車両の最後尾に乗り、過ぎ行く風景を撮っていました。
ひとつめのトンネルに入り、抜け、
トンネルを抜け

もうひとつのトンネルに。
山形市からこちらへ来る際には、最上川がぐるんと回るの手前にこのふたつのトンネルがあり、トンネルを抜けると景色がいきなり開けてなかなか演出のある車窓からの景色になります。
トンネルに入る

この写真から、上に逆に見ていただくと、その様子の順番になりますね。
トンネルを抜けて

列車から西、夕日が傾き、朝日連峰が見えて・・・いません。見えたらよかったのだけれど。
朝日連峰が見えて・・・いません

列車はいくつもちいさな駅で止まりながら進みます。
高松駅

月山の東にある村山葉山が見えました。
葉山が見える

寒河江の街を抜け、
寒河江駅

最上川にかかるダブルワーレントラスの鉄橋を渡ります。
ダブルワーレントラス橋

この鉄橋は、明治10年代に作られたもので、この時期のこの形式の橋は国内に3箇所現存し、うち2つが山形にあるそうです。これはそのうちの1つ。もうひとつはフラワー長井線にかかっています。
橋を抜け

村山盆地を走り、東には奥羽山脈が大きく見えてきました。
雁戸山が

雁戸山。
雁戸山

明日は山形駅へ到着します。