二つ前の日曜日(8月3日)のことです。
晴れが続いていて、川が澄み、そしてまあ、日が昇ってきたら暑い暑い日でした。
昼には最寄のアメダスでは32℃となっていたようです。山形は数年前までは、全国の高温の最高記録の観測地点となっていましたが、今は順位を下げています。とはいえ、都会の暑さとはちょっと感じは違うのだろうなと思っております。
うちの近くでは夜になると真夏でも16℃くらいに下がるので寝苦しい夜は少なく、やはり寒暖の差が大きいのですね。

休日の朝の田んぼ仕事(休日じゃないじゃん、ということですが)を終え、いやあ、これは作業をするとたまらん暑さだ、というわけで、家に帰るなり川遊びの格好に着替え、いつもの川へ。

あらら、お師匠さんが投網をしている?と思ったら、別の方でした。
うちの近くの集落の投網をする方のやり方とちょっと違っています。ちょっとした地区の違いで、投網の漁法に変化があるのです。これも面白い文化史がありそうです。
さておき、投網をしている方とあれこれ世間話をしてから、邪魔をしないように下流のほうへ。
投網

すぐに、こないだと同じ種類のトンボが見つかりました。オナガサナエですね。こないだの箇所と数キロ離れているのですが、川の流れにそって分布しているのでしょう。どのくらいの範囲で分布しているものか、これも興味深いものです。興味深いものごとが多くって困りますね。人生が幾度かあったとしても尽きないことでしょう。
オナガサナエ

川の石を見てみるとアユの食み痕がすぐに見つかりました。
食み痕

こちらはもっとたくさん食み痕があります。
アユはこうやって石を綺麗にしてくれるのだそうです。清流だからアユがいるのか、アユがいるから清流なのか。ともあれ、綺麗過ぎ(水に栄養分が無い)では、石にアユの食べ物が育ちませんから、アユは住まれません。川沿いの木々が葉を落とし、あるいは土壌から栄養分が適度に供給され、それで育った川の虫をイワナやヤマメその他、石についたコケ(というか生物膜でしょうか)をアユが食べ。
食み痕2

トビケラの幼虫たちが、ちいさいけれど精緻な網を張っております。葉っぱのかけらをこうして集めて食べるのでしょう。ファンタスティックだな~。実にファンタスティックです。
水中のちいさな網たち

いつもの川遊びは、川に下りた地点から、上流に向かって移動しながら観察などをして、戻りには流れに乗って帰るのです。下りに移動すると、川底から濁りを出しながら進むので観察にはよろしくありませんから。でも、釣りをしているかたなどの邪魔をするものいけません。
最初に流れて遊ぶ(移動です)ことにしました。
川の中から、水上を眺めた様子。空がきらきら。
水上を見上げて

画面の半分上が地上、下が川、という画を撮りたいのだけれどうまくいきません。
半分水中、というのを撮りたいのだけれど

少し流れて進んでいくと、川底が砂や小石になっていました。
川底

流れて下っている様子をみていただきましょう。途中に暗いところに入るのは、橋の下をくぐっているためです。音は、なんだかエンジンの音みたいですが、動力は無しです(なんの音だかわかりません)。ただ浮いているだけで、こんな感じに前に(下に)進んでいきますね。

途中で、川の上へ頭を出していて、周りに民家が見えています。周りのおうちの人から見たら、ロッキーチャックがまた遊んでいるなあ、平和なやつだという具合でしょう。

この後、ちいさな川の合流点あたりのじゃぶじゃぶしているところを観察していたら、あらまあ、いましたね。かわいいのがいました。
かわいこちゃんがいた

明日はこの子を観察して、もうちょっと下流へ行った様子をお伝えします。
季節は進んでいきますね。
つい最近に栗の花のもわんと甘い香りを嗅いだと思っていたのに、もうイガが育ってきておりました。
クリの実

8月のはじめのことでした。川は澄み、川底に魚がたくさん泳いでおりました・・・。
見え、見えます?ません?
魚が

見え、見え・・・無い?
上の写真にも、下の写真にもどこかにアユが写っておりますよ。
見え、見え・・・無い

8月2日、この日は今年二回目の星の教室でした。この日は晴れ、公民館の駐車場の一角をお借りしての開催でした。
はじまりは19:00。夏ですから、まだ周囲は明るいです。参加者がだんだんと集まってきました。
まだ周りの様子の見える時間にスタートして、だんだんと暮れ行く空の下、一番星を探します。
星の教室はじまり
望遠鏡の向いている先には月が。

この日は、いつもは5名いる星の講師団が、いろいろな日程が重なって、星好きの本屋さんとぼくとのふたりでした。
今年一回目に見る予定だった土星は、前回は雨だったので今回みんなで眺めました。
西の空青く
だんだんと暮れ行く中、子どもたちは次々に一番星を見つけていきました。こと座のベガや火星、土星、うしかい座のアルクトゥールスあたりが早くから見えたようでした。

はくちょう座のデネブ(写真左上あたり)、わし座のアルタイル(写真右上あたり、彦星のこと)、いるか座も見えておりますね。いるか座は、織姫が使っていた杼(ひ、織機で横糸を通していくための道具)とも言われたりします。織姫と彦星がけんかをした折、彦星に杼を投げつけ、ここに飛んできた・・・とかなんとか。
夏の大三角

星好きの本屋さんは、緑色のレーザーで夜空の星を指し示しています。
ぼくも緑色のレーザーが欲しいな。
星を眺めて

せっかくの晴れですので、あれこれ遊んでみましょう。
望遠鏡の接眼レンズにコンパクトカメラやスマートフォンのカメラをあてて土星の撮影に挑戦しました。上手な方は、結構しっかりと撮っておりましたね。なんというか、コツがあります。
望遠鏡にならぶ

この日のぼくの役割は、司会とカメラでの夜空の撮影でした。
一眼レフをもってきてくれた大人の参加者と、天の川などをいろいろ設定してみて撮影しました。地元の新聞記者さんもやってきてくれて、初めての星空撮影に一緒に挑戦し、取材を忘れるように楽しんでおられました。

今年2回目の星の教室は以上のようなことで、無事ににぎやかに終了でした。
晴れると楽しいばかりですね。

自宅に帰っても晴れは続いていて、月齢の若かった月はもう山々の向こうに。
せっかくなので赤道儀をひっぱり出し、カメラを載せて撮影を。
家の前から、南の天の川のあたりを撮りました。
天の川

撮影するうちにアンドロメダのあたりも見えてきました。
アンドロメダ

天の川の夏の大三角のあたり。赤道儀に載せると、シャッタの時間を長くしても星がずれません。きりっとクリアに撮れます。
天の川のあたり

今度晴れたら、あれを撮ろう、庭に小さなベッド(キャンプとかで使うコットというやつです)を出して寝転んで眺めよう、とひそかに思っていたのに、月に叢雲花に風、なかなか晴れないものです。
8月も目前、やたらと暑い日の続いた日のことです。
川の中の様子を見に、川に遊びに行ってきました。

昨年は7月18日に大雨になり、それから川はしばらく濁りがとれないまま、秋深くなったころにようやく澄んできたというような経過がありました。そのため、昨年の夏には川にまるっと遊びにいっておらずほぼ二年ぶりの川遊びです。
今年になってからも雨が降ると濁りやすくなっていて、そのためまだやや澄み切った川とまではいきませんが、まあ、充分でしょう。
川

久しぶりなので、そろそろっと川の中へ。水中の石にくっついたカゲロウの幼虫が見えました。
カゲロウの幼虫

大き目のトンボが飛んできて、近くの岩にとまりました。
石の上にトンボ

逃げないようにそっと近づきました。
これはオナガサナエのようですね。オスはこうやって岩の上で縄張りを見張っておるのです。
トンボに近づく

このトンボは川の流れのあるところが好きなようで、川の外にはなかなか出てきません。
川に遊びに来た甲斐があるというものです。
オナガサナエ♂

防水になっているカメラをそっと水の中へ。カメラも水の中へ入るのは二年ぶりでしょうから、水漏れしたりしないか心配なのでした。
ヒラタカゲロウの幼虫
うむ、なかなかクリアに撮れております。大きなひらべったい虫は、ヒラタカゲロウの仲間の幼虫です。
ちなみに、カメラはオリンパスのTG-1、というものです。コンパクトデジタルで水にそのまま潜れてF2.0の明るいレンズのカメラです。ほかにはないオリンパスらしさのあるカメラだなあと思います。

カメラのレンズの内側は、水に入れた直後にちょっと曇ります。そのうちに水温に慣れてくるとだんだんと曇りが取れてきます。
川の中を観察しながら上流へ。
上流へ

アユの食み痕がありました。アユも育っているようです。
このあと、アユ自身も見つけましたが、ささっと泳いでいって撮られませんでした。
アユの食み痕

おっと、かわいいのがおりました。
アミカの仲間の幼虫です。
アミカ 幼虫

こちらはコカゲロウの仲間の幼虫でしょうね。
コカゲロウかな

こちらはなんでしょ?石の下流側に流れを避けてたくさんくっついていました。
こんなふうにして過ごしておるのですねえ。
石の陰に

流れのゆるいところにはおたまじゃくしがいました。
川のこういったところに育つカエルはカジカガエルでありましょう。
カジカガエルおたま

川の水そのものは澄んできましたが、川底の砂はまだたくさん残っており、段差のあるところなどは、その砂が舞い上げられ、それで綺麗にはなかなか澄みきらない、というような様子が見えました。
※動きます。再生してすぐは、画質がよろしくなくなっているので、動画の右下にある歯車マークを押してHDと書いてある画質を選ぶとそれなりに綺麗になります。

砂が押し流され、横を向くと川底をさらさらと流れていく様子がみられました。

ちなみに、2年前まで使っていたウエットスーツは、経年の変化のためかくたびれてきていたので、今年に新調しました。海のスポーツなどで使うかっこいいウエットスーツでなく、アユ釣りやそういったことに使う実用本位の品物です。腰にちらっとカラビナが見えているのは、手を空ける際に、腰に巻いたシュリンゲにビナをかけ、カメラをぶらさげておくためです。
(ウエットスーツがちょうどよいサイズがなく、ふとももにあわせるとウエストが余裕がありすぎなので、ベルトを兼ねています)
服装

暑い日でありましたが、川にずっと浸かっていると(写真で見ると短いですが、ここで約2時間ほど経過しておりました。)寒くなってきます。
一旦、川原で出もひなたぼっこしようかしらん、と思っているうちに投網の師匠がやってきました。アユの様子が気になるようです。
先輩が来た

川から上がり、師匠としばらく、あれこれとはなしをしました。

そろそろおうちへ帰りましょう。
上流へ遡ってきたので、帰りは流れに乗っていきます。ウエットスーツを着ていて、投網なども持っていないので体はぷかぷかと水に浮きます。この流れに乗って下るのがこれまた楽しいのです。
川を流れる

うひょ~、っと流れに身をまかせあっという間に川原に下りたところへ戻り、この日の川遊びはおしまいにしました。
川というのはありがたいもので、古来より、人は住まいを川沿いに求めたのであります。
今年はあと何度川で遊べるでしょう。水清く、自然豊かで、天候が穏やかで、夏の暑い日というのがそろわないとなかなかできない遊びです。