これは8月10日の青空です。
梅雨明けしたかと思ったら台風が来て、それ以来はなんだかまたすっかり梅雨に戻ったような曇りと雨の日が続きましたね。じとじとして、日照が少なめで、農作物に病気など流行らないとよいのですが。
青空

庭にスズメウリの花が咲きました。
ちいさく白い花で、上を向いて咲いているのは雄花です。
スズメウリ 花

雌花は、花の付け根にぷっくらと実になる部分があり、受粉するとつるの根元のほうから、順次実っていきます。
スズメウリ 実
細く繊細さを感じさせるつる、黄色く花粉をポイントにした白くちいさな花、三角の葉は明るい緑色です。これまた細いひげを伸ばして、どれもこれもかわいらしいウリの仲間なのです。

そんなふうに実った実をですね。ちょっといただきました。
スズメウリの実は、面白いくらいにきゅうりにそっくりな味と香りで、初めて食べたときには、そのあまりのきゅうりらしさに驚いたものでした。
スズメウリ 収穫

いつもは、見かけるたびに1つぶ、2つぶ、とちまちまといただいておったのですが、数がそろいそうだったので、まとめて食べてみたい!そういう衝動が起こったのです。
ということで、洗って皿に持って、あと、ハチミツをかけてみました。きゅうり+ハチミツ=メロン味とよく聞きますからね。
スズメウリ 皿に盛る

・・・結果、う~ん。いまいち。一気にいくつも食べると風味が強すぎです。ひとつぶ、ふたつぶ、と食べるから美味しさもあるのでしょう。
じいさまがよく言うのは、美味しいものはそんなにたくさん食べるものでない、ということでありました。まさにこういうことかもしれませんね。

ついでにもうひとつの収穫です。(こちらもそんなにたくさん食べる種類の食べ物でありません)
親父さんが、田んぼに行ったとある朝に捕まえたマムシ・・・の皮です。
うちの近くでは、マムシを見つけると捕まえて食べてしまう習慣というか、なんというか、反射的にそうしてしまうのですね。父はヘビは昔から苦手なのですが、マムシは別で、見つけると嬉々として捕まえるのです。
ヘビ=苦手、マムシ=美味しい、という思考回路のようです。
父だけでなく、曾祖母なども畑で時折捕まえていて、小学生のころに家に帰ると、玄関先にマムシ(首無し)、という光景が何度もありました。
マムシの皮

ちなみに、皮は傷の治療に使えるそうで、今はスギの材に伸ばして乾燥中です。
マムシの部位の好みも、地域によってやや違うようで、父の育った月山の北の山奥の集落では、はらわたがごちそうだそうです。母の育った集落(今住んでるところ)では、はらわたは食べずに肉と骨を食べ、皮を傷の治療に用いる、と。いずれにしても、マムシは疲労回復に効くということで、やたらとせわしなかった先週にひときれを食べたらやや元気になったりしました。
不思議に共通するのは、アケビの食べ方で、父の出身地ではアケビは実の中身と新芽を食べ、一方、こちらでは主に実の皮を食べます。
こういった山の幸のありようも、地域ごとに違っている様子があるのでしょうね。その地域では当たり前すぎて明文化されたり、語られたりすることがない知られざる山の暮らしの様子が、まだ山形には息づいているのでないかと思う昨今であります。
帰省の時期も過ぎましたね。
あちらこちらの田舎などで普段よりもぐんと人口が増えにぎやかな様子が見られたのかなと思います。いつもそのくらいにぎやかだとよいなあと思ったりするのです。
数日前に地元の花火大会があり、これが過ぎると夜はいよいよ涼しく、Tシャツだけでは肌寒い時期になってきます。ああ、そうか、夏はもう終わりなんだな、という寂しさがあります。

毎朝、通勤の際に川の水の様子を見ている場所に、カワガラスがよくいます。濃い茶色で、ムクドリくらいの大きさ、全体に丸っこいシルエットでかわいらしさのある鳥です。なんとなく、ミソサザイを大きくした感じ、と個人的に思っております。
ぼくがクルマを降り、ちいさな橋の上から川のほうを見ると、足元からささっと飛び立ってすこし離れたところに行ってしまうのです。
カワガラス1

川底の侵食防止のコンクリブロックに登ったり降りたり隠れたり。
カワガラス2

足元の見えないところから飛び立つので、どこにいるんだろう?と、とある日に、対岸の岸の上にそっと近づいて見に行きました。
はあはあ、なるほど、まさに足元、橋の下の日陰になっているところで川の中を探っていました。
橋の下のカワガラス

しばらく見ていると、ぼくがいつも川を見る位置からすぐ下、橋の橋脚の一部みたいなところにとまりました。
カワガラス定位置

そうかそうか、ここが定位置なのだね。
やすらぐカワガラス

羽の様子を見てみると、しっとりとぬれています。
水鳥などでは、撥水というか、あまりぬれないイメージなのですが、カワガラスの羽はちょっと違っているのでしょうか?
体のあちらこちらを念入りに毛づくろいしていました。
カワガラス首をかく

そして体中の羽をふんわりとさせています。結構長時間にわたってこんなふうに休んでいました。
夏ではありますが、水は冷たいですから、こんなふうに過ごしている時間は結構長いのかもしれませんね。
ふんわりカワガラス

カワガラスは、川に潜り川の虫を獲って食べているそうです。ここの川には川虫がたくさんおりますから、食べるものには困らないことでしょうね。
一日のお休みをいただきました(仕事があれこれ入っていたためです)。
やや疲れがたまってきましたが、から元気も元気のうちと申しますのでね、はりきってまいりましょう。

カジカのようにはりきってまいりましょうね。
カジカ

かわいい魚がいました、というところまで書いておりました。
この魚はカジカです。川の割合と上流部の岩の下や間に暮らしているようです。
潜って観察していると指を差し出してもあまり逃げません。場合によっては撫でることもできたりします。
カジカと指

つつくとくすぐったいのか、ぴょこんと向きを変えました。
カジカ、こちらを向く

せっかくですから、動くところも見ていただきましょう。

※例によって、再生しはじめてから右下の歯車のところで、「HD」と書いてある画質を選ぶと綺麗に見られます。

動画の最後のほうの様子で、石の間に落ち着いたところでの姿勢では、石に胸びれを左右に突っ張るようにして体を固定しているようでした。
ハゼなどでは腹びれが吸盤のようになっているのを見たことがありましたが、このカジカの場合は胸びれが大きく、手のように使っているのが動画でも感じられたかと思います。器用なものですね。こうやって流れの速いところで過ごしているのですね。
胸びれで支える
カジカは一昨年まではもっとたくさんいたんですが、こないだ、今年初で川に行った際には見つからず、どこに行ってしまったのだろうなと心配していましたからとてもうれしゅうございました。普段の年なら、これくらいのサイズは食べるのにちょうどよいので捕まえてしまいたいとことですが、今回は元気でいてもらいましょう。

ちいさい魚もいました。2~3cmくらいだったでしょうか。
これはよくわかりませんが、おそらくはアブラハヤの子でないかなと思います。
ちいさな魚

カジカがいたところは、段差になっているところで水がどうどうと流れ泡がぶくぶく。
ぶくぶく

うれしい出会い、顔を上げると夏の青空と白い雲です。
夏の空

もう少し下流まで足を伸ばしてみることにしました。
堰に取水するための堰堤があり、そのはじっこに魚が上下流に行き来できる魚道がこしらえてあります。
取水口のところ

魚道のふちをてくてくと歩いて下流へ。
このあたりは結構水深が深くなっていた箇所だったのですが、かなり砂が多く埋まってしまったようになりました。
堰堤下

こんな砂ばっかりでは、アユもカジカも住まいにくいのでないかと思っていましたが、流れの中を見ていると、アユの群れが行き交っていて(撮れませんでしたが)、一安心をしました。
おだやかな流れ

下流からはアユの友釣りをしている方が上がってきました。
聞くと、この川は初めてとのことでした。
食み痕もたくさんあるし、アユもいますよ、とはなしをしました。
ただ、まだちいさめで縄張りをはっておらず群れているので、友釣りはむつかしいかもしれません。とも。
アユ釣りの人

せっかくおいでいただいたのですから釣りの邪魔をしてはいけませんね。
堰堤をまた登って、この日は帰ることにしました。
堰堤を下から、

魚道のふちは、ちょうど平均台みたいです。
写真で見るとそんなでもない感じですが、高さは普通の家の屋根くらいまではあって、落ちたら怪我をしそうですね。
平均台みたい

滝になっております。この水の落ちるところなどは、以前はかなり、どこまでの深さなのかわからないほどでしたが、今はここもかなり埋まっておりました。
堰堤の滝

川を下った分をじゃぶじゃぶと登って、最初の地点に戻りました。
投網をしていた方はもうおりませんでした。(2時間くらいは経ってますからね)
元に戻る

というわけで、今年2度目の川遊びはこれにて終了。
山もよいですが、川もよいですね。
山があるので川があり、川が地面を削って山は険しくよりでこぼこになり、川はいよいよ大きくなると、そこに虫が住み、魚が住み、ヒトも釣ったり投網をしたり、たまに魚をなでたり、撮ったりする方もある、と。