海へ 砂浜1」のつづきです。

ええと、砂粒です。
山の草とか花とか虫とか-砂粒

波打ち際からちょっと離れたところに、見慣れないちいさな木の茂みがいくつもありました。
木の足元には、銀色がかった草。
山の草とか花とか虫とか-アキグミとカワラヨモギ

お、おお~!
これはグミだ。
子どものころに、知り合いの庭にあった楕円形のグミとはちょっと形が違いますが、表面の質感はおんなじです。
山の草とか花とか虫とか-アキグミ 実
これは、もちろん食べるでしょ~。と迷いなく口に運びましたが・・・。

渋ぅ!

すっかり赤くなり食べごろに見えましたけど、まだ熟していないみたい。
無念なり。

葉の表面も、実と似て白っぽい光沢。
グミのなかまには違いないと思いつつ、調べてみるとアキグミとありました。
山の草とか花とか虫とか-アキグミ
図鑑には、生息するところが、「日向の低地~山地」となっていますが、う~ん。
うちの近くではまったくみかけません。見つければ、実をもれなく食べているはず。
葉に光沢のあるのも、浜辺や、日向の乾燥に適応しているのでしょうか?

アキグミの足元にあった銀色の葉は、カワラヨモギでした(たぶんね)。
花はとうに終わり、花茎はもう茶色になっていました。
はて?海の浜にあってもカワラヨモギ?(まあ、良いか)
山の草とか花とか虫とか-カワラヨモギ 全草

葉っぱには、細かい毛が密集しこれが銀色に見えているのですね。
伸びた穂は枯らし、これから冬の厳しい環境を、ちいさく根元にうずくまってすごすのだろう。
そんな気がしました。
山の草とか花とか虫とか-カワラヨモギ 葉

ええと、あと面白かったのはですね。
こんなシバがありました。オニシバというものみたい。
公園に植生される芝は、茎を地上に這わせ、そこから葉のつく茎を出しますが、これはどうも砂の下に地下茎を這わせ、葉の茎は地上にひょいと立っています。
山の草とか花とか虫とか-オニシバ
これも、穂はもうなくなっていましたが、ちいさな魚の骨がいくつもならんでいるようにも見えました。

もうひとつイネの仲間。
これは、穂は残っていましたが、実の時期も終わったようで、からからに乾いた穂でした。
山の草とか花とか虫とか-ハマニンニク 穂

葉は、なるほど、厚ぼったくひょろひょろとユリの仲間の葉にも見えなくない。
名をハマニンニク、と。ニンニクやニラの葉にたしかに似ております。
なるほどな~。
海へ 砂浜1」に載せた、ケカモノハシとおなじく、これも地味だけど、見てみたかった草です。
山の草とか花とか虫とか-ハマニンニク 葉

高い山に咲く花々などを見ていると、厳しい環境に適した暮らしや形があって、ふむふむと思うのですが、砂浜も、乾燥するし、次々に風に砂が運ばれて埋まるし、陽射しも強く、水があるときはたくさんある。というような環境。
アキグミの表面の光沢、カワラヨモギの毛の生えた葉、オニシバの立つ茎、ハマニンニクの厚ぼったくなった葉。

山には山の、海には海の草があるものだ。

浜を離れ、磯のほうにも行ってみました。
先ほどまでいた砂浜のちょっと北に、十六羅漢という岩に彫られた像があります。
山の草とか花とか虫とか-十六羅漢
1、2、3・・・。
あれ?10しかない。(ここに写っているのは2つだけ、あちこちに点々とありました)
だいぶ風化が進んでいるようでした。

午後3時。
この磯場には、ちょっとした高台があり、先ほどまでいた砂浜のとなりの漁港の防波堤は、傾きかけた陽が反射する海面の中に。
山の草とか花とか虫とか-防波堤先の灯台

日が暮れるまでには、まだもう少し違う場所にも行く時間がありそうなので、秋田との県境にある「有耶無耶の関」を見に行くことにしました。

※有耶無耶の関は、10月1日「まよい道 笹谷峠から雁戸山へ1 アカミノイヌツゲ」で、見かけて、気になっていました。なんといいますか・・・、やっぱり有耶無耶の関なんですね~。


Plant×50

アキグミ、カワラヨモギ、オニシバ、ハマニンニク・・・4種×50=200円


10月1日から累計3,750円 9月:3,700円  4~8月:18,150円
秋の海の草を観察に、鳥海山のふもとの砂浜に行ってきました。

山に育っているものだから、海に行くとなるとずいぶん特別だ、いつもそんな気がします。
前回来たのは・・・?いつだっけ?
海の近くまで来たことはありましたが、砂浜に来るのはかなり久々です。

ひろいひろい水面、遠くまで広がる砂浜。夏の海とも違って、淡い陽射しでした。
山の草とか花とか虫とか-海 砂浜

酒田の北港が見えます。北港から、こちらには、発電用の風車がいくつもたっていました。
国内でも、早い時期に発電用の風車が作られたのは、当時の立川町(現在は庄内町)でした。
山の草とか花とか虫とか-酒田港と風車

う~む。これはなんという遊びだろう?
サーフィンのようなものに乗り、パラシュートみたいなもので引かれていました。
時折、ぴょんと飛び上がったりします。
山の草とか花とか虫とか-風車
うちの近くでは、風はあちこちに強く弱く吹くのですが、海は同じ方向から一様に吹くことが多いな。と思いました。これならば、発電にも向くわけだ、と。

陽を照り返す海面のむこうには小さな船。
山の草とか花とか虫とか-海面

・・・海の近くに住む方からは笑われそうですが、砂だ~~~!砂がたくさんある!
山の草とか花とか虫とか-風紋
海は、小学生のころには、一年に一度だけ、夏休みに行くことができました。

え~と。そうそう、砂浜の草を見に来たのだった。
秋になってしまったけれど、どんな草があるのかしらん?
花の咲いているものが、一種類だけありました。ほとんど砂に埋もれています。
黄色い花は、シジバリに大きさも色もそっくり。
図鑑にハマニガナとありました。
山の草とか花とか虫とか-ハマニガナ

いやあ~。よく咲いていてくださった。そんな気がします。
咲いている花のとなりに、まだつぼみもありました。
葉は、くるりと丸っこいのが手のように分かれています
表面は、つやつやとワックス仕立てのよう。
山の草とか花とか虫とか-ハマニガナ ツボミと花
砂に埋もれながら生きる草のかたちなのだろうな~。

イネの仲間もいくつかありました。
遠くから、見慣れない感じに束になって生えている草。
海からの風に負けないくらいに丈夫な茎を伸ばしています。
山の草とか花とか虫とか-ケカモノハシ 群生

近づいて葉をさわってみると、ビロウドのようにふわふわの手触り。
細いけれど腰のある毛が密生していました。
山の草とか花とか虫とか-ケカモノハシ 葉

短い穂にも、毛。
山の草とか花とか虫とか-ケカモノハシ 穂
初めてお目にかかる草ですが、図鑑では、、「このような草をいつか見てみたいものだ」などとなんども思っていたケカモノハシのようです。
いやあ~。そうか、そうか、こういうところにあるわけだ。

葉の形に、つやつやの表面、毛の生えた葉、など砂浜の植物は、いつも観察している山の草たちとはちょっと違っておりました。

砂浜からは、鳥海山が近くに見えました。このときには、頂上に雲がかかって見えませんでした。
山の草とか花とか虫とか-鳥海山

砂浜2 へつづきます。


Plant×50

ハマニガナ、ケカモノハシ・・・2種×50=100円


10月1日から累計3,550円 9月:3,700円  4~8月:18,150円
今日もまたよく晴れました。
この空は、夕方。繊細な生地にささ~っと描いたような雲。
山の草とか花とか虫とか-空
でも、この雲が出ると、1~2日後に曇ったり、雨になったりした記憶が。
(荒れた天気から、回復するときにも出てる気がする)

今日の昼間に、7月にハグロトンボの飛んでいた水辺のちょっと上流に行きました。
7月22日「ハグロトンボとベニシジミと夏休みのはじまり
山の草とか花とか虫とか-水辺

どこにでもあるアメリカセンダングサが、ここにもありました。
アメリカから来た、センダンの葉ににた草、ということであるらしいです。
センダンはうちの近くにはなくて、比べられないのが残念。
葉には、独特の香りがあって、ちょっとクスリっぽい香気。う~ん、嫌いじゃないかな。
山の草とか花とか虫とか-アメリカセンダングサ
これもひっつき虫の一種で、投げて遊んだ記憶があります。

あらためて花を見てみると、やはりキクの仲間だな、という感じがします。
花弁は目立ちませんでしたが、ちいさな花が集まって、なんとなくヒマワリに似てる気がします。
山の草とか花とか虫とか-アメリカセンダングサ 花

この、アメリカセンダングサ。
あちこちに生えて、広がっているものだからあまり好かれない草かなというイメージ。
でもね~。ぼくの今日の日記では、主役ですよ。
水辺のきらきらっとしたところを背景に、ひろがった実を撮りました。
山の草とか花とか虫とか-アメリカセンダングサの実

実は、こんな感じ。とげとげです。
くっつき虫として投げあいっこするのは、こうなる前。
こうなってからだと、細かいタネがくっついて取るのがたいへんなことになります。
これをくっつけたら、じゃれあいっこでなく、ほんとに嫌われちゃいます。
山の草とか花とか虫とか-アメリカセンダングサ 実一個

トゲを拡大してみましょう。
二本のトゲには、さらにちいさなトゲが下向きに生えていて、これは刺さったら抜けなくなっていますね。フリースには、とってもよくくっついて、この草むらをフリースを着て寝そべったら、タイヘンなことになりそうです。
山の草とか花とか虫とか-アメリカセンダングサ ばんざい
おっ!

おおおっ!
山の草とか花とか虫とか-アメリカセンダングサ とげとげ
このタネたち。
二本のトゲのあいだに、メシベの部分が残っていて、それをあたまに見立てると、みんなでバンザイしてるみたい。

眺めていたら、もっとよく観察したくなり、咲き終わったころの花をひとつお借りしました。
山の草とか花とか虫とか-アメリカセンダングサ 花 室内

紙のうえに、まだ未熟なタネを並べてみる。
おお~、これはみんなでバンザイしております。
山の草とか花とか虫とか-ばんざいたち

熟したほうは、う~ん。
ウスバカゲロウの幼虫みたいでした。
山の草とか花とか虫とか-アメリカセンダングサ ならべた種

これとそっくりな、タウコギという昔から日本に住んでいる仲間もいるらしいですが、いまだに確認できておりません。
多分、そのへんにあるのだけど、ぼくが見つけられていないだけだろうと思います。
どこかな~?どこにあるのかな?


Plant×50

アメリカセンダングサ・・・1種×50=50円


10月1日から累計3,450円 9月:3,700円  4~8月:18,150円