えっと、一日空けて続きを書くので、どこまで書いたか忘れつつあります。

そうそう、目的の尾根に到着したところでした。13:58のことでした。
で、お目当てはこの木です。
山の草とか花とか虫とか-ブナとヤドリギ

この木はブナなのですが、枝にたくさんなにかがくっついておりますね。
子どものころには、遠くから眺めてこれはきっとカラスの巣なのだと思っていました。
山の草とか花とか虫とか-ヤドリギだらけ

じゃん。
赤いのと。
山の草とか花とか虫とか-アカミヤドリギ

黄色いの。
山の草とか花とか虫とか-ヤドリギ

これはヤドリギです。
ここの近くでは、ハンノキとブナにくっついているのを見ています。
尾根近くにはどこにでもあるのだけれど、手の届くところに実のなっているものがなかなかないのでした。
そして、ここでは赤と黄色、両方のヤドリギがあります。
なお、名前としては、黄色いほうがヤドリギ、赤い実のものには、アカミヤドリギという名がついています。

実の大きさは、こんな感じです。
ええ、赤いほうなどはほんとうにイクラとそっくりですね。
山の草とか花とか虫とか-アカミヤドリギの実
これを数年前から食べたいと思っていました。
一昨年には、3月にはもう鳥たちに食べられてしまったのか、手に入れることが出来ず、昨年も同様でした。今年の1月に来た際には、実のなっているのを見つけ、うちのちかくでのヤドリギの実の旬は、3月まではいかないな、というのを見ていました。

ようやくの試食となりました。
どちらも数粒いただいて食べてみました。
味としては、赤いほうは、柿の種のまわりのぐにゅっとしたところの味と似ているように思いました。
黄色のほうは、おお、これはマスカット。マスカットにそっくりです。

※ヤドリギの実を食べて、人体に害があるのかどうかはわかりません。ご注意ください。
※3月1日追記、ネットでの情報によると、肌の敏感な方は、果実でかぶれることがあるようです。お気をつけてください。

あと、ちょっとここで紹介するのに忍びない感じなので載せませんが、種のまわりにべとべとと粘着質な果肉というか、そういうのがあって、これは水分があってもくっつくのか、舌にぺとぺとくっつきました。(家に帰るころまでなんだかぺとぺとしていた)

このぺとぺとでもって、この実を食べた鳥たちがフンをすると、あらたな木の枝にくっついて芽をだしていくのでしょう。

どこかに鳥がいます。
この日もレンズの望遠のものを持っていかなかったので撮れませんでしたが、鳥たちは確実にこの実を食べているようでした。
山の草とか花とか虫とか-どこかに鳥がいます

枝にはこのようにくっついています。
ヤドリギの育っているのは、木のうえのほうが多いなという気がしました。
また、地形として尾根のところにあるブナに多く見つけられます。
これはきっと、鳥たちの多くとまるのが、尾根などの木だからかなと思いました。
あと、手の届く範囲にもいくつかヤドリギがあるのですが、実のなるのが少ないのは、木のしたのほうは、日当たりがよろしくなく、実をつけるのにお日様をあまり浴びられないためでは?と思いました。
山の草とか花とか虫とか-ヤドリギとブナの枝

根元を見てみましょう。
ヤドリギは、緑色なので自分で光合成しているようですが、水分などはブナなどの宿主からもらっているようです。根元は完全にブナの枝のなかにくっついていました。
山の草とか花とか虫とか-ヤドリギの根元

念願の試食を終え、口の中のぺとぺとしたのを気にしながら、さあ帰りましょう。
14:10をちょっと過ぎたころに帰途につきました。
山の草とか花とか虫とか-なだらかな帰り道

なだらかな落葉樹の林。
こういうところはどこまでも下って登って、スキーで行くのに楽しいところですね。

出発地点まで、一気に書こうと思いましたが、思いのほか長くなったので、続きをあと一回。


Plant×50

ヤドリギ、アカミヤドリギ(このふたつは、品種のちがいらしい)・・・2種×50=100円


2月1日から累計950円 1月:1,050円 12月:1,700円 11月:3,150円 10月:3,900円 9月:3,700円  4~8月:18,150円
山頂を後にして、北へ向かいます。
山頂からやや平坦に進むと、そこからは急な下りになりました。

これはトンネルの上あたりでしょうか。
木の風下には、風で段差が出来て、雪はほんとうに多くてちょっと怖いのでした。
山の草とか花とか虫とか-トンネルの上のあたり

広めの尾根にも、中ほどに雪庇ができたりしていました。
こういうところもね、慎重に行きたいですね。
単独の山行、そう、単独なんですよ。
ここのルートには道標もほかのかたのトレースも夏の道も、なんにもないのでした。
動物のあしあとはあります。動物たちは賢いもので、通っても大丈夫そうなところばかりを歩いていますね。
山の草とか花とか虫とか-雪庇の上を滑っていき

北へ下って、登って946ピークのあたりに着きました。
来た道を眺めます。
山の草とか花とか虫とか-来た道を眺める

今回、この山に来なくっちゃいけなかった目的は3点。
登って下ってにスキーにシール(スキーで斜面を登るのに使う布のようなもの)がいるのか、どうか。
地形と、樹種と尾根の様子を地形図と確認しておく。
あとは、まだ内緒。

スキーは、うろこの部分に湿り雪がくっつきすぎなので全部にワックスは行き過ぎとしても、部分的に調整かなあ。というのを確認しました。
今回は、北に向かって進んでいるので、登りは雪がくっつきすぎで大変でも、下りは日当たりがよろしくないので、滑れました。

あとは、地形ですね。
例として946ピークのあたり。
見慣れたかたには、地形を想像できるのでしょうけれど、ぼくはまだそこまでとは行きませんから、確認しておきたいのでした。
山の草とか花とか虫とか-946ピーク付近

うえの地形図に沢と尾根を書き入れてみました。
青い線は、沢になっているところ。もしくは、普段からは水がなくても雨が降ると沢になるようなところです。地形図では滑らかですが、実際には深く切れ落ちている場合もあるので、沢のところは気をつけて入り込まないようにしたいのでした。
茶色の部分は、尾根のところ。
沢は、山に向かってふくらむような等高線で、尾根は山から下にむかってふくらむような等高線のところです。ふくらみが急なほど、やせた尾根で、線の間隔が狭いほど急な斜面。
山の草とか花とか虫とか-946ピーク付近線入
こういうのも場数なのだろうなあ、という気がしました。
山に行くには、講習会などで図面を読むのもしっかり学ぶ必要があるなと思いました。
地図を持っていても、読めなくっちゃしかたないですし、読むのはほんとに難しいです。

さらに北へ下って、902ピークを望みます。
山の草とか花とか虫とか-902ピークを眺める

902ピークのうえからは、これも確認したいルートが見えました。
あのあたりから、西にむかって・・・
山の草とか花とか虫とか-裏山から獅畑山

そこからさらにいくつかの山頂を越えてさらに西。
ああ、尾根は割合歩きやすそう。
山の草とか花とか虫とか-獅畑山から西に

そして、奥に月山を眺めつつ三角の山へ。
山の草とか花とか虫とか-848ピークのところ

そこから南に向かうんだなあ。ふむふむ。
山の草とか花とか虫とか-848から金池山

しばらく地形図をまた眺めて確認しました。

再出発しましょう。
ここは昔の峠道のあと。
トンネルのうえを通過しましたが、あのトンネルの碑文によると、かつては冬もここの峠を越えて移動したらしいのですが、吹雪の中この峠を越える旅人で、苦労しならがここまでたどり着き、帰る方向の集落の明かりを見つけて、力尽きたかたが昔々からいたそうな。
山の草とか花とか虫とか-大井沢峠

この峠のちょっと北には、カラマツの生えた部分がありますが、昨年の春にここで道迷いした山菜採りのかたがいて、ぼくも捜索に加わりました。
山の草とか花とか虫とか-大井沢峠の北

これから進む方向を見ると、スギの林になっています。
夏には、スギの林のまわりはネマガリタケの生い茂るところになります。
見通しが利かないのっぺりとしたところで、たしかに迷いやすいのでした。
山の草とか花とか虫とか-スギの林

細かい地形は地形図には現れないこともありますから、方角を信じてここを通っていきます。
何度か通ってはいても、なんだか不安なところです。正直、びびってしまうんですね。
こちらでよいのかなあ?と思ううちにスギの林を抜けました。
山の草とか花とか虫とか-スギ林を抜ける

おお、ロッキーチャックさんの御明算。
山の草とか花とか虫とか-目的の尾根

あとひとつの目的の場所にきちんと到着しましたね。
トンネルのところでは、動いて暑くなってきたので上着を脱いでちょっと息を整えました。

10:43。
山頂へ向けて出発です。

再び歩き始めてすぐに黒いカワゲラの仲間がいました。
春近くなるほどに、雪の上で見かけるようになりますが、一体どこから来るのでしょう?
沢が近いわけでもないところを歩いています。
山の草とか花とか虫とか-虫発見 カワゲラの仲間

ワカンやスノーシューなら、トンネルのところから直登していましたが、今回はスキーで急斜面が苦手なので、夏の道をたどっていきました。
このトチノキは、トンネルから直登するときの目印になる木です。なかなか大きな木で、直径は1.5mほどもあるでしょうか。
下山のときにも、ここから下るとトンネルのところにつきます。
山の草とか花とか虫とか-目印のトチノキ

このトチノキにツルアジサイが巻きついていました。
これが、ツルアジサイの冬芽ですね。2月19日「うっかりしました 林道を歩く2」でのイワガラミと比較してみてください。
山の草とか花とか虫とか-ツルアジサイの冬芽
ツルアジサイの冬芽は、イワガラミの芽よりもふっくらとして、先っちょはとがっています。
また、葉のついていたあとの、ハンノキで言うと顔の模様のところは、イワガラミではハートの模様に、ツルアジサイでは三日月のようになっています。

これは、別な木にくっついていたツルです。
ツルアジサイのほうは、表面がよりフレッシュ感があります・・・。
う~ん、わかりにくいですね。
赤みがかかっているというのかなあ。
山の草とか花とか虫とか-ツルアジサイのツル

夏にもわかる特徴では、花のまわりのがく片(アジサイのいわゆる花びらは、花弁ではなく、がくの変化したものです。花弁様がく片、などとも言うようです)は、イワガラミではひとつがちょこんとあり、このツルアジサイでは、四つあります。
山の草とか花とか虫とか-ツルアジサイの花のあと
前回の記事に、「覚えていてくださいね。」と書きましたイワガラミの花のあとと見比べるとはっきりすると思います。
こちらの特徴は、花の咲いているころの見分けに向いています。

と、植物も観察している間に、道は進みますよ。
もちもちしそうな、雪の尾根を眺めながら先に進みます。
山の草とか花とか虫とか-もちのような雪の尾根

そして尾根に。
山の草とか花とか虫とか-尾根に出る

尾根は風通しが良いのでしょうね。
雪の表面にはなんだか滑らかな模様が出来ていました。
山の草とか花とか虫とか-雪の表面

ここから、北の山頂へ向かいます。
前回よりも雪の量は増えて、なんだか滑らかに見えます。
山の草とか花とか虫とか-山頂が見えた

登る途中、振り返ると鋭角にはっきりと小朝日岳、その奥にうっすらと大朝日岳が見えました。
山の草とか花とか虫とか-振りかえると大朝日岳

東には、村山葉山が筋肉質な稜線を見せておりました。
山の草とか花とか虫とか-村山葉山が見えた

斜面をジグザグに、急な斜面をジグザグに行って、ゆるい斜面に変えて行きます。
空はですね~。
なんとまあ、深い紺色です。
太陽の近くや、水平線ちかくでは、空色、という色あいですが、天頂付近では、このうえなく濃い紺色。
山の草とか花とか虫とか-紺色の空

その紺色の中に、展望台が見えてきました。
山の草とか花とか虫とか-大頭森山山頂の展望台

山頂到着は、12:15。
今回は、登りに3時間と数分。前回よりも1時間ほど早く着きました。
スキーを立てて、昼ごはんにします。
スキーのむこうには、小朝日、大朝日。
しかし、まあ。このスキーってば、こんなシンプルな金具とやわらかいブーツでよくまあ、滑れるものですね。
山の草とか花とか虫とか-スキーの向こうに大朝日岳

山頂まで登る途中で、だんだんとスキーの板のうらのうろこの部分に、雪がくっつくようになりました。
うろこつきのスキー板の場合、うろこの部分は滑り止めのためにあるので、ワックスは塗らないか、もしくは滑らないようなワックスを塗ります。
ところが、この日の雪は、表面が日光で温められたのか水分を含み、でもその下はさらさらで、気温は氷点下でしょうから、スキー板の裏にもっさりと湿った雪がくっついてしまうようになってきました。
鉄下駄を履いて、坂を登る気分です。
これは、表面の湿った雪のところを歩く(滑る)度に起きて、ほんとにもう、特訓のようでした。

とまあ、それで板を立てて、うろこのところに引っ付いた雪を取っていたのでした。

障子ヶ岳の雄姿を見ながらごはん、ごはん。
この日のひるごはんはおにぎりでしたが、陽射しの暖かいためか凍っていませんでした。
山の草とか花とか虫とか-障子ヶ岳

休憩とともに、地形図を広げてこれから行く先を確認します。
北に月山。
そして、その手前には、これからちょっとだけ進んでみる尾根が続いています。
山の草とか花とか虫とか-月山

12:43。
30分ほどの昼食と地形図確認を終えて、北へ。
山の草とか花とか虫とか-山頂をあとにします

さようなら展望台。


Plant×50

ツルアジサイ・・・1種×50=50円

climb×100

大頭森山・・・1座×100=100円

2月1日から累計850円 1月:1,050円 12月:1,700円 11月:3,150円 10月:3,900円 9月:3,700円  4~8月:18,150円