うちの近くでも、ようやく地面が見えてきました。
木の根元から雪が消えはじめ、フキノトウも顔をだしました。
山の草とか花とか虫とか-雪のとけた木の根元

また、土手も雪が下にずり落ちてくるために雪解けが早く、これから数日のうちにはどんどんといろいろな花が咲いてくることでしょう。
山の草とか花とか虫とか-雪どけの土手
フクジュソウやアズマイチゲも顔を出していましたが、それはまた別なおはなしです。

さて、今日はなんと、遠くからイガイガさんが山形に来てくれていたのでした。
イガイガさんは、誕生日とおなじ標高の山へ、ということで、出羽三山のひとつの羽黒山へ午前中に登り、その足でぼくの住むところの近くへと来てくれたのです。

「普段ブログで見ているのがどういうところなのか見たいな」ということでした。

ここは、先日にSLのやってきた駅です。
4月8日「花回廊号とサクラのつぼみ」で写真を載せた駅です。
この駅は、終着駅であり、ここから線路のはじまる駅です。
線路の向こうを見つめるイガイガさん。
イガイガさんは、思っていた以上にたくましい体型で、まさにスポーツマンだなあ、そしてダンディなお声で、ほんとうに紳士なのでした。
山の草とか花とか虫とか-左沢駅
今日は残念ながら曇り空になってしまいました。

駅のとなりの建物には、2011年9月18日「秋祭り」の囃屋台が展示されています。
山の草とか花とか虫とか-囃屋台の展示

その後、いつも観察場所にしている大山の公園へ。
4月になってから管理棟に人がいるようになり、コテージの貸し出しなどがはじまりました。
展望塔も登れるようになったので、イガイガさんと大山からの景色を眺めにいきました。
これは、大山から眺める赤見堂岳。
う~ん、もっとすっきりした天気だったら月山に奥羽山脈、そして朝日連峰が一望なのに残念。
今日は春霞というのか、黄砂なのか、空気がもやんとしていました。
山の草とか花とか虫とか-大山から赤見堂岳

そして、公園内の遊歩道へ。
まだ雪の残る遊歩道なのですが、半ば強引にイガイガさんを連れまわしてしまいました。
これは雪につぶれて冬を越すユキツバキ。
山の草とか花とか虫とか-雪につぶれるユキツバキ

あるいは、イワナシ。
山の草とか花とか虫とか-イワナシ

そしてエゾユズリハたち。
山の草とか花とか虫とか-エゾユズリハ

大山では、このあとに、山岳会の先輩(先日一緒に山に行った先輩とは別な先輩です)とばったり会ったりしました。

そのあとは、今度は、駅の見えるちいさな公園へ。
こないだはSLが走っていましたが、これはいつも走っている列車です。
山の草とか花とか虫とか-フルーツライン左沢線
このあとに山形新幹線でお帰りになりました。

イガイガさんには、初めてお会いしたような感じがしなく、昔からの先輩に久々にお会いした雰囲気でした。
なんと、今朝に庄内の鶴岡に到着し、羽黒山に登り、そのままうちの近くにいらして夜の新幹線でお帰りになるとのことでした。
バイタリティがすごいなあと今になって感心してしまいます。

お土産もいただいてしまいました。
静岡のおでんとかまぼこたち。
山の草とか花とか虫とか-静岡おでん

今日はお誕生日ということで、ぼくもお土産をと思い、なぜだか羊羹を・・・。
駅ではイガイガさんは、うちの地元のお酒をお買い求めいただいたのを見て、なるほど、こういうときには地元のお酒を用意すべきだったのだと気がつきました。
ぼくはお酒は飲めないものだから、そのあたりの大人のたしなみというか、気遣いが足りないなあとダンディなイガイガさんから教わった気がいたしました。

イガイガさん。また今度、暑い時期にでも朝日連峰や月山へ涼みに来てくださいませ。
4月も半ばとなり、最高気温が10℃を越える日が続くようになりました。
田んぼは、くろの部分から雪がなくなってきました。
山の草とか花とか虫とか-田んぼのくろ

また、田んぼの土も見えるようになり、雪どけの水が田んぼを水面にしていました。
春の風が水面にさざなみをたてます。
山の草とか花とか虫とか-消え行く田んぼの雪

残る稲の刈跡と、風に揺れる水面には朝陽の欠片が踊るのでした。
山の草とか花とか虫とか-田んぼの水面

さあさあ、いよいよつくしが顔を出しました。
一度出てくるとなると、早い早い。あっという間に、あちこちに見えるようになってきます。
山の草とか花とか虫とか-つくし

つくしは、もちろんスギナの春の姿なのですね。
根元には、葉の芽もありました。
つくしは、春が来たな~という代名詞のようで、可愛いねえとだれもが愛でるのですが、一方、夏になるとスギナは目の敵にされて、スギナ専用の除草剤さえあるほどなのです。
つくしもスギナもおなじものだろうにと不思議な気持ちになります。
山の草とか花とか虫とか-スギナの芽

顔を出すとあっという間というように大きくなったのもありました。
うえの出たばかりのつくしの写真と比べると、さきっちょの部分が緑色がかったのから、乾いた茶色に変化して、ひとつひとつのかさが開いたようになりました。
山の草とか花とか虫とか-ツクシのふけたの

出てきたばかりのものはこのようでした。
六角形が組み合わされて、カメの甲羅のような丈夫な感じがあります。
山の草とか花とか虫とか-つくしの六角

これは開く途中のもの。
ちいさな六角形のかさのような部分の内側には、淡い緑色の粉のようなものが詰まっていました。
スギナは、シダ植物の仲間ですから、これは花粉ではなく胞子です。
山の草とか花とか虫とか-スギナの胞子

これは昨年の今頃に撮っていたものです。
スギナの胞子には、毛のようなものが生えていて、湿り気があるとくるくると縮こまり、乾燥するともわもわっと伸びるのです。胞子を手にとんとんと載せて、息をは~っとかけるともよもよと動くのが観察できます。
$山の草とか花とか虫とか-スギナの胞子の弾子

開いたかさのしたはどうなっているのか気になりました。
きのこの軸のような部分があり、その上にかさが広がり、かさのはじっこにはつめのような部分があります。
山の草とか花とか虫とか-ツクシのかさのした

別なものを見てみると、そのつめのような部分の内側に胞子が残っているのがありました。
山の草とか花とか虫とか-胞子のとんだあと

では、その前は?と根元を見てみると、つめのような部分の内側には緑色のふさのようなものがぎっしり詰まっていました。
山の草とか花とか虫とか-スギナ胞子のう

もうひとつ根元は、ふさがくるりと内側にまるまっていました。
山の草とか花とか虫とか-スギナの胞子のう2

つくしの先のにおさまっている胞子たちは、熟して、さらに春の陽射しと春風で乾燥すると手足を広げてふさを脱ぎ捨て、春の風に乗って旅にでるのでしょう。
そのあとは、理科の教科書に載っていたように、前葉体になり、そこから胞子体(いつものスギナ)に育っていくのですね。

初夏にはタンポポたちの綿毛が、秋遅くにはクモのちいさい赤ちゃんたちが風に乗って旅にでます。
春の早くにつくしから飛び立ったスギナの胞子たちは、これからどこまで飛んでいくのでしょう。
グッドラック、グッドラック。

Plant×50

スギナ・・・1種×50=50円

4月1日から累計400円 

2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円
4月から、これまでよりもちょっと遠くの出勤先になりました。
淋しいのはこれまで慣れ親しんだくさむら(前のところはすぐ近くにはちいさな公園とくさむらがあったのです)から離れてしまったことでした。

ああ、また楽しいくさむらを見つけなくては。

今度は、サクラのちいさいのが近くにあります。
これまでよりももっと街なかにいくのですが、街のなかではサクラがうちの近くよりもずいぶんふくらんでいました。
よし、しばらくは、帰り道とかにこのサクラを観察しましょう。
山の草とか花とか虫とか-サクラのつぼみ

その木のしたには、まだ雪も残っていました。
ここ数日は、気温もあがってほんとうに暖かになりました。
この雪もあとわずかで消えるでしょう。
山の草とか花とか虫とか-雪の上に落ち葉

道ばたにはつくしの小さいのが出ている・・・というか、根っこごと土から出ていました。
つくしも見る見る育つ時期になりますね。
山の草とか花とか虫とか-つくしのちいさいの

あるいは、ヨモギの赤ちゃん。
まだちいさくって、ふわふわの白い毛に覆われています。
山の草とか花とか虫とか-ヨモギの赤ちゃん

エーデルワイスの仲間として知られるウスユキソウなどは、やはりこのヨモギとおなじキクの仲間の草なのだなあと実感しました。
ちょっとかじったりして、草の香りを楽しみたいけれど、まだちいさいのでもう少しばかり育つまで待ちましょう。

「そのへんのくさむら」というのは、なかなか面白いもので、道ばたなどのある一点に、自分なりのなにか心ひかれる場所というのがあるのです(そうなのか?)。
ぼく自身もその場所に慣れないうちには、草や木を観察していると、道行く人から「なにか面白いものがありますか?」なども聞かれるのですが、慣れてくるというと虫やら小鳥やら、道行く人からも「あそこはあのひとがいつも見ている場所なのだ」というようなふうに変わっていくような気がするのでした。

今日も朝からずいぶん暖かくなりました。これならほんとうにあっというまに雪もとけそうです。まさかもうこれからどっさり雪がふることもありますまい。