お昼ごはんを食べてから山をくだりました。

ちょっともどったところからのひとつ南の尾根。
となりの芝生は・・・といいますが、あちらの尾根もたのしそう、なんて思うのです。
もっと南には大朝日岳が見えるはずなのですが、もやか吹雪か、かくれていました。
山の草とか花とか虫とか-となりの尾根と竜ヶ岳

でも竜ヶ岳は見えました。
竜ヶ岳は台形をした山で、ここも遠くから見ると雪庇が発達してかっこいいのです。
山の草とか花とか虫とか-竜ヶ岳

登る途中の大きな雪庇のしたの雪庇を下る様子。
木のあるところの風下(左)は雪しかなく、どこあたりから下が空洞になっているのかわかりません。
木のところは、雪のしたには尾根があるでしょうから、なるべく木の近くを行きたいものです。
山の草とか花とか虫とか-雪庇を行く

くだりは、木のはなしをしたりしながらくだりました。
木のあるところも、雪が木にはさまれているような積もり方をしているものだから、こういうようにやせた尾根のようになります。あまり木の近くだと木の根元のあなに落ちますから、右にも左にも転べません。
山の草とか花とか虫とか-雪のやせ尾根

下山したのは15時近くとなりました。
ふもとに下りると、青空でした。写っている山は大頭森山から北のやまなみ。
山の草とか花とか虫とか-大井沢青空

先輩と博物館へたちよりました。
ここの学芸員さんとは、先輩も知り合いなので遊びに行ったのです。
すっかり雪に覆われています。
冬の間はさすがにお客さんも少ないとのことですが、冬の間には夏に調査した分の報告書だとか、標本の整理だとか、そういうのが忙しいらしいのです。
そろそろ春の定点観測だとか写真を撮っておかなくっちゃならないものだとか、そういう業務もはじまるそうです。
山の草とか花とか虫とか-博物館

博物館前からも大朝日岳方向を見ましたが、なんとか見えたのは小朝日岳まででした。(右の電柱のちょと左ね)
山のてっぺんから左に流れるのは、雲でしょうか、舞い上がった雪でしょうか。
山の草とか花とか虫とか-小朝日岳遠望

帰途についたのは16時30分をまわるくらいのころとなりました。
帰りの途中に、赤見堂岳の見えるところで、クルマを止めました。
登っている間は見えなかったのですが、沢の奥、はるかに遠く赤見堂岳が見えました。
今回のルートをずっとずっと行くと、あそこの山にいけるわけなのです。
山の草とか花とか虫とか-赤見堂岳とおく

また、月山の方向も晴れてきました。
大井沢川は、月山の方向を目指して流れていきます。
山の草とか花とか虫とか-月山と大井沢川

川もまだまだ冬の趣がありますね。
石には帽子のように雪が積もって、川原の木々も画になります。
山の草とか花とか虫とか-大井沢川

4月の月山。
昨日だったかののYahooのニュースのトップページに、ようやくスキー場がはじまりましたと書いてありました。
山の草とか花とか虫とか-4月の月山

月山のリフトが動いてスキー場が運行すると、そろそろ連休かなあという気持ちになります。
もう少しするとね、石見堂岳まで行くことも叶うでしょうかね。
ねじれたミズナラのあるピークから、ニセ石見堂岳(山の手前の尾根の一部)を眺めながら、とりあえず12時まで登って、そこから帰ろうということにしました。

遠くから見えた大きな雪庇はこれです。
山の草とか花とか虫とか-おおきな雪庇

写真に撮ったらあまり大きくみえません。ほんとはすごく大きいのに。
山の草とか花とか虫とか-雪庇のちかくから
尾根の木は雪庇の間には、雪の隙間があって、うえに雪がうっすらかぶっているものだから、ストックで確認しながら行きました。隙間といっても、雪は何メートルもあるので、落っこちたらたいへんです。こういう隙間は、クレバスでなくてなんと呼ぶのだったかなあ。忘れました。

雪庇のうえにつきました。
これまで歩いたルートが見えました。
振り返ると、これまで歩いてきたところも雪庇のところでした。
尾根の風下には雪庇が張り出し、風上は風で雪が締まって氷になっているところもあり、なかなかね。
どこを歩いてよいものやら。その先には、先ほどのミズナラのあったところ。
山の草とか花とか虫とか-雪庇のうえから振り返る

ここからは、南のとなりの尾根の先、1327mのピークがうっすらと見えました。
山の草とか花とか虫とか-1327ピーク付近が見える

登っていくと、ブナの幹のコケがついているのがありました。
風下に多くついているのですが、ある高さから下はコケがついていません。
このコケのついているいないで、夏にも雪の深さがわかるそうです。
山の草とか花とか虫とか-ブナにつくコケのたかさ

奥の幹のほうがわかりやすいでしょうか?
雪の面のちかくは、風がふくと雪が飛んできてコケがはがれてしまい、雪に埋まるところも、雪で削られてコケは生えられないそうです。
山の草とか花とか虫とか-おくの幹も
ダムを作るときなどは、この雪の深さから水資源としての雪の計算のもとにしたそうですよ。

途中までは、先輩と先頭を交代しながら登っていたのですが、先輩は今年の冬はあまり雪の山に行っていないので足が慣れていないとのことで、途中からは交代せずに行きました。
珍しく、「ばてちまった」とのこと。うん、先輩の口から初めてバテたと聞きました。
山の草とか花とか虫とか-尾根を登る

お日様は、現れては隠れ、隠れては現れます。
山の草とか花とか虫とか-陽が射しては曇る

えっちらおっちらと12時ちょうどくらいに、この割れたブナのところにつきました。
ここで標高950mほど。登りはじめは標高440mくらいだったので500mくらいは登ったでしょうか。
道のりは2.5km程度で4時間かかっています。
この日は、ここを最終の到達点とし、おひるごはんにしました。
山の草とか花とか虫とか-割れたブナの幹

キタゴヨウの木もありました。ぼくはヒメコマツと覚えていて、ふだんそう呼んでいるのですが、ゴヨウマツがヒメコマツなのか、キタゴヨウがヒメコマツなのかちょっとよくわかりません。
ほら、混乱するでしょう?(今日の記事はいつにもまして曖昧ですね。むにゃむにゃ)
山の草とか花とか虫とか-ヒメコマツ

分布域からいって、キタゴヨウではあるだろうと思うのでした。
ゴヨウは御用や誤用でなく、五葉なのでした。
葉っぱが五本、束になってついています。
山の草とか花とか虫とか-五つの葉

木の根元は、風が削るのでしょうか。くぼみになっていて、ササやシャクナゲのようなちいさなのが住んでいました。
山の草とか花とか虫とか-ヒメコマツの根元

眼下に、月山ダム。
山の草とか花とか虫とか-遠く月山ダム

ちょっとずつ近くはなってきたのですが、まだ遠い1327ピーク。
今回向かった石見堂岳のさきには、赤見堂岳というのがあり、1327ピークのところから北なのですが、ここからは見えませんでした。
山の草とか花とか虫とか-1327ピーク遠く

先輩は、せっかく来たから、ロッキーチャックくんだけで石見堂岳までささっと行ってきたら?と言うのでしたが、やめておきました(ムリです)。
また、登りながらに「おれの足の動くうちに、厳冬期の大朝日岳に行きたいのだけれど、若い衆で連れて行ってくれないもんかなあ」と言うのでした。
う~ん。どうもぼくにはできそうにないなあ。行ってはみたいような気もするのだけれど、ぼくには無事に帰れる気がしないのでした。

このあと下山して、博物館へ立ち寄りました。
4月になると、3月までの冬とは違って、さすがに吹雪く日も少なくなります。(と言いたいところですが、今年はいつまでも冬のようです)

さてさて、こうなってくると、これまでとはちょっと違った山へ行きたくなるころです。
今回は、これからの下見のため、朝日連峰の支稜線で、三方境から天狗角力取山、障子ヶ岳を経て月山に至る途中の赤見堂岳へ登る途中にある石見堂岳を目指しました。
山の草とか花とか虫とか-グーグルアースの石見堂岳
これはグーグルアースからの画像です。グーグルアースはいじっているとすごく楽しい。
右のてっぺんが石見堂岳、その左奥に赤見堂岳。
このルートは昨年の11月だったかに、紫ナデというところからこちらの山なみを眺めて、いつかは行きたいものだと思ったところの一部です。
なお、夏や秋の山に行くときに載せている地図は、今回は一般ルートではないから安全のため載せません。

出発は朝の8時。
今回は、夏には大朝日岳避難小屋の管理をしている小屋番の山岳会の先輩といっしょです。
クルマをとめて、ちょっと歩いて取り付きたい尾根の近くまで来てみたものの、道路わきは高い雪の壁になっていて、この日は先輩が木の棒を持ってきていたので、雪面にさして足場をつくりました。
山の草とか花とか虫とか-道路から

登り始めからちょっとの間は、植林のスギの林を登りました。
まもなく、このような細めの尾根になりました。
山の草とか花とか虫とか-細い尾根

今回の山は、夏には登山道がなく、冬は道があっても無くてもどのみち雪は何メートルも積もるから、地形図を見ながら登る尾根を選んで登ります。(とはいっても、登りでは高いほうへ向かいさえすれば山頂につきますが)
これは地形図のケースです。最近買いました。くるくると巻物のようにしてザックに取り付けられます。
山の草とか花とか虫とか-地図ケース

出発した大井沢の各集落が眼下に見えてきました。
山の草とか花とか虫とか-低くなる集落

昨日の写真とおなじところ。
尾根は風上は風に磨かれてかりかりと凍り、風下は新しい雪がふかふかした深い雪になっています。
先輩の歩いているのは風下側。
この日は、スキーは無理っぽいなとかんじきにしました。
こういう斜面の上部に口が開いていたりして、その口のうえに雪が積もって落とし穴のようになっています。
山の草とか花とか虫とか-尾根を登る

いくつもちいさなピークを越えていきます。
とある尾根のはじっこに生えていたブナの木。
根元が2つに分かれていました。
山の草とか花とか虫とか-根元に穴のあるブナ

あるいは、このような大きなミズナラが。
こういうのを今のうちに見ておくと、秋にどんなきのこが生えるか予想できるわけです。
山の草とか花とか虫とか-ミズナラの大きいの

とあるちいさなピークでは、ミズナラは背が低いのに空に枝を立派にひろげていました。
山の草とか花とか虫とか-広がるミズナラの枝

このミズナラもちょっと不思議な様子でした。
うえの写真ではすごく立派なのに、別な角度から見ると不思議なもので足元のほうがねじれて細くなっていました。よし、このミズナラならば、良い目印になります。今度来るときにも覚えておきましょう。
山の草とか花とか虫とか-横から見ると細い

うえのミズナラのあったちいさなピークからは、手前に大きな雪庇、その奥に石見堂岳手前のニセピークが見え、そしてその奥にはちいさく白い石見堂岳の山頂が・・・見えないな。
う~ん、遠いなあ。雪がアイゼンの効くくらいの雪ならばもっとすいすい進めるだろうに。
山の草とか花とか虫とか-石見堂はるか

高度とあわせて雪も深くなっていきます。ひざ上までの新雪は、冬よりも重く、新しい雪の下の雪は太陽が高くなるにつれて、だんだんとゆるくなってきました。
雪庇の途切れた部分を越えていきます。ここで10時45分ほどとなりました。
山の草とか花とか虫とか-雪庇の上へ

う~ん。どこまで行きましょう。足がつりそうになってきました。
ちかくて遠い石見堂岳。