ついつい6回にもわけて書くことになってしまいました。

道は川に沿って森の中を進みます。
山の草とか花とか虫とか-川沿いの道

川などの近くにおおきな株になることのあるカツラの木。
こういうところを秋に歩くとふんわりと砂糖の香りがします。
山の草とか花とか虫とか-カツラの木

ここを行くと、ちょっと深い沢を渡るところがあって、これはちょっと怖いです。
ロープがたらしてあります。
山の草とか花とか虫とか-深い沢

お日様はもう山の向こうへ帰ってしまいました。
沢の日暮れは早いものですね。
山の草とか花とか虫とか-森の中の道

おなじような道に幾度もであいます。
この道の途中で、ちいさな生き物が道からさささっと逃げていくのです。ネズミのようなのですがはっきりみられません。
山の草とか花とか虫とか-道が続く

ようやく林道に出会いました。小屋へはまだしばらく林道を歩きます。
山の草とか花とか虫とか-林道が見えた

土手にはヤグルマソウの大きな葉。
ぎざぎざした葉が軸を中心に生えています。一枚はホオノキの葉くらいの立派な葉です。
沢の近くの林床に群生しているのをよく見かけます。
山の草とか花とか虫とか-土手にはヤグルマソウ

やがて橋があり、根子川を渡ります。この日はこの川の上流をぐるっと一周したわけです。
この水には、遅くまで残った雪庇からの水も含まれていることでしょう。
山の草とか花とか虫とか-根子川

水量の関係なのか、水はちょっと多めでにごりもありましたがそれでもたいへんに綺麗な色合いの水です。
山の草とか花とか虫とか-根子川の水

ようやく小屋が近くなり、自分のクルマに戻ってようやく今日の山遊びはおしまいとなりました。
小屋に到着したころには18時34分でした。
山の草とか花とか虫とか-そろそろ日暮小屋

今回のルートにかかる時間をあらかじめ予想していたのは、出発から竜門山まで5時間、竜門山から大朝日岳は2時間、大朝日小屋から下りに3時間の計10時間、でした。
実際には、出発から竜門山まで3時間30分、竜門山から大朝日岳は3時間20分、大朝日小屋から下りに4時間45分の計12時間ほどとなりました。
はじめの登りでちょっとがんばったので山の上でゆっくり過ごすことができました。
歩いた距離は、山のうえで一度戻ってまた歩いて、という箇所は含まずに19.1kmほどとなりました。時速にしたら遅いですね~。そして一日たっぷり歩きました。

山のルートには、こんなふうに同じ道を引き返すのでない周回できるルートがありますよね。
朝日連峰のルートにも、いくつかこういう歩き方をできるところがあるので、今年は日帰りで歩けるところをもういくつか歩いてみたい。そのように思っております。

6/19

出発(日暮沢小屋登山口) 6:35
ゴロビスの水場 7:41
清太岩山 8:51
ユーフン山 9:16
竜門へ分岐 10:01
西朝日 11:16
一度竜門へ散歩してから西朝日再出発 11:53
中岳付近 12:50
大朝日小屋 13:24
大朝日小屋出発 13:48
銀玉水 14:08
小朝日分岐 14:58
古寺山 15:41
古寺山発 15:55
三沢清水 16:11
ハナヌキ分岐 16:33
川が見える 17:52
日暮沢 18:34
所要時間 約12時間

日暮沢~主稜線 5,717m
竜門分岐~小屋 4,512m
小屋~ハナヌキ 4,973m
ハナヌキ~日暮小屋 3,958m

距離計 19,160m
熊越から少し登って、小朝日の巻き道への分岐は14時58分となりました。
いやあ、ずいぶんのんびりペースです。途中の岩のうえで座って空を眺めたりしていましたから・・・。
山の草とか花とか虫とか-小朝日分岐

巻き道にもいろんな花が咲きます。いつ見ても不思議な葉っぱのサンカヨウ。
山の草とか花とか虫とか-サンカヨウ
夏にはオトギリソウのちょっと雰囲気の違うのとか、ウメバチソウの白い花などが咲きます。

巻き道を抜け、小朝日岳の山頂を通ってくる道と合流するところからは、これから下っていく古寺山が見えました。
山の草とか花とか虫とか-巻き道終わり

先週に山開きをした鳥原山とそれに向かう鞍部の登山道。
今回は、根子川の流域を、日暮沢、清太岩山、竜門、西朝日、中岳、大朝日、小朝日、古寺山、ハナヌキ峰、日暮沢と回っています。(文字にするとなんのこっちゃ、という感じですね)
今回のルートよりも短めで日帰りに向くのがこちらの古寺鉱泉発、畑場峰、鳥原、小朝日、古寺山、古寺鉱泉、というルートです。こちらは古寺川流域の周回ですね。川をぐるんと回ってしまえるなんて考えると面白いですよね。
山の草とか花とか虫とか-鳥原へ向かう尾根


古寺山には15時41分、遅めの時間になってきたのですが、あせる気持ちがまったくないのは夕暮れが遅い時間の季節だからでしょうか。
から大朝日岳を振り返ります。
山の草とか花とか虫とか-古寺山山頂

銀玉水から上部にはガスがたなびいておりました。
山の草とか花とか虫とか-ガスたなびく銀玉水上部

古寺山から下っていくと三沢清水という水場があります。
ここは5月に登った雪の斜面の、目印にしていた2本のダケカンバのあるところ付近です。
この水場はここ数日で小屋番さんが来て水が出るようにホースを三ノ沢からひいてきてくれました。梅雨の時期の後半の大雨などがあるとホールが流されたり詰まったりして、また水が出るように作業しないといけません。
山の草とか花とか虫とか-三沢清水
ところで、この水場は「三沢清水」と書いて、「さんざしみず」と読みます。
みさわしみずと読むと通じないことがあります。
あ、そういえば、ほかのところから来たお客さんで時折「大朝日岳」を「だいあさひだけ」と読む方がいるのですが、地元では「おおあさひだけ」と読むのでした。山の名前の読みかたってなにかで決まっているのかしらん?

下っていく登山道沿いのナナカマドの花からは甘い香り。
山の草とか花とか虫とか-ナナカマドの花

ハナヌキ峰への分岐へは16時33分に通過。
分岐からは、古寺鉱泉へ下るのと、日暮沢の小屋へ下るのとが分岐しています。
今回は、日暮沢へくだりますよ。で、下る前にちょっと登ります。
山の草とか花とか虫とか-ハナヌキ峰へ

ハナヌキ峰は、どこがピークなのだか判然としません。
道は楽しい道です。
尾根にはブナがならんでいます。
この写真の右のブナ、根元当たりがもこもこっとしております。
山の草とか花とか虫とか-尾根のブナ

こぶっぽい感じになっておりますね。
こういうのはほんと雰囲気のある木だなあと思ったりします。
こぶの中身はなんなのだろう?
山の草とか花とか虫とか-こぶこぶのブナ

だんだんと日暮れが近くなっていきます。
日暮沢に着く前に日が暮れてしまいそうですね。
山の草とか花とか虫とか-日暮れ近し

ここは下りが連続して飽きてきてしまいます。
下りが苦手なんですよ。同じルートなら登りも下りも同じくらいに時間がかかってしまいます。
山の草とか花とか虫とか-続くくだり

もう下りはいやだな、と思うころにようやく川が見えてきました。
山の草とか花とか虫とか-ようやく川が見えた

川の近くについたのは、もう17時52分。
ここからは川に沿った道を歩いてゴールになります。
さあて、山に行ったはなしはどこまで進みましたか?
ええと、そう、小屋についたところまででした。

小屋を発ったのは13時48分になりました。ちょっとね、ゆっくりしましたね。
小屋は再びガスに包まれました。
山の草とか花とか虫とか-ガスにつつまれる小屋

小屋の付近もいろいろな花が続きます。
山の草とか花とか虫とか-道沿いに

これは山に行かない方でも名を聞くことの多そうなチングルマ。
山の草とか花とか虫とか-チングルマ

真上から撮ってみました。周囲は白く、中心は黄色く。ほんとに可愛らしい花です。
山の草とか花とか虫とか-チングルマ正面から

広がるチングルマの群生。どう見ても草のようですが、チングルマは低木なのだそうです。
盛夏には綿毛のついた実をつけ、秋には真っ赤に紅葉し、雪で埋まっている季節以外にはどの季節にも目を楽しませてくれる花ですね。
山の草とか花とか虫とか-ガスの向こうにチングルマ群生

大朝日岳の中腹にはダケカンバが明るい色合いの新緑。幹の色合いとあいまって大変に美しい新緑です。
山の草とか花とか虫とか-新緑のダケカンバ

奥の院手前の肩の部分に着くころにはガスが左右に分かれて見事に青空を見せてくれました。
山の草とか花とか虫とか-青空

大朝日岳を振り返ると、おお!
山の草とか花とか虫とか-大朝日岳

奥の院に着くと、またガスがかかってしまいました。
着いたとき、下るときになむなむとおがもします。
山の草とか花とか虫とか-奥の院

道沿いには目を楽しませてくれる花が尽きることがありません。
ちいさな白いベルのような花を咲かせたのはツガザクラでした。
山の草とか花とか虫とか-ツガザクラ

さて、銀玉水へくだります。
ここは毎年多くの雪が残ります。下から登ってくるかたが幾人もおりました。
アイゼンは今回はつけずに、靴の底でスケートのようにして遊びながらくだっていたら、「ちょっと、ちょっと!ここから先は急だから危険ですよ!」と叱られてしまいました。申し訳ない。
山の草とか花とか虫とか-銀玉水上部の雪

雪のあるところの途中から小朝日岳がすっきり見事に見えました。
山の草とか花とか虫とか-小朝日岳

銀玉水を過ぎてから振り返ります。登っている方が小さく見えます。
この雪の下のはじっこをもう少し下り、左に銀玉水の水場があります。最近まで雪の下でしたが、小屋番さんが掘り出してくれたのでもう使うことができるようになりました。
山の草とか花とか虫とか-銀玉水上部の雪下から

もう少し進み、また振り返ると大朝日岳に西から雲が覆いかぶさるところでした。
山の草とか花とか虫とか-大朝日岳雲の中

ヒメサユリが開花したらしいと小屋番さんから聞いておりました。
おお!あったあった。
まだつぼみのものが多かったので、大朝日岳を背景に撮れるところを選べなくて残念でしたが開花しているところを撮れました。
山の草とか花とか虫とか-ヒメサユリ開花

小朝日岳の西、大朝日岳に向かって下ったところは熊越と呼ばれる部分なのですが、その周辺も毎年たくさんのヒメサユリが咲きます。この花を見るためにやってくる方も多くおります。
山の草とか花とか虫とか-熊越のヒメサユリ一輪

このあとは小朝日岳には登らずに(あ、今回は大朝日岳の山頂にも行っていませんでしたね)、まいていきました。

さて、昨日の記事のお休みは、実は一昨日の深夜に山岳会のメンバーの遭難の知らせが入り、捜索のために昨日の夜明けごろから、今日もおなじく午前中に捜索をしていました。
沢を登り、隣の尾根を下り、ヤブを漕いでまた隣の沢を登って下って。
ぼくの倍以上の年齢で経験が豊富なんてものではないくらいのかたなので帰ってこないなんてとても信じられない気持ちでした。一日目に見つからなかったので、もしかしたらという思いも浮かんできたほどです。結局、捜索中に自力でケガもなく戻ってきてくれたのでした。
見つかったとの無線が入ったときには、少し離れたところにいた先輩たちのパーティから「見つかったぞ~」と鳴き声のようなうなりのようなものが聞こえました。


Plant×50

チングルマ、ツガザクラ、ヒメサユリ・・・3種×50=150円


6月1日から累計3,750円

2012年5月:2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円