9月の上旬の様子です。
8月の中ごろから道端に咲き始めていたゲンノショウコです。
これは白さの強い株でしたが、たまに赤の強く出る株もありますね。
西に行くほど赤っぽいのが多くなると聞いております。
ゲンノショウコ

金魚のイメージのツリフネソウも道端にあちこち咲いております。
ツリフネソウ

田んぼは稲穂が垂れ、稲刈りが近くなって来ました。
久しぶりに田んぼの草刈りをしておりました。
8月の初め頃にイネの花が咲いてから、穂が垂れるまでの間は、うちでは田んぼの草刈りはしておりませんでした。イネ科の穂につくちいさなカメムシたちが、この時期に草刈りをすると稲のほうに移動して未熟な稲穂の汁を吸ってしまうからでした。イネの花が咲くまではカメムシが増えすぎないように草刈りをするわけで、単に草を刈りさえすればよいというのでもないようです。むつかしいものですね。
写真は親父さんが草刈りしている様子です。この人はとにかく、外が明るい時間にはなにかしら作業をしております。夏は草刈り、冬は除雪、春はきのこの植え付けや山の間伐、秋には・・・なんでしょう?もうすこしのんびりとしていてほしいのですけれどもね。
父 草刈り

山形のスポーツドリンクだそうです。白い炎のような絵が、山の字の形になっております。
山形のスポーツドリンク

ぼくも草刈りをしつつ、田んぼの中に生えた草の観察を。
これはとても細いイグサの仲間のようです。
イグサの仲間は、図鑑に記載してある特徴と照らし合わせるのがなかなかややこしいのですが、どうもマツバイというもののようです。
マツバイ

すごく細く、ちいさすぎてなかなか上手く撮れませんが、花も咲いておりました。
マツバイの花

稲の生えそろっている中をすこしかきわけると、時折、こんなふうな食べ跡が。
どなたが食べたのでしょう?
ほかにも、田んぼのふちには鳥たちが食べた後のような稲穂があったりします。
この日は、ヤマドリがご家族でいらっしゃっていたようで、一羽飛んだと思ったら、次に次に飛び立って、計7羽が田んぼの中におりました。(ほかに、カモやホオジロなども食べに来ているようです)
誰かがお米を食べた

先月に、なるべく丁寧にヒエを取ったつもりでしたが、残ってしまったヒエがあり、穂をつけはじめると目立つこと目立つこと。
田んぼ ヒエが・・・

あ、面白いのがおりました。昨年も見ていただいた記憶がありますが、トリノフンダマシというクモです。
昼の明るい時間帯には、こんなふうに葉の裏に隠れているのですね。
別な日にも同じ葉っぱにいましたので、なにかしら気に入るスポットの条件があるのでしょう。
トリノフンダマシ

近くにはトリノフンダマシの卵のふくろ。
トリノフンダマシ 卵

土手にはコシオガマのまだ咲かない茎。
コシオガマ

空には、秋めいてきた雲が。
夏のあのもくもく育つ輪郭のはっきりした雲の様子とは違ってきておりますね。
ゆるやかな雲

と、草や虫の様子ばかり載せていると、ぼくは作業もせずにのんびりしているようですが、草刈りもそれなりにがんばっておりました。
田んぼのくろ(畦)の様子。これで稲の杭も立てられますね。
草刈りの後

この日の稲穂です。
場所により、登熟の具合が違いますが、これくらいはもう刈り取り適期だそうです。(むしろすこし遅れ気味)
ひいじいさまの教えによると、天日乾燥の場合は穂に10粒ほど青いもみのあるくらいで刈ってよいとのこと。
コンバインで刈る場合は、青いのが無くなってから刈るそうです。
天日乾燥はイネの茎も一緒に乾燥させるので、刈ってからも茎の栄養が穂に移動して完熟するのだそうですよ。刈り遅れになると、お米の粒が白くなったり割れたりしやすくなります。コメそのものの粒の揃いは天日乾燥のほうが良いようです。
稲穂

この日は一日草刈りをして、次の作業の日には、杭立てをしました。
以東岳での保全作業を終え、明けて9月8日、2014年の中秋の名月の夜のことでした。
今年の星の教室の3回目はお月見でした。
星空教室看板

だんだんと参加者が集まりだしました。
星好きの奥様の娘さんと、ずいぶん小さなころから参加している子は一緒になにか黒板(白ですが)に描いておりますね。なんでしょうね。
なにか描いてる1

星好きの本屋さんの持ってきてくれたススキはちょうど花が咲いていました。
ススキの花

みんな集まるまでの時間に、みたらしのあんを作りました。
今回は分量をきっちりと。
なんとなく化学の実験のように・・・。
みたらし

ちょっと外に出て空の様子を確認。
雲がすこしありますが、なかなかの好天のようです。雲が色づいておりました。
月

建物の中に入ってくると、また何か描いております。なにか別のキャラクタのようですね。
またなにか描いてる

さて、19時になり、星の教室をスタートしました。
今回は晴天のこともあってか、30人近くでの開催となりました。
親子、ご夫婦、興味があってすこし遠くからいらした方などいろいろです。
だんごつくりも全員で。3テーブルにわかれて調理実習のようでした。
だんごつくり1

わいわいと手がたくさん。
だんごつくり2

適度の大きさにまるめましょう。
面白いのは、3つのテーブルごとに、大きめのだんご、ちいさめのだんご、そろっていたり、不ぞろいだったりします。
だんごつくり3

沸いたお湯にだんごを投入。
煮えたお湯がはねないように、なべのふちからそっと入れましょうね、ということでした。
だんごつくり4

だんごは火が通ると、だんだんと浮いてきますので、それをお玉ですくって水に入れます。
だんごつくり5

先生による三方への盛り付け。
数や方向とか、いろいろあるようなのですが、忘れてしまいました。
数については、いくつか方式があるようで、通常は年の月数と同じく12個、うるう年(旧暦)では13ヶ月ありますので、13個、というのがひとつ。十五夜なので15個、ということもあるようです。
だんごもりつけ

だんごができましたら、各自お皿に盛り付けして月の見える場所へ。
お供えもしました。万全です。(お供えしただんごは、後で参加者のうち子どもたちがおいしくいただきました)
お供え

ここから、星の教室っぽく、月にまつわる習俗やあれこれのおはなしをいただきました。
解説

月のおはなしの後は、月の観望会です。
空は晴れ渡り、絶好のお月見日和となりました。
望遠鏡と月

携帯電話やスマートフォンで撮りやすいようにレンズをセッティングして、各自持っているもので撮ってもらいました。
レンズをあてる角度をきちんと固定するのが難しいのですが、思った以上に綺麗に撮れるので、撮ったみなさんは得意そうでした。あとで参加していない方についつい見せたくなりますね。
望遠鏡 コリメート

月はたいへん明るいので、紙などにも投影できました。かなりはっきりと映っております。
紙に投影された月

星好きの奥様のおはなしでは、今回のようにだんごをお供えするというのは割合に新しい風習なのだそうです。
平安のころなどの昔には、ナスに穴を開けそこから月を眺めるというのがあったそうです。
月と茄子

穴に月。
茄子の穴に月を

な~んだかうまく表現できる画になりませんよねえ。なんてはなしをしていたら、人が手に持って眺めている様子を撮ったほうがわかりよいのでないか、ということになり、星好きのお嬢さんがモデルに。
茄子に月
どういったタイミングで、こういった月の眺め方をしたのかわかりませんが、とにかくこういったものだそうです。

翌日、9月9日の月。
20140909月
十五夜は旧暦の15日の夜のことでありますが、かならずしも満月(望)ということではないようです。星の教室を開催した2014年9月8日は満月でなく、翌日の9日が満月でした。(満月(望)は9日の午前11時ごろであったようです)

今年の星の教室は3回中晴れが2回。なかなかの好成績ですね。
なお次回は10月8日、皆既月食の夜の開催です。
今回の皆既月食は、なんと言っても本影食の経過が、18:14から部分食のはじまり、皆既食は19:24~20:24、部分食の終わりが21:34、とちょうどよい時間帯となっておるのでした。
ここ数年、雲がかかるなどして月食を満足に見れておりませんでしたので、たいへん楽しみにしております。皆既中の赤い月、撮りたいなあ、と思っております。
いつの間にか朝日連峰合同保全の話題も#7となりました。
カルピスは薄まっていくと、ほのかに風味はあるのに甘くない・・・という具合になりますのでね。

さて、各班の振り返りの様子です。
今回の作業箇所のそれぞれで感じたのは、特に風衝地では、登山者の通行による影響と、もともとの風衝での裸地との違いが結構微妙なところがあるなあということでした。
風衝地にある、段々の畑になったような地形などは、構造土だとか周氷河地形と言われたりするそうで(地質には疎くてよくわかりません)、それらは山の営みが作り出した自然の造形であったりします。

さておき、初の班長でしたから、ぼくも作業箇所の説明をしたりしまして・・・緊張しました。
正直、仕事中のあれこれより緊張しましたね。
振り返り

振り返りも終わり、下山を開始したのは11:30のことでした。
池へ

山荘に着いたのは13:08。
山荘においていた宿泊の道具などを荷造りしました。
帰りは荷物は減って・・・いない!?なんでだろう?
荷物

寄せ書き(もう一枚ありました)を募っていたスーパー助っ人のKさん。下山後にも書いてもらっていてもっと集まったようでした。
寄せ書き

タキタロウ山荘を出発したのは13:35分のことでした。
前を行くうちの山岳会の副会長(副会長は2名おります)。
いつものとおり、白いゴム長です。
このゴム長、今年のヒメサユリを見に行った登山の折に、傷んでやぶけてしまったはずなのですが、まるっきりおんなじ品物でおニューにしたようでした。
この白いゴム長を見ると、「それって登山用のスペシャルな長靴なのでしょうか?」と聞く方があったりして面白いのです。
副会長の足元

帰りも水場の恩恵にあずかりました。
水場

とても小さなミヤマタニタデの花。
ミヤマタニタデ

七ッ滝沢のつり橋の向こうの山肌の荒々しいこと。
七ッ滝沢のつり橋の向こうの山肌

オオイタドリ(どんげ)の茎には、どんげ虫の出入りした穴がありました。
この茎の中には、ガの幼虫が住まいすることがあり、魚釣りに抜群に効くのです。
出た穴もあったので、これは中は空っぽかもしれません。
どんげ虫の穴
ここでしばらく休憩していたら、みんなですっかり和みモードになってしまい、うっかり大休憩に。

もうひとつのつり橋を通過。
もうひとつのつり橋

ここからがやけに長く感じられました。
滝のある沢を横切り、
滝

水の無いガラガラした岩の沢を渡り。
水の無い沢

周りが薄暗くなったころにようやく出発した泡滝のダムの設備が見えました。
ダムが見えた

ちゅーしゃーじょー。
やっと着いた。16:13の到着でありました。
下山

今回は、標高差もそんなでないかなあと慣らしを兼ねてデビューしていた登山靴は、なんだか一気に年季が入った感じがしました。帰ってから洗ってブラシをかけ、専用のスプレーなどしたら綺麗になりましたけれどもね。
くつ

帰り道は、夕暮れせまる空に丸い月が浮かんでおりました。
夕暮れ

以上で2014の朝日連峰合同保全作業のおはなしはおしまいです。