ここ数日に、幾日か晴れ間があり、周りの山々は真っ白になっているのが見えました。

村山葉山は、まだそれほどでもありません。
山の草とか花とか虫とか-村山葉山

月山は真っ白。
山の草とか花とか虫とか-月山

朝日連峰も真っ白。
山の草とか花とか虫とか-朝日連峰

中央の高いのが大朝日岳。
右下の台形の山頂の山は小朝日岳。
小朝日岳の山頂、ちょっと左に大朝日小屋が見えています。
山の草とか花とか虫とか-大朝日岳 雪

障子ヶ岳は、今年はいけなかったなあ。
山の草とか花とか虫とか-障子ヶ岳

これは二ッ石のあたりの峰々だったでしょうか?
自分で撮ったのにわからなくなってしまいました。もう雪庇ができ初めていました。
山の草とか花とか虫とか-雪の峰々

写真は撮っていませんでしたが、同じ山形県内でも、奥羽山脈のほうは雪で真っ白な風景にはなっていません。
うえの写真の村山葉山を見てみても、ずいぶん雪が少なく見えますね。
障子ヶ岳と村山葉山はほぼおなじ高さです。
二ッ石のあたりはもっと標高は低いです。
朝日連峰や月山は、海から来た雪雲が直接あたるのに対して、村山葉山は月山の影に入り、奥羽山脈は、飯豊朝日で雪を下ろしたあとの風が通るためにあまり雪は多くありません。
雪の量は標高だけで決まるのでないのですね。今の時期のこんな景色を見ると、そのように思います。

ふもとのわがやのあたりでは、まだ積もりはしないものの、雪はあたりまえに舞うようになってきました。
山の草とか花とか虫とか-雪舞う

雪をかぶったヒメオドリコソウの若い葉。
植物にとっては、寒い時期は辛かろうと思うものの、ちいさな草でかなりの種類が、実は夏の暑さのほうが苦手だったりもします。
これらのちいさな草たちは、秋に芽を出し、冬を越して来春の早くに花咲くのですね。
山の草とか花とか虫とか-ヒメオドリコソウと雪

初夏のあたりだったでしょうか。
注文していたスキーのブーツが入荷したのでお店にとりに行きました。
スカルパのT4というテレマーク用のスキーブーツです。
テレマークは、かかとを上げて滑るので、つま先の親指のつけねあたりは蛇腹のようになっていて曲がるのです。
テレマークのブーツは、ぼくは昨年はスニーカーのような柔らかいのを使っていたのですが、プラブーツは良いよ~というので、買ってしまいました。
でも、あまりにがっつり丈夫なプラブーツだと、せっかくテレマークスキーなのに、アルペンスキーと変わんなくなってしまいそうだったので、プラブーツのなかでは一番軽く柔らかいのにしました。
山の草とか花とか虫とか-スキー靴

雪が降り始めて、これからの長い冬を思いげんなりしている方も多くなってきたのですが、ぼくは早く雪がたくさん降んないかなあ~、と嘯くようで、雪が降るとなにしろ景色は綺麗だし、スキーは出来るし、雪かきで運動できて退屈することがありません。
雪ね、降らないかな。
ひとりでスキーで山歩きするには、あんまり高いところに行くと怖ろしいので、里のミズナラやコナラの林にもっさり積もるのを待っているのです。
だんだんと天候がよろしくなくなってきました。
最上川にはカルガモが浮いていました。
山の草とか花とか虫とか-カルガモ

白黒ツートーンで寝癖のついたような頭の鳥はキンクロハジロのように見えました。
山の草とか花とか虫とか-キンクロハジロ

川岸を行くと、ちいさな川があり、そのちいさな川はすっかり護岸されて、まるで大きな側溝のようなほどで、最上川に注ぐあたりにはなんだか泡が立ち、うわあ、水質がよろしくないのだろうか?と思ったものの、泡の下にはちいさな魚が群れていて安心しました。
山の草とか花とか虫とか-ちいさな川の出口

最上橋は、現在はふたつあります。
手前に見えているのが旧最上橋と呼ばれるほうです。
山の草とか花とか虫とか-最上橋

うえの写真の橋の手前の川岸は、ここが一度たいへんに工事をされたことがあって、それまであったヤナギやいろいろの茂みは、砕石の土手になってしまいました。
それから数年、川が増水するたびに砕石の間に砂がたまり、いろんな草が生えてきました。
セイタカアワダチソウは、もうひっそりと可愛らしく咲くだけです。
ほら、あんなに群生すると思われるセイタカアワダチソウも、いろんな草と一緒だと、こんなふうに、かつて切花用に輸入されたのもなるほどと思うような姿になります。
山の草とか花とか虫とか-セイタカアワダチソウ

このところ、木も少しずつ生えてきました。
これはネコヤナギのように見えました。
川岸には、ちいさな木がオーバーハングするように木陰を作り、葉は川に落ちて川の虫が葉を食み、魚が育ちます。水が綺麗なだけでは、魚は生きられないのだと思います。
山の草とか花とか虫とか-ネコヤナギかな

そうなんです。こないだようやくこれがオギだ!と気がつくことができたオギ。
ぼくの普段の行動範囲内にもあったんです。
一度、なるほどと思うまでは、身近にあっても気がつきません。
だんだん雪まじりになってきて、オギの穂が揺れていました。
山の草とか花とか虫とか-オギの穂

旧最上橋を橋の足元から眺めました。
コンクリではありますが、コンクリにしてはたいへんに古いものです。
山の草とか花とか虫とか-最上橋下から

橋の下。雨の当たらないようなところに難除地蔵尊と書かれた祠がありました。
山の草とか花とか虫とか-祠

このころに、ちょっと雪がまとまって降ってきて橋のしたで雨宿り?雪宿りしていました。
すると、もうちょっと上流のあたりにトビとカラスがたくさん飛んでいます。
白い粒々は、あられの細かいような雪でした。
山の草とか花とか虫とか-トビ

トビもカラスも時折水面近くに降りてきてなにかしています。
あ、なにかくわえている!
と思ったら、上流側で餌付けしながら写真を撮っているかたがいました。
山の草とか花とか虫とか-カラス

そうかあ、餌付けかあ。なんとなく興ざめな感じがしてしまいます。

ちゅんちゅん、とスズメもいました。
小鳥は、後頭部やおしりや胸元の毛の細かいところが愛らしいです。
山の草とか花とか虫とか-スズメ

そろそろ歩き出したところに戻ります。
あ!景色を撮るつもりだったのに、ふと気がつくと草や鳥を撮っていました。
歩き出したところの近くには、稲荷様と大きなケヤキがあります。
ケヤキは葉が落ちて樹形がはっきり見えています。
幹が一本あり、そこから上に行くほどこまかく分岐していく特長ある樹形ですね。
山の草とか花とか虫とか-稲荷様とケヤキ

稲荷様の南には、支流との合流点があり、そこから上流を眺められます。
最上川は、ここの上流、下流ともにおおきな堤防があったりしますが、ここの近くにはあまりありません。
山の草とか花とか虫とか-最上川、月布川合流点から
これくらいの大きさの川で、自然のままの川岸の多いところは珍しいかもしれません。
これまで数回、ここから数キロ下流までいかだを浮かべて下ったことがあるのですが、その際には水面からは人工物が時折かかる橋くらいしか見えずに、ほんとうに森の中を行く川という具合の風景に見えたものでした。
さて、もう数日前のことになりました。
街のほうへうろうろ散歩に行きました。
というのは、新聞の記事によるとここが重要文化的景観というものの選定の答申があったのだそうです。(新聞記事によると「最上川の流通・往来及び左沢町場の景観」と書いてあります)
重要文化的景観というと、あれでしょうか。近江八幡をはじめとした琵琶湖周辺の水辺空間や四万十川、佐渡や金沢、飛鳥、唐津、天草とそうそうたる有名な場所が選定を受けていると聞きます。

新聞に載って数日、もしかして街を歩く方も増えた?と思い、日曜の様子を見に行きました。
ぼくはここは毎日のように見ている景色なので、文化的景観というのが果たしてここにあてはまるのかどうなのかしっくりきません。

これは昔、糀やさんだったところ。
山の草とか花とか虫とか-町屋

こちらは造り酒屋さんだったそうです。お蔵に土の塀が残っています。
山の草とか花とか虫とか-造り酒屋

新しく出来た道や電線などもあります。
ここの交差点は、夏に花火を眺めました。
山の草とか花とか虫とか-交差点から

赤い古びたポスト。
ぼくは、街の風景としてはこういうのが好きなのだけれど。これも選定されたのかしらん?
山の草とか花とか虫とか-ポスト

ここは最上橋という最上川にかかる古いコンクリ造りの橋のところ。
かつては、通行の多いところだったのですが、新しい橋が出来て静かになりました。
山の草とか花とか虫とか-最上橋のところ

趣を感じる軒先とカキの実。
ここの軒先のおうちは、今はアトリエとして使われているところ。
山の草とか花とか虫とか-カキ

今回の選定は、最上川の流通往来とタイトルにあります。
この最上橋付近は、かつて舟運華やかなころに米沢藩の蔵などや、番所などがあり川港だったそうです。
そして、ここの左沢というところは、交通の要衝として栄えたのですね。
そのころには珍しい歓楽街などがあり、遠くの町から山越えて、お札を握り締めて峠を越え、お客様がいらっしゃったそうです。
山の草とか花とか虫とか-番所跡

塩屋さんだったのでしょうか?こういう昭和初期くらいをしのばせる家屋がまだ残っています。
山の草とか花とか虫とか-塩屋さん

あと、交通というとこれも?
JRのどこにもつながっていない路線はずいぶん減ってしまいましたが、ここにはまだあります。
ぼくはやまあいの集落に育ったために、あまり実感がないのですが、かなり遠くまで列車の音は聞こえて、この街に住む方は、郷愁を覚えるのだそうです。音、それもまた景色のうちかもしれません。
山の草とか花とか虫とか-左沢線

最上川舟歌(よーいさののまがーしょ、えーんやこらまがせ)の発祥の地の石碑があります。
山の草とか花とか虫とか-最上川舟歌発祥の地

市街地部はちいさな範囲なのですが、あれこれ回るには結構時間がかかりますね。
最上川と先ほど通った最上橋が見えます。
ここの周辺を会場にした花火大会は、今年で90周年だったそうで、それも川港の繁栄の名残を伝えるようです。
山の草とか花とか虫とか-旧最上橋

昨日は、山あいの集落の茅葺屋根がどのように残っていくんだろうともやもや考えたのですが、こちらも同様に、今は川港はありません。
文化的景観というのは、あまり耳なじみのない言葉で、なんのことやら?という具合です。
ネットで調べてみると、文化財保護法というものに

「地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された景観地で我が国民の生活又は生業の理解のため欠くことのできないもの」

とのことです。
景色が文化財というあたりが、よく理解できず、でも興味深いようならこれは歩いてみるしかありません。
さあて、このあと、最上川の近くを歩いてみました。