さてさて、昨日の記事の展示の場所の近くに、山形デザインハウスというのが出張中でした。
普段は、七日町という旧県庁と山形駅前の通りにあるのですが、この日は、ここに出張中のようでした。

こちらのものは、買うことができます。
ねこのはこふたたび。
山の草とか花とか虫とか-ねこのはこふたたび
こちらには、にゃん、わん、けろけろ、・・・うさぎはなんと鳴くんでしょう?がいました。
ねこのはこは、600円也、でした。ずいぶんお安い。

いろんなものが置いてあります。
これは木の皿なのですが、いろんな木材を組み合わせてあるようです。
らくらんす、りんご、さくらんぼの材を使っているんですね。果樹の伐ったものでしょうから、それほど太いものはなさそうですが、こんなふうに組むと使えるんですね。
りんごの木は赤みがあって丈夫そう、ラフランスの材は初めて見たかもしれませんが、木目が目立たない緻密な感じを受けました。
山の草とか花とか虫とか-木の皿 あわせたもの

山の草とか花とか虫とか-木の皿 いろんな木

こちらの木の皿は、木を横に使っていました。
樹皮も残ったままで、これは面白い材の使い方だと思いました。
山の草とか花とか虫とか-木の皿

もとの木の方向が見えますね。
木はキハダと書いてありました。樹齢は20年ちかく経ってるみたい。
山の草とか花とか虫とか-木の皿横から

ええと、これは最初に記事を書いた際に、説明が抜けてしまったのですが、フェルトのバッグです。ぬい合わせてあるんでなくて、こういう形にフェルト化したのですね。
山の草とか花とか虫とか-フェルトのバッグ

木のおわん。
この材は見覚えがあります。柿の木ですね。
柿の実の断面に、これとおんなじように黒い斑点が出ますが、実だけでなく木材のほうにも出るんですね。
山の草とか花とか虫とか-木のおわん

こちらはイチョウのなべしき?
これは同級生のやっている工房のものでした。
ほんとうは、しっかりしたシブイ家具を作っているんですが、お店用の小物も作ったんですね。
イチョウの材は、ほんのりギンナンのにおいがあります。
山の草とか花とか虫とか-イチョウのまないた

あ、こちらは別な同級生の関係の工場で作ったなべしきのようです。
ほんとうは、絨毯工場なんですが、こういうのもおんなじ技で作ってみたのでしょう。
山の草とか花とか虫とか-じゅうたんのなべしき

こちらは、陶器のようにちいさなおうちを作ったもののようです。
ずらっとならぶと、街並みのように見えますね。
山の草とか花とか虫とか-陶器の町

このほかにも、もちろんたくさんいろんなのがありました。
出入り口には照明。
山の草とか花とか虫とか-照明 横から

これは上から見るとおもしろいんです。
ほらほら、なんでしょうね。万華鏡のような雰囲気?
山の草とか花とか虫とか-照明

四角くてもっとこまかな細工のものもあり、うわあ~。
目が幻惑されてしまいそうです。(いえ、こういう楽しみ方をするものではないんですが)
山の草とか花とか虫とか-別な照明

夏に月山に一緒に行ったリチャード氏は、この展示の関係者で、この日に当番をしていました。いろんなところで関係しているらしくひっぱりだされたのかしらん。
営業に行くと、ぷれぜん。をするのにiPadを使うのだそうです。
カタログとかいろいろ入れてあり、その場でぷれぜん。をできるんだそうですよ。
びずねすまんだねや~、という感じです。
山の草とか花とか虫とか-ぷれぜん

昼食はいっしょにそばを食べました。おいしゅうございました。
山の草とか花とか虫とか-そば

さて、大きな街(山形市ね)に来たので、気になっていたところに立ち寄って帰宅します。

明日は、元木の石鳥居を訪れます。
こないだの日曜のこと。
やまがた藝術学舎というところで、「山形エクセレントデザイン2011」の受賞作品などの展示があり、見に行ってきました。

この山形藝術学舎は、かつての県知事さんの公舎・公館として使われていたところですが、今は払い下げになり、近くの大学で運営する芸術関係のスペースになったそうです。
山の草とか花とか虫とか-やまがた藝術学舎

昔、学生のころにこの近くに住まいしていたことがあり、この前もなんども通っていたのですが、まさか入れるようになるとは思いもしませんでした。
展示の前に、こちらの建物が興味深かったです。
山の草とか花とか虫とか-やまがた藝術学舎 近くから

思いがけず内装は、シンプルなギャラリのようなつくりになっていました。
受賞作品と、県内のデザインワークなどが展示されていました。
山の草とか花とか虫とか-館内

こちらは、県内のデザイン関係の事務所のお仕事のようです。
食品のパッケージですね。
食事は、イメージで食べるものでもあり、お料理に器が大事なように、パッケージも印象の大きな部分だなあと思います。いなごふりかけ、食べてみたくなります。
山の草とか花とか虫とか-パッケージ

こちらは別な事務所のもののようです。
右下のてぬぐいは、庄内特産のだだちゃまめがパターンにあしらってあります。
まんなかのうさぎのようなのは、口元にだだちゃまめのちびっこいきゃらくたがついていました。
山の草とか花とか虫とか-てぬぐいなど
うえのふたつの写真は、グラフィック関係の紹介で、受賞作品ではないようでした。

さてさて、ここからはプロダクトデザイン関連のようです。
刺し子用のミシンが展示されていました。
刺し子ミシンは2009年の受賞で、今回は、展示とあわせたワークショップのため展示してあるようです。
ミシン自体をデザインしたのでなく、刺し子を作れますというのをデザインしたのですね。
山の草とか花とか虫とか-刺し子ミシン

さて、ここからは受賞作品。
全部でなく、気になったものだけ載せてみましょう。
まずは、木工のおもちゃ。
さおの先に、ビーズのようなのがついており、さかなは薄い木の板をはりあわせる成型合板でつくられていました。
山の草とか花とか虫とか-木工のおもちゃ

にゃ~ん
山の草とか花とか虫とか-にゃ~
ええと、これはイスですね。ダンボール家具にねこの顔です。

地場産業の技術を新しいかたちにしたようなコーナーの受賞作品。
山の草とか花とか虫とか-地場産品

これはこめびつのようです。
桐の木で作ってあります。
うちにも、木製品の米を入れる箱などがありますが、何年前から使われているのかわからないほどです。100年くらいは経っているかもしれません。
桐の木はたいへんに長持ちで、このこめびつもきっと何十年どころでなく持つことでしょう。
桐材の保存性のよさはどなたでももうご存知だと思います。
軽く加工に優れ、加工後も狂いが少なく、保湿、防湿、密閉が良いので防虫、保温。
値段を聞いたら10,000円ほどと高価でしたけれど、耐用年数と保管時の米の美味しさを保つ性能を考えたら決して高くないのかもしれません。
プラスティックは、思ったよりも長持ちしないし、湿気を調整もしないので、あまり米の保管には向かない気がします。
山の草とか花とか虫とか-こめびつ

こちらは、鋳物のケトル。
もち手のところは成型合板になっていました。
山形は実は鋳物工場もいくつもあるのです。日本一の芋煮の大なべも鉄加工の技術でもってこしらえたのです。
自動車のピストン加工だとか、そういう鋳造工場も多くあります。地場産品を工夫して使ってみたくなるようなものに、という感じがしました。
山の草とか花とか虫とか-鋳鉄のやかん

ところで、建物は外から見たらふるい茅葺屋根のような形状の屋根でしたが、中から見たらRC造になっていました。
山の草とか花とか虫とか-建物

藝術学舎となっていましたが、今回はデザインの展示でした。
学生のころに、友人たちと、「アートとデザインはどう違うのか」というのは、よく話題にして話をしていました。
どちらも絵を描くのでしょう?と思われがちなのですが、そういう似たようだけれど違うものは、どういうことなんだろう?と一度は分解するように考えてみるとよいのだと思います。

アートの場合には、表現そのものを目的とし、美しさなどを突き詰めるようなものであろうかと思います。
デザインの場合には、なにかしらの役に立つために、美しさやそういうのを用いるということになるでしょうか。
ぼくの当時の先生の言うことには、「ロッキーチャックくんねえ、デザインとはつまり『御利益』が必要なんだよ」ということでありました。

絵画作品も、ポスターのデザインもおなじく平面になにか描いたものではあっても、例えば、コンサートのポスターの場合には、こういう場所に行って、こんな気分になる、というのが見た目で感じられ、そこに行かなくっちゃ!というようになるのを目的としているわけです。
イスの場合には、座りたくなるように、クルマのステアリングなら、はじめてみても、どこを握るのだかわかるようにデザインしてあるわけですね。

別なことでたとえるなら、科学と工学の関係に似ているかもしれません。
科学の場合には、そこでなにがどうなってどういうことが起きているのでしょう?というのであり、工学の場合には、そこでなにがどうなってこういうふうになるのをこんなふうに使いましょう、ということになりますでしょうか?
科学のほうから見ると、工学は、「工学なんてなんだか俗っぽいことをやっている」というように見え、工学のほうからは「理屈ばかりで役にたたねえじゃねえか」というようなことがあるそうです。

これらは、どちらが正しいとかエライとかいうのでなくて、それぞれの成果をそれぞれに浴していけばよいのですね。

アートとデザイン、科学と工学と、あ、あと科学技術なんて単語もありました。
ええい、面倒だから一緒でいいじゃないかというので別にかまわないんですが、いろいろな草のあるのを雑草とひとくくりにしてしまうと、そこからなんにも面白くなくなってしまうのとおんなじです。せっかく言葉として分節してあるのだから、それぞれに一度くらいはいろいろ考えてみて、まあ、そんなもんだねえとしておけばよいのだと思います。

ぼくは過去に、いろんなものを作るのを学んでいたのですが、いろんなことを書いてみたところで、致命的に美的センスが足りなかったためにものづくりの分野には進まれませんでした。

明日は、デザインハウスというのを紹介します。
昨夜は、遅い時間になるほどに風が強まり、ぼくの寝室の薄い壁には、雨とは違った音がするものが風と一緒に吹き付けていました。

朝にはすこし積もっていたものの雪は降っていなかったのですが、午前中には、しっかり雪が降り始めました。
これの前に、いくらか書きたいことがあったのですが、せっかく降った雪。そちらを早く載せてみたい気持ちになりました。

川には、変わらずマガモが浮かんでいました。
山の草とか花とか虫とか-マガモ

ふわ~。
これは、これは、もう冬ですね!
そうなんですね。次の季節がやってきました。
山の草とか花とか虫とか-雪舞う

雪を纏ったタケの葉に止まったヒヨドリも、そうだね。というように雪を眺めています。
山の草とか花とか虫とか-ヒヨドリと雪

川の向こう岸の果樹園のほうから、小鳥に群れがやってきて、ヤナギの枝にとまったり、飛び立ったりしています。
山の草とか花とか虫とか-小鳥の群れ

スズメとは違うような気がしているのですが、なんだかわかりません。
山の草とか花とか虫とか-小鳥

「最上川 逆白波の たつまでに ふぶくゆふべと なりにけるかも」斎藤 茂吉 
山の草とか花とか虫とか-雪の最上川
いや、まだそれほどでもないのかな。
写真からもわかるとおり、冬=乾燥してからから。というのは、日本海側の雪の地にでは、あまり感じません。気温は低いけれど、湿度は高い。そんな冬です。(肌は乾燥するのに、洗濯物はぜんぜん乾かず、外に干すと凍ります)

未だ赤く残るモミジの葉も、雪と一緒の風にどんどんと散っていきます。
ちょっとだけ、まだ残っておりますね。
二十四節気では小雪。七十二候では、小雪の次候、朔風払葉(きたかぜ このはを はらう)が、今年は11月27日の今日になっているようです。
山の草とか花とか虫とか-モミジの残り

収穫されなかった渋柿も、雪をかむって、しわっとなるころにはとろんと甘くなりそうです。
山の草とか花とか虫とか-カキと雪

夜、帰り道。
うちの近くは、道路まですっかり白くなっていました。
山の草とか花とか虫とか-帰り道

今夜は、月が明るく。
来ましたね。月光、雪の夜。
冬は、昼は暗いんですが、夜は明るいんですね。
山の草とか花とか虫とか-月光 雪の夜

昨日までは、まだ晩秋と思っていたのに、とある日に、次の季節がいきなりやって来たんだと知るんですね。
山の草とか花とか虫とか-小さな雪原、ちいさなスギ

見上げるスギの木立。
まだスキーには早いかな。
山の草とか花とか虫とか-スギ林

ちいさなつららも出来ていました。
山の草とか花とか虫とか-つらら

今日の雪は、まだ根雪になるには少なくて、これから晴れ間のある日には雪も消えると思うのですが、いよいよ冬がやってきた、その実感がありました。